先日、私が好きでよく拝見させていただいている、Youtubeの『Fラン大学就職チャンネル』にとても面白い動画がアップされました。
内容は、童話『アリとキリギリス』を題材にした動画で、序盤は童話の内容通り、毎日あくせく働くアリと、遊んで暮らしているように見えるキリギリスの掛け合いから始まります。
詳しくは動画を観ていただければと思いますが、今の時代、アリのように上司に管理されて安月給で働き続けることが果たして正解なのか・・・?ということを考えさせてくれる動画に仕上がっています。
私自身、アリとキリギリスの物語には違和感を感じており、一生懸命働きアリのように働くことだけが幸せなのか?ということを考えていました。
特に最近では、Youtubeなどのプラットフォームが整ってきたことで、キリギリスのように遊びに見える行為をコンテンツ化することで動画再生回数を稼ぎ、広告収入を得るという手法もありますよね。
もしくは、キリギリスが1日何時間もバイオリンを練習していたとしたらどうでしょうか。先日、楽譜も読めない50代の漁師の方が7年間休まずにピアノの練習を続けたことで、めちゃくちゃ難易度の高い『ラ・カンパネラ』が弾けるようになったことが話題となりました。

一芸に特化することで、幾つになってもその道の達人となることは可能です。こう言った達人クラスの方々に支払われる報酬は、おおよそただの働きアリでは想像もつかないような金額になります。
今の世の中、アリのように上司に管理されて働き続けるだけではどん詰まりするのは明白で、キリギリスのように働けるならそれがベストと言えるでしょう。
一方で、労働をバカにしておきながらも、会社に依存していただけのキリギリスには、会社をクビになった後、何も残らないという辛い現実が待っていた訳です。
当然ですが、遊んでいるかのように見えてお金を稼ぐ人たちが本当に遊んでいる訳ではないのです。Youtuberなんてめちゃくちゃ大変な労働です。以前、HIKAKIN氏にの1日に密着するドキュメンタリー映像を観たことがありますが、彼は1日の大半を動画作成と編集に費やしており、ブラック企業なんて目じゃないほどの労働っぷりでした。
また、例えば人気の若手芸人なんかは、1ヶ月間休みなく働いているとか、年末年始が一番忙しいとかよく聞くようなエピソードですよね。Youtuberや芸人というのは、スーパースターのように見えても『金持ち父さん貧乏父さん』でいうところの『専門家』ですから、見えないところで働きアリ以上の頑張りを見せているものなのです。(先日記事にした、あっちゃんの『金持ち父さん』の解説動画をやっと昨日視聴し終えたので、ちょっと金持ち父さんの内容が入ってきます)

金持ち父さんから言わせれば、どちらもラットレースではあるのですが、働きアリとして働いている限りは『従業員』として最低限の給与しか支払われませんが、キリギリスのように『専門家』になれば高い報酬を受けることができ、早い段階で『投資家』へシフトチェンジしやすくなるのです。
もちろん、専門家として稼ぐのはとても厳しく、上位に属する人々以外はほとんど利益が出ていないとも言われますので、それこそ専門的なオリジナリティや人とは違う何かが必要にはなりますけどね。
ですが、専門家(自営業)として活動していれば、その道の延長線上に『ビジネスオーナー』という道がありますし、下の図でいうところの右側に属する『お金持ち』になりやすいのである。

また、今の時代は終身雇用が崩壊しており、アリとして働き続けることが困難とも言える時代です。そんな時代に、働きアリ(従業員)だけで生活していることがどれほどリスクが高いことかというのをお分かりいただけるでしょうか?
投資するのはリスクがあるから怖いと言いますが、従業員としての給与以外に収入の柱を持たないことの方がよほどリスクが高いと言えます。
これからは、従業員だけではマトモな生活ができなくなる時代が確実に来ます。大手銀行に勤めたら一番稼ぎづらいという世の中になるかもしれません。

だからこそ、あなたが得意な分野で専門家として副業をし、それを大きくしてビジネスオーナーになったり、副業からの収入を元に投資家になることを強くオススメします。
今の時代、『真面目に一生懸命』だけでは報われることはなく、どんな方向に努力するか?というのが重要になってきます。キリギリスのように努力の方向性をきちんと見極め、報酬を最大化する一方で、アリのように貯めたお金を株などの投資に回していくことが必要です。
現代を生きる我々に求められているのは、キリギリスのように働き、アリのように蓄えるハイブリッドな生き方なのかもしれません。