【悲報】『いきなり!不景気』へ突入か。ペッパーフードサービス(3053)傘下の『いきなり!ステーキ』、予定より多い店舗数の閉鎖へ。

投資の考え方
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昨年末の『貼り紙騒動』以来、外食産業企業・ペッパーフードサービス運営のステーキ専門店チェーン『いきなり!ステーキ』が逆境に追い込まれている。前回も記事にした通り、今年の春までに44店舗を閉店することとなっている。

【悲報】いきなり!ステーキで今起きている『肉損ショック』。倒産危惧で肉マネーの取り付け騒ぎが勃発中。
ペッパーフードサービス(3053)が展開するステーキ専門店、『いきなり!ステーキ』が案の定、危機にさらされている。社長が直筆で、『客が来ないと閉店することになる』と上から目線で『お願い』をするほど、危機的な状況だったのはま...

また、年末年始に26店舗の閉店を発表していたが、今月13日には、その26店舗を含む30店舗を閉店することになっているようです

いきなり!ステーキが44店舗を閉店へ ステーキ単価2000円が招いた庶民離れ - ライブドアニュース
いきなり!ステーキが、2020年春までに44店舗を閉店する方針を発表した。流通アナリストは、2000円という単価の高さが客離れの一因だと指摘。消費増税の影響もあり、庶民に2000円は高く感じられるのだろうと分析した

流通アナリストの渡辺広明氏は、同店のスタンダードな価格である「2,000円」が一般的な消費者感覚としては「高い」と指摘しているとのことだ。

2,000円のステーキが高いかどうかというと、私はやっぱり高いと感じます。それはいきなり!ステーキの肉質の割には。という枕詞が付きますけどね。

私が大阪で勤めていた頃、よくお世話になっていたのが、北浜と堺筋本町の間にあった『ステーキ割烹あだち』というお店でした。ランチタイムにしか営業していないという強気のスタイルですが、ここのステーキランチが、めっちゃ大好きでした。残念ながら昨年の11月に閉店されたそうですが、決算で疲れてる時とかは足繁く通いました。

そのお店は、店舗が地下にあったのですが、いつ行っても地上に行列ができているほどの大盛況で、牛ヘレステーキ定食がとにかく絶品でした。大阪ではワンコインで大盛りのカレーやA4ランクのステーキランチが食べられる中、ステーキ100gの『ダブル』で1,200円、150gの『トリプル』で1,650円と、決して安い値段設定ではありませんでした。

でもとにかくめちゃくちゃ美味しかったです。素材が良いので、赤身肉のヘレでも非常に柔らかく、下味も胡椒ベースで素材の邪魔をしない絶妙な加減でした。

塩や醤油をつけながら食べるので飽きもこず、付け合わせの野菜炒めもカレー風味の昔ながらの味付けなんでしょうね…ご飯のおかわりなんて普段はしないのですが、あだちさんへ行った時はたまらずおかわりしてましたね。あー…また行きたかったなぁ。無くなってしまったのはとても残念です。

思わず食レポブログのようになってしまいましたので戻しますが、ランチに1,200円、1,650円というのは、大阪ではなかなか攻めの値段設定となっている訳なんです。それでも満足してリピートしてしまうんですよね。それはなぜか。ひとえに美味しいからです。飲食店というのは、美味しいから通う。それ以上の理由なんてありません

また、話が飛んでしまいますが、お笑い芸人のバイきんぐさんの、『メモ取れ!』というコントをご存知でしょうか。

ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんので、ネタバレは控えますが、このネタを見ると、お客さんが飲食店に何を求めているのか、そして少なくともペッパーフードサービスの一瀬社長が主張していることが間違いであることがわかります

【悲報】『いきなり!ブレーキ』こと、いきなり!ステーキを展開するペッパーフードサービス(3053)の社長、直筆の貼り紙を全店舗に展開!従業員には怪文書を送る模様www
ペッパーフードサービスが展開する『いきなり!ステーキ』が最近話題となっている。先日、東京都墨田区にあるいきなり!ステーキ(墨田太平店)の店頭に社長からのお願いという直筆の貼り紙をしたことがニュースになりました。その貼り紙の...

さて、本題に戻りますが、いきなり!ステーキでまとも定食として食事をしようと思うと、本当に2,000円弱はかかる訳ですが、結果的に高いと感じられているのは顧客満足度が低いからです。実際に食事をしてみても、それほどの価値は見出せないというのが客側のアンサーなのです。

だとしたら、店側が取れる行動は、値段設定を見直すか、商品の価値を高めるかの二択です。決して社長が呑気にお習字している場合ではないんですよ。

いきなり!ステーキは、値段が高いからと言って、エセレブ諸君が足繁く通うような店舗でもないですしね。どんな客層を想定して営業しているのか謎ですよね。

外食産業は、流行り廃りももちろんですが、常連となってもらえるような満足度の高い値段設定か品質向上に努めることが優先順位のトップに来るのでないでしょうか。

そして、ペッパーフードサービスのように、的外れな経営を続けている限り、投資対象としてはやっぱり魅力的だとは考えられない。私はそのように感じています。

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