NYダウは昨日、29,000ドルをさらに上回り史上最高値をガンガン更新し続けております。

米中の第1段階の合意も無事に何ごともなく終わりました。

夜中に目を覚ましたのも何かの縁かと思い、それなら追加投資をしようと言うことで投資をしました。

株価が復活し始めている、シスコシステムズ(CSCO)を20株買い増しいたしました。
ハイテクセクターの企業がどんどん上場来最高値を更新し続けている中にあって、ITバブル全盛期の上場来最高値を更新することができていません。

かつて、シスコシステムズはITバブル真っただ中において時価総額世界一に輝いたこともあり、それ以降8割以上の株価の暴落に遭いながらも、『ドットコムバブル』を生き抜いた確かな企業です。
ガイダンスの弱さという懸念点はあるものの、バブルの頃の超割高なバリュエーションではなく、今の水準だと他のハイテクセクターの個別株と比較しても割高とは言えず『割安』もしくは『フェアバリュー』と言えるのではないでしょうか。
シスコシステムズが提供するサービスの強みは、シェアトップのルーターやスイッチのみではありません。
近年では、ネットワーク機器に組み込むチップを単体で販売する 「Cisco Silicon One(シスコ・シリコン・ワン)」 等のサービスを開始しました。

セキュリティ分野にも強みを持つシスコシステムズの信頼は厚く、早速顧客として名乗りを上げているのは、米国防総省のクラウド契約を受注したマイクロソフト(MSFT)や、顧客の個人情報を最高度のセキュリティで守る必要があるフェイスブック(FB)など、『GAFAM』に数えられるハイテクセクターの覇者たちなのである。
GAFAMと言った企業群ですら、結局はシスコシステムズのネットワーク機器やシステムが無ければ、顧客にサービスを届けることができないことから、シスコシステムズの強みは、インターネット時代におけるインフラ事業としての強みがあると言えるのではないでしょうか。
さらに投資冥利を感じるのは、前回の決算時において、シスコシステムズのセキュリティ事業が前年同期比で22%増 と大きく伸びており、規模はまだまだ小さいものの、ネットワーク機器事業に替わる次世代の収益の柱となるかもしれないという期待が持てることです。
私が保有する個別株は『世界でトップシェアを有している』企業が多いのですが、米国企業は特に、それらの企業群も、決して現状に甘んじることはなく、常に成長のために、関連した新しい分野に乗り込んでいくことを止めません。
基本的には成長を続ける前提の資本主義では、現状維持の守りに入った段階で衰退が始まることを彼らはよく理解しているのです。
もちろん、どの分野にも強力なライバル企業がいる事は当然なのですが、NYダウに選考されるほどの規模である企業群は、それらのライバルと戦いながらも成長するだけの体力を有しています。
こういった諸々の状況を加味し、さらにほぼ全ての優良企業の株価が『割安とは言えない』水準にあることから、相対的にシスコシステムズには投資冥利を感じたと言うことです。
これからも主にビジネスの世界で安定したインフラを提供してくれるシスコシステムズは、『買い』だと私は判断いたしました。