【悲報】「いきなりステーキはお得です」。いきなり!ステーキ、3度目の張り紙を更新。

投資の考え方
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味はイマイチだが、記事のネタとしては美味しい『いきなり!ステーキ』で先週末、再び新たな張り紙が更新されていました。

「当店原価率は50%以上」「未開の地への展開を熱望してます」いきなりステーキ社長のメッセージが更新されネットで話題に | ガジェット通信 GetNews
「当店原価率は50%以上」「未開の地への展開を熱望してます」いきなりステーキ社長のメッセージが更新されネットで話題に

昨年12月に初めて張り紙を貼ってネット上で大炎上をして以来、1ヶ月単位で張り紙を更新している模様。どこまで更新し続けてくれるのか、もはや楽しみでもあります。

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先に少し、記事の本質からずれますが、社長の直筆だと、『いきなりステーキ』なんですよね。間にある『!(エクスクラメーションマーク)』は付けないんだなぁと感じていました。ご自身でつけた店名だろうに、そう言う細かいところに気を配れないあたり、性格が出てるなと感じてしまいました。

さて、記事の内容はここからです。今回の張り紙は『いきなりステーキはお得です』と早速煽りから入っていくスタイル。期待が持てそうですね! 読みやすいように全文起こしてみましょうか。

一瀬(社長)より皆様へ

いきなりステーキはお得です

・いきなりステーキは高級牛肉量り売りが原点です

・ステーキを低価格、薄利多売、安くて美味しいを実現しました

・行列ができる新業態として全国へステーキを気軽にの食文化発信

・同業店様が当店の売り方の創造を大いに参考にしていただき光栄です

・新興のステーキ店が続々と開店した事でステーキが益々気軽に食べられます

当店では圧倒的に原価をかけてます

薄利多売によりお客様が大勢来店される事で成り立つようになってます

当店原価率は50%以上、他店では30%~40%であろうと推察します

当店で厚切りステーキ文化の定着に貢献できた理由は高原価を覚悟したからであろうと思っています

・ウルグアイステーキフェアー 200g 1200円です

・全国をエリア別に、多種多様なフェアー企画をローテーションで実施。新鮮なアピールを積極的に進めます

・いきなりステーキの復活を果し、未開の地への展開を熱望してます 健康増進 老若男女の皆様にも愛される店にします

今回も突っ込みどころがたくさんありますね。今回の主な言い分は『他の外食産業よりお得』と言うことを言いたいのだと思います。『いきなりステーキはお得です』なんて言う煽りの一文から始まっているのですからそう言う認識で間違いないでしょう。

ですが、書いてあることはめちゃくちゃです。全体的に、一言で言えば、『知らんがな』で済む内容なのですが、それではブログ記事になりませんので一つずつ拾っていきましょう。

薄利多売によりお客様が大勢来店される事で成り立つようになってます

まず突っ込みどころはここですよね。まるで、いきなり!ステーキのみが薄利多売で頑張ってますみたいな的を得ない一文です。

日本の外食産業は基本的に『薄利多売』です。デフレが30年も続いた国ですから、たった10円の値上げで命取りになる程客足が遠のくこともよくある話です。じゃあ、日本の外食産業では儲けているところなんてないんじゃないかと言われるとそうでもない。

吉野家HD(9861)なんて、デフレの象徴とも言える企業で、一時期は苦戦しましたが、ファミリー層や女性向けのメニューを拡充することで、第3四半期決算の時点で、累計営業損益は28.9億円の黒字となり、前年同期5.6億円の赤字から大幅に収益は改善していることが窺えます。

それでも営業利益率はわずか1.8%ですから、薄利多売で成り立っている商売であることは十分すぎるほどに伝わってきます。

つまり、『薄利多売でやってます』は言い訳でもなんでもないですし、外食産業のほぼ全てに当てはまります。さらに言えば、それとお客さんが来るか来ないかについては何の関係もなく、『何が言いたいの?』としか思えない一文です。さらにこの後にはこう続きます。

当店原価率は50%以上、他店では30%~40%であろうと推察します

はい。知らんがな。と言う話ですが、おそらく原価率が高い=お得感があると言う話をしたいのだろうと推測します。ですがこれも顧客満足度からすれば関係のない話ですよね。そもそもなぜ原価率が高いのでしょうか?それについては一切触れていません。

原価率を上げる『こだわりの』理由があったのならむしろそこをアピールすべきではないだろうか?と私なら思います。例えば、

○○牛のこのこだわりの部位は、ジューシーさもありながら脂がしつこくなく、最後までさっぱりとご賞味いただくことができます。

さらにそのこだわりの部位の『素材の旨味』を味わってもらうために、当店ではこのステーキの旨味を最大限引き出すためのソースの開発にもこだわり、常に最高の状態でお客様にご提供できるよう心がけております。

みたいな書き方の方が、結果的にこだわった素材なんだなと言うことが伝わり、原価率云々の話をするよりよほど新規顧客を呼び込むことができるのではないでしょうか。

また、原価率が高いと言うことは必然的に人件費等の販管費を抑えていると言うことになります

販管費を抑えれば、それだけ店舗でのサービスの提供や店舗内の雰囲気づくりにお金をかけることができなくなります。

一番初めの張り紙で、

お客様のご来店によって支払われるご飲食の代金が皆さんのお給料になるのだと実感できていますか。 

とか

私がリピーターになりたい店は、私を歓迎してくれる店です。この歓迎には、心からの笑顔が伴った最初の『いらっしゃいませ!』の挨拶が欲しいです。

とか仰ってましたよね?

でも残念でした。お客様のご来店によって支払われたそのご飲食の代金のおよそ6割が肉の卸業者に支払われています。

サービスが大事と従業員に言っておきながら、人件費を含む販管費を抑え、サービスを蔑ろにすると言う真逆の行動を取っているのが現在のペッパーフードサービスの経営方針です。

なおかつ、飲食店のリピーターが来る店の定義も誤っており、飲食店で絶対に不可欠である『値段の割に満足度が高い』と言う、最低限のラインを越えることが出来ていないと言うところに現在の『いきなり!ステーキ』の不振があるのだと私は思っています。

どれだけスタッフが笑顔でも、食べて美味しくなけりゃ、わざわざもう一度行かないでしょ。

そう言う基本的なところから見直す必要があると言うのに、それを怠って、客が来ないのは客のせい。見る目がない。従業員のせい。やる気が見えない。

そんなことを間接的に発信し続けている経営者に果たして未来があるのでしょうか。

私は別にこんな会社に投資しようなどとは考えたこともないですが、今の株価も見事なまでに低迷しています。

もし社長の退任劇などがあれば、一気にストップ高になってもおかしくないほどに、同社株は売り込まれておりますので、恐れ知らずのギャンブラーの方にとっては注目の銘柄となるかもしれませんけどね。

ただし、同社の時価総額はこの1年間で3分の1にまで減少し、現在200億円程度と、かなり減少しておりますので、東証再編で東証一部からの降格の線引きと言われている、『時価総額500億円』『時価総額250億円』のラインから外れてしまっています。

まあ、東証1部の企業数の絞り込みが事実上見送られたとも報道されているので、このまま残り続けるのかもしれませんけどね。

どちらにせよ、たった数年好調だっただけのペッパーフードサービスは、今のところ長期的に安定して保有するような株とは言えず、次の時代の名経営者が着任しない限り、復活するのは難しいと言えるのではないだろうか。

今のところこうしてネタにする以外の方法はなく、食べに行こうかなとも思えないお店に成り下がってしまったのは言うまでもありません。

今週中には同社の決算も発表されるでしょうから、別の意味で楽しみだなと私は思っています。

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