【考察】ディフェンシブ銘柄は、リセッション時にディフェンシブなのか?保有銘柄のリーマンショック時の下落率ランキングを作成してみた。

投資実務
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2020年は1月度からNYダウ、S&P500指数共にマイナスパフォーマンスとなる、波乱の幕開けとなりました。NYダウも3万ドルを付けるのは間近か。などと思っていたのですが、予期せぬ疫病の蔓延によって、株式市場には一気に不安が広まっていきました。

最近株式投資を始めたばかりで、株式投資に対して不安感を抱いている投資家の方も多いのではないだろうか。今回は、そんな不安要素を打ち砕くべく、100年に一度と言われた株価の大暴落、『リーマンショック』を振り返り、資本主義の終わりと言われた暴落時に株価がどのように動いたのかと言う点をおさらいしておきたいと思います。

改めて、リーマンショックと言うのは、2008年9月15日(月)にリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻したことに端を発する世界規模の金融危機のことを指します。

NYダウは大きく下落し、リーマンショックの前営業日2008年9月12日(金)11,422ドルから、約6か月後の2009年3月6日(金)までに▲43.4%の6,469ドルまで下落しました。その間、もちろん個別株も暴落の憂き目に遭い、数ヶ月の間に株価が半減したものもあります。

私は現在、ちょうど個別株を10種類保有しております、10銘柄と言うのはとてもキリが良いので、保有株のランキング(トップ10とか、ワースト10とか)を作りたいなーとか考えておりました。

なので今回は、自分の保有銘柄のリーマンショック時の下落率ランキングを発表したいと思います!誰得企画ですが、ちゃんと最後はまとめますので、お暇ならどうぞ読んでいってください。

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リーマンショック時の下落率ランキング

まずは、ランキングの前提として、今回investing.comから過去のチャートを調べることができたので、その週足ベースのデータを利用させてもらいました。

今回の調査対象は、リーマン・ブラザーズが倒産した2008年9月15日を含む週(2008/9/15〜2008/9/19)の最高値と、NYダウが底値をつけた2009年3月6(金)を含む週(2019/3/2〜2019/3/6)までの間につけた最安値を比較し、どの程度株価が下落したのかと言うランキングになっています。10位が最も大きく下落した銘柄、1位が最も下落幅が少なかった銘柄です。また、株価はそれぞれ分割等調整後の株価となっております。ではランキングへ行きましょう!

第10位

私が保有する銘柄の中で、最も下落幅が大きかったのは、アップル(AAPL)でした。

アップルは21.1ドル→11.4ドルへ、およそ46%の下落を見せました。

これは半年で株価がおよそ半値になったことを意味します。今の水準で言えば、アップル株が半年で174ドルあたりまで暴落することに等しいです。これはきつい!私のポートフォリオには大した影響を及ぼしませんが、逆に言えば仮に174ドルあたりまで株価が下がれば大きく買い増しするチャンスなのかもしれません。

第9位

第9位はアップルと双璧をなす、1兆ドルクラブの常連、マイクロソフト(MSFT)です。

マイクロソフトは27.49ドル→14.87ドルへ45.9%の下落を見せました。

ほぼアップルと同様の下落幅を見せたマイクロソフトですが、当時のマイクロソフトはまだ前CEOのスティーブ・バルマー氏であり、同社の成長を鈍化させていたこともあり、今のマイクロソフトがリセッション時に同レベルの下落を見せるかどうかは定かではありません。

仮に45.9%の下落を見せれば、同社の株価はおよそ93ドル。今のマイクロソフトが100ドルを切るなら投資対象としては魅力的すぎると言えるでしょう。

第8位

第8位は現代ビジネスの必需品。シスコシステムズ(CSCO)がランクイン。

シスコシステムズの株価は24.3ドル→13.98ドルへ42.5%の下落です。

やはり見事にハイテク株は暴落していますね。とは言え、NYダウの下落幅より少しだけマシだったシスコシステムズがワースト3位と言うことは、私が保有している銘柄たちはリーマンショック時に下落幅が比較的少なかった優秀な銘柄たちだったようです。

第7位

どんどん行きます。第7位は決済ネットワークの最大手、ビザ(V)。

同社は当時、上場から間もない状況にもかかわらず、見事にリーマンショックに巻き込まれてしまいました。

株価は17.79ドルから10.45ドルへ41.3%の下落。

クレジットカード決済のビザは、当然ながら景気の悪化に影響を受ける景気敏感株の側面も持っています。とは言え、不景気に陥っても、生活に必要なものは買わざるを得ませんし、それらもクレジットカード決済をしている方が多いため、不景気の際に株価が下落すれば、積極的に買付したい銘柄でもありますね。

第6位

ここまでは見事にハイテク銘柄ばかりでしたが、次に下落率が大きかったのは、意外なことにディフェンシブ株として大人気のプロクター・アンド・ギャンブル(PG)でした。

同社の株価は73.57ドル→44.63ドルとおよそ39.3%もの下落を見せています。

これを見ると、ディフェンシブ株とはいえ、意外と下落するんだなということがお分かりいただけるだろう。今はプロクター・アンド・ギャンブルも割高で手を出しにくい水準になっているため、ディフェンシブだからOKとあまり考慮せずに同社株を買ってしまうと思わぬリスクを抱えてしまう可能性はあるでしょう。

第5位

第5位もディフェンシブ株として個人投資家に人気のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)。

同社の株価は72.69ドル→47.01ドルへ35.3%の下落を見せました。

市場平均が43.4%の下落を見せたのですから、35.3%の下落というのは少しはディフェンシブと言えるかもしれませんね。ただ、ディフェンシブ株でも3分の1以上下落することもあるのだということを投資家は理解しておく必要があります

第4位

第4位は意外とディフェンシブ?な製薬会社メルク・アンド・カンパニー(MRK)です。

メルクは33.85ドル→21.93ドルへ35.2%の下落となりました。

ですが、このチャートを見れば分かるように、メルクはリーマン・ブラザーズが倒産する前に既に60ドル台から33.85ドルまで半値近くまで下落していたことを考えれば、決してディフェンシブとは言えないでしょう。メルクの今の成長はあくまで『キイトルーダ』の好調さに裏打ちされたものですから、他の製薬会社と同様、主力製品の売上に陰りが見えればすぐに下落するだろうと見受けられます。

第3位

ここからはベスト3の発表です。第3位はコカ・コーラ(KO)。同社株は27.89ドル→18.72ドルへと32.9%の下落となりました。

こちらも直近では32ドルあたりが最高値だったのですが、18ドル台まで下落しています。ディフェンシブなコカ・コーラでも大きく下げるのがリセッションの恐ろしさです。コカ・コーラも今の株価から3分の2程になればやっと追加投資しやすい株価と言えるのではないでしょうか。

第2位

第2位は意外すぎる銘柄、エネルギー株のエクソンモービル(XOM)がランクイン。

こちらもこの統計期間で言えば、82ドル→56.51ドルへと急落しており、下落幅は31%となりました。

そして何よりエクソンモービルはこの頃の最安値にどんどん近づこうとしており、今は株価が60ドルを割るか否かという水準です。やはりエネルギー株の未来はわからないと言えますが、それでも今の株価から大きく下落するようなことはないんじゃないでしょうかね。

60ドル割れが続くようであれば、少し買い増ししたい銘柄ではあります。

第1位

そして映えある第1位は、キングオブディフェンシブ株のマクドナルド(MCD)です!

同社の株価は、64.57ドル→51.5ドルへ21.3%の下落となりました。

21.3%の下落は、ここ最近の楽観的な相場の中ではとても耐えられないかもしれませんが、NYダウが43.4%下落している中で、その半分以下の下落率で抑えられているマクドナルドは本当に優秀な銘柄であると言えるでしょう。今のマクドナルドは200ドルを超えるまでに急成長したため、次のリセッション時にはもう少し下落幅は大きくなることもあるかもしれませんが、リーマンショックにも強かったという事実は安心材料と言えるのではないでしょうか。

さて、ここまでランキングを見てると、なんだよ!ハイテク銘柄は総じてクソじゃねえか!とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。ですが、決してそんなことはありません。

ハイテク銘柄の良さはその『成長性』にあります。株価が下落する時は大きく下落しますが、株価が成長する時もすごいスピードで成長するものです。

その証拠に、株価が底値からリーマンショック時の高値まで戻るのに有した期間でもランキングを作ってみました。すると以下の通りとなりました。次は1位から順に、回復に要した期間が短かったものから発表します。

1位:エクソン・モービル 高値更新週:2018/12/29

2位:アップル 高値更新週:2009/7/13

3位:ビザ 高値更新週:2009/8/31

4位:シスコシステムズ 高値更新週:2009/10/12

5位:マイクロソフト 高値更新週:2009/10/19

6位:コカ・コーラ 高値更新週:2009/11/6

7位:メルク・アンド・カンパニー 高値更新週:2009/11/16

8位:マクドナルド 高値更新週:2010/2/1

9位:ジョンソン・エンド・ジョンソン 高値更新週:2013/1/14

10位:プロクター・アンド・ギャンブル 高値更新週:2013/1/28

1位は意外なことにエクソン・モービルですが、今現在の時点で、当時の最高値から遠く離れてしまっているのでノーカンとして、2位から5位までをハイテク銘柄が占めていることがわかります。

つまり、簡潔に言えば、ハイテク銘柄はディフェンシブ株よりもダメージは大きいですが、その代わり復活も早くそんなに深刻になる必要はないのではないか?ということになります。

株価の下落幅が大きいが、回復も早いハイテク株ダメージは少ないが回復も遅いディフェンシブ株、どちらを重視するかは人それぞれ考え方があるかと思いますが、どちらにもメリット、デメリットがあり、どちらもリーマンショックの時期からは回復して大きく成長しているのだという事実があります

それぞれメリットとデメリットを考慮した上で、バランスよくポートフォリオに組み込んでいれば、少なくとも、リーマンショック級の大暴落でも資産が9割減と言うようなハイリスクを負う可能性はまずないのかな?と考えることができますし、今のような一時的なパンデミックでは、流石にリーマンショック級の下落とはならないでしょうから、安心して下落のチャンスをモノにすることができるのではないでしょうか。

特に最近はハイテク株の割合が多いポートフォリオを組まれている方が多いと思います。ハイテク株は確かに暴落しますが、誰もが知ってる大型株に限れば、その成長性は株価の回復時にも有効で、ハイテク株の株価が回復するまでの期間はディフェンシブ銘柄よりもはるかに短くなる傾向にあると言うことは特筆すべきことではないかと思います。

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Snowball 〜20代からの米国株積立投資〜
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