昨日のNYダウはここ最近の調整から一転、少し反発するかのように微増する結果となりました。

米国は大騒ぎするほどコロナウィルスの影響を受けていないため、投資家たちが少し冷静になってきたのかもしれませんね。
とはいえ、依然として有効な対処法はなく、終息宣言が出されるまでは安心できない毎日が続くと言う形でしょう。
そんな『休息日』とも言える昨日の株式市場で、私Yukiはあまり褒められたものではない取引をしてしまいました…

NYダウの上昇を牽引し、米国株市場ではトップの時価総額を誇る、アップル(AAPL)に17万円ほどの新規投資を行いました。今が割安だなんて思っておらず、恐る恐るの新規投資です。今回の新規投資によってNYダウ30種のうちの3分の1にあたる10種類の個別株を保有したことになります。
アップルに投資したいなと言うのは実は何年も前から、何度も考えては止めてきました。主な理由はポートフォリオの占めるハイテクの割合が少し高すぎるかなと言うものです。
ですが、私の保有するハイテク銘柄はビザ(V)は金融寄りだし、マイクロソフト(MSFT)とシスコシステムズ(CSCO)はどちらかと言えばビジネス寄りの銘柄であり、『一般大衆向け』のハイテク銘柄ももっと保有していいんじゃないかと感じました。(ビザは一般大衆向けと言えますが)
さらに言えば、自分自身、毎日iPhoneを愛用していて、ブログはMacBookで書いています。自分が勤める会社でも、シスコシステムズのネットワーク機器やマイクロソフトの『Office』製品や『Teams』を利用していますが、それと同様に、システムエンジニアやデザイナーの方用にi MacやMacBook Proを購入しています。
それこそ、私が勤める会社では、毎月100台単位でMac製品を買い続けており、金額にして毎月一千万円単位でアップルの売上に貢献しています。アップルはプライベートだけでなくビジネスシーンでも十分に浸透してると言うことを、私はとっくに知っていました。
今更私がアップルについて語ることなどありませんが、私が思う『長期投資に最適な優良企業』として、
1.長年愛されてきたブランド力や消費者独占力を有している
2.毎年安定して利益を成長させている
3.きちんと利益を株主に還元している
4.営業キャッシュフローマージンが高いこと
この4つを大切にしています。毎年安定して利益を成長させているというのは市場の環境にもよりますし、主力のiPhoneが苦戦するタイミングもありましたが、アップルはこれらをおおむね満たしている優良企業です。『Air Pods』も飛ぶように売れているようですしね。
そしてさらに、このまま株数を増やすことができれば、配当金の入金が弱い2,5,8,11月の配当金戦略をカバーすることもできます。

あとこれは、ブロガーとしての発想になるのですが、アップルは個人投資家にとっても注目度が高いので”記事のネタ”にしやすいかと思います。もし株価が暴落しても、アイザック=ニュートンの画像でも貼っておけばいいですしね。

別にマイクロソフトとアップルを両方持っていてはいけないという縛りも無いんだし、ここは少し買ってみようかと今更ながら思い立った次第です。
何度でも言いますが、今の株価が安いから買ったと言うわけではなく、今のところアップルの製品から受ける恩恵は甚大なものだと感じているから、意地を張らずに少しだけ買ってみたという感じです。
元々は別の銘柄に100万円単位で新規投資する予定だったのですが、なかなか思うような株価にならず、他の銘柄を少しずつ買っている間に今月の投資額は累計で60万円ほどになってしまいました。1月は毎年なぜか投資額が大きくなりがちです。これは反省する必要がありますね。
それでもキャッシュポジションはまだ3百万円弱余裕があるので、引き続き弱いだろうというところでは追加投資をしていきたいと思います。なお、アップルは今の株価だと上限でもポートフォリオの3%くらいで抑えておきたいところですね。
コロナウィルスで狼狽売りするのも、今買うのもナンセンスと言っておきながら、決算期待のためにこのタイミングでアップルに投資したのですから、軽く決算にも触れておきます。
ロイター通信によると、 「iPhone」の売上が約1年ぶりに増加したほか、「AirPods」など周辺機器の需要も堅調だったとのこと。売上高・利益ともに市場予想を上回り、株価は『予想通り』PTSにて上昇しております。

ただし、期待していたサービス部門の売上高が予想を下回ったことが懸念点とは言えることから、決して楽観視できる状態とは言えないでしょう。今年の春には『iPhone SE2』が発売されるというウワサもありますし、これが出れば私も今の『iPhone7』を買い替えるかもしれません。
さて、2000字以上にわたる私の言い訳はこのくらいです。アップルはなんだかんだで投資冥利のある企業だと思いますが、全力買いするような場面でもなく、まだコロナウィルスによる市場の波乱が終息していない今、もっと安くで投資する機会が訪れるだろうと見られます。
ですが、コロナウィルスが蔓延したからと言って、人々がiPhoneを解約し、他のメーカーのスマホに買い替えたりする訳ではありません。他の銘柄にも言えることですが、市場全体のパニック売りで無関係の株が売られているタイミングは絶好の投資チャンスです。
“禁断の果実”に手を出した私が神の怒りに触れるのか。今後も注視して参りたいと思います。