昨日も当ブログやtwitterで拡散しましたが、先月中旬に東洋経済新報社様にお邪魔して、『座談会』に参加して参りました。


有名な投資ブロガーの皆様と直接お会いして話をするというとても貴重で不思議な体験ができたことをとても嬉しく思います。本日、その座談会の様子を掲載した東洋経済オンラインの記事が公開されました。

プライバシー保護のため、写真がとても怪しげになっているのですが、内容は全く怪しくありません!笑
投資家として失敗してきた経験談や、相場観、注目している銘柄などをお話しました。
相場観については、私はよく『私の予想は当たらない』と言っているように、この座談会が開催されたちょうどその日(1/15)に、日本で初めて新型コロナウィルスの感染が発覚した患者が出たそうです。
そしてその後、瞬く間に広まり相場を乱高下させるほどの大パニックを引き起こしました。いや~ これは予想できませんでした笑
どれほど長く相場に残り続けたとしても、未来を言い当てることは出来ず、もし言い当てられたとしても本当にまぐれなんだろうなとつくづく感じました。
ですが、私が注目している個別銘柄や、投資に対する考え方やスタンスは変わりません。
注目銘柄として上げたシスコ・システムズ(CSCO)は、私自身下落の都度買い増しをしている銘柄の一つです。ガイダンスは弱いものの、依然としてビジネスの世界でのシスコ・システムズの強みは変わらず、企業向けネットワーク機器の 世界では圧倒的なシェアトップを誇ります。
そしてそれは日本国内でも変わらず、国内ネットワーク機器市場のおよそ半数をシスコ・システムズが占めているというのが現状です。

ネットワーク機器が無ければ、インターネットに接続することができませんから、シスコ・システムズは現代のインフラ企業と言っても過言ではないでしょう。
シスコ・システムズについての分析は、座談会で同席させていただいたゆーたん(@yutan_stock)様が、例のごとくハイクオリティな分析記事をまとめてくださっております。本当にいつも勉強になります。ありがとうございます。
同社のガイダンスは少し弱気で、来週12日に発表される同社の第1四半期決算にも、あまり期待は出来ないかもしれませんが、それでもシスコ・システムズの株価はハイテク銘柄の中では比較的割安であると言えるのではないかと私は思います。
私が重要視しているのは、東洋経済オンラインに記載していただいたように、やはり業界内でのシェアの大きさそれも、業界内の母数が小さくてはいけません。
IPOを果たすような新業界のトップ企業も面白いのかもしれませんが、米国企業は平気で赤字上場をすることがありますから、その業界がこれから伸びていくのか?収益性があるのか?については不透明なことがあります。
ですが、すでに大きくなった業界でトップシェアを誇り続ける企業であれば、安心して資金を投じることができるという訳です。
わたしの投資モットーは、だれでも知っている大型株に投資する。それでも十分に利益が出ます。
私はこのように宣言している通り、個別株としてはNYダウに含まれるような大型優良有名企業のみに投資をし、バランスを取るためにVOOというS&P500に連動するETFを買い付けています。
NYダウ採用銘柄だから何買ってもOKなどと考えていると、ゼネラル・エレクトリック(GE)のような罠に引っ掛かる可能性も大いにある訳ですから、何でも大丈夫!と言うつもりはありません。
ですが、私はサラリーマンをしながら株式投資をしているので、ファンドマネージャーのように何百、何千という種類の決算資料に目を通すことは不可能です。
だから基本的には、私が普段から見ている米国企業の決算はNYダウ銘柄の30社のみです。他にも話題になりそうな企業や、投資したいなと感じている銘柄の決算は目を通しますけどね。
それほど時間が有り余っている訳ではありませんので、必要最低限しか決算資料に目を通せないなら、私はNYダウに選出されている銘柄に注目していきたいです。
なぜなら、米国の資本主義の成長はNYダウと共にあり、NYダウに選出されている株は優良企業がひしめく米国市場でもトップクラスの優良企業群だと信じているからです。
さすがにS&P500に選出されている500以上の企業の決算を確認することはできませんし、やっぱり30が限界。というか30でもキャパオーバーです。あまり投資するつもりのない企業の決算資料はサッと流し読みすることもあります。
それでも、NYダウに選定されるような大型優良銘柄に投資をし続けることで十分にリターンを得る機会はあるのです。私は当ブログやこのような『座談会』という貴重な機会を通じて、一貫してこの主張を続けていきたいと思っています。
もちろん、NYダウに選出されていなくても、投資対象をS&P100まで広げれば、『GAFAM』は全て選出されています(NYダウだとアップル(AAPL)とマイクロソフト(MSFT)のみ)。
それに、S&P100には、アルトリア(MO)やコルゲート・パルモリーブ(CL)と言った個人投資家に人気の『シーゲル銘柄』や、コストコホールセール(COST)やマスターカード(MA)と言った個人的に注目している銘柄も選出されています。
個人投資家が、米国の個別株に手を出す場合はせめてS&P100くらいの範囲までで十分じゃないかなと私は思います。
もちろんそれ以外の投資を否定している訳ではありませんが、個別株に興味があれば、それらの大型優良株からスクリーニングして投資すれば、おおよそ『はずれ』を引く可能性は低くなるのではないかと考えています。
これからも当ブログでは米国の大型優良株への投資が効果的であるということを証明できるよう、発信を続けたいと思います。
改めて、今回は東洋経済新報社様、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました!
また、米国株投資家にとって、必須のバイブル、『米国会社四季報』の、2020年春夏号にも今回の座談会記事が記載される予定となっておりますので、ぜひご覧ください!