0~5歳の乳幼児4人を部屋に放置して遺棄したとして、兵庫県警は23日、神戸市須磨区宝田町1丁目の会社員、高島伸也容疑者(36)と妻の歯科衛生士、高島裕美容疑者(38)を保護責任者遺棄の疑いで逮捕したとのニュースが飛び込んでまいりました。
県警の調べによると、両容疑者は昨年11月26日、同区前池町2丁目の集合住宅で、5歳の男児、3歳の女児、1歳の男児、生後3カ月の男児の4人を放置して遺棄した上、0歳児の乳幼児が死亡しているのに気づき119番通報。当初は、「寝ていて起きたら意識がなくなっていた」とウソの供述をしていたようだが、パチンコ店の防犯カメラの映像から、両親揃ってパチンコへ行っている間に死亡したことが明らかになり、逮捕に至ったとのことです。
何とも胸くそ悪い事件であり、子供たちに罪は無いのは当たり前だが、あえて批判をさせていただくとすれば、そもそも育児をする気がないのに子供を4人も作っている時点で、『パチンカス特有の計画性の無さが出てんなぁ』と思わざるを得ない一件でした。
もちろん、ギャンブラーでもちゃんとしてる人もいますしね。ギャンブラーのことは全員ダメな奴だなとは思っていますが、犯罪者ほど毛嫌いしているわけではありません。
とは言え、今回のケースのようにパチンコに夢中で、夏場の灼熱地獄の車内に子供を放置しっぱなしにして死亡させるとか言うニュースは毎年報道されますよね。大体こう言うニュースでは、犯罪者たちはパチンコに熱中しているイメージです。数あるギャンブルの中でも、パチンコは延々と自分のペースでできますから、時間を忘れがちなんですかね。私はパチンコをしたことがないので分かりかねますが。
なぜ我が子を死に至らしめる可能性があるにも関わらず、パチンカス共はパチンコに熱中してしまうのでしょうか。それはギャンブルにも薬物と同様の依存性があるからです。薬物よりは依存度は低いものの、意思の弱い人間ほど一度ハマり出せば抜け出せず、しかも薬物と違って”合法”ではあるため、平気でサラ金から借金をしたり、このように夫婦で堂々とパチンコを打ちに行ったりするのです。
しかもパチンコの還元率は85%と言われており、宝くじの47%や競馬の75%よりはまだマシなものの、長期的にやり続ければお金がなくなっていくモノであることには変わりません。すると損失を取り返そうとして余計にのめり込んでいってしまい、気が付けばパチンコ依存症に罹っている(もしくは気付いていない場合もある)のです。
こう言ったギャンブルにハマる人は大抵『計画性』と『自制心』が無い場合が多いです。と言うか計画性と自制心があればパチンコを始めようと思わないですからね。普通は。あんな風に耳をつんざくような騒音の中でよく夢中になれるなと呆れてものが言えません。
さらに言えばギャンブル愛好家は、他力本願で意志薄弱。ギャンブルにつぎ込むお金がなければ平気で人のお金にも手を出すような輩も一定数存在します。投資だと勘違いされがちなギャンブルである、FXでも何億円単位で横領をしてしまう人も中にはいるわけです。

さらに不思議なことに、なぜかこう言った計画性のないパチンカス夫婦に限って、子供がめちゃくちゃ多い家庭が多く見受けられます。私が小学生くらいの頃も、兄弟の多い同級生の家庭のご両親は結構荒れた元ヤン的な方達で、自宅にまでスロット台が設置されているようなお宅でした。これはまあ、極端かもしれませんけどね。
一方で子供ができないと悩んでいる夫婦も日本にはたくさんいる訳です。にも関わらず、自分の意志の弱さでパチンカスになったクズどもが、ギャンブル依存症を治療するのには保険が適用されて、不妊治療のご夫婦には保険適用外というのが今の日本の医療制度なんです。
これにはさすがに反対多数で、『ギャンブルの原因になるものを取り除けばいい』という至極真っ当な意見も見受けられました。
何にせよ、こう言ったギャンブルがなければ失うことがなかった幼い命があるのは確かなのです。犯罪の取り締まりや規制は、犠牲者が出てからじゃないと対応されないとよく不満げに言われているが、ギャンブルが原因で死亡した幼児・児童は毎年何人もいるのにギャンブルは規制されないものなのです。
もしあなたがまだ若い世代であるならば、将来パチンコなどのギャンブルでこのように我が子を死亡させてしまうようなクズに成り下がりたくないのであれば、初めから近づかないことをオススメいたします。
もし、『お金を稼ぐ』目的でギャンブルなんてやっているのだとしたら、それは完全に誤った行動です。クズ人間の間にたくさんの子供が生まれ、子供が欲しいと思っている夫婦の間にはなかなか子供ができなかったりするのですから、この世に神も仏もあったものではないということがよくお分かりになるかと思います。
結局、神に祈ろうが何をしようが、最終的には自分の行動次第です。あなたの人生は神頼みの運ゲーじゃないんですから、きちんと計画性を持って自分の人生に責任を持って行動をし続けることを今回のやるせない事件の戒めとしたいと思います。