【悲報】「ノーロードでも信託報酬の高い投資信託に気をつけろ!」←著者への投資相談料は残高に対して最大1.1%の模様。

投資実務
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いつも楽しく拝読させてもらっているダイヤモンド・オンラインに、良記事を発見しました。

ノーロード(販売手数料無料)投信、中身は10年で手数料は20%以上も!
少し前に「老後2000万円問題」が話題になった通り、「お金」の問題について、なんとかしたいと思っている人は多い。しかし一方で、「投資はわからない」「むずかしそう」「だまされたくない」と思って、投資への一歩を踏み出せない人も、まだまだ少なくない。日本で投資が一般的にならない理由としては、これまで日本の金融機関が顧客の運用...

投資信託で最近大きく脚光を浴びた販売手数料が無料となる『ノーロード投資信託』ですが、販売手数料が無料になるからと言って、信託報酬が高い投資信託は買付すべきでないと言うのが筆者の主張です。

彼の主張には私も全面的に賛成です、信託報酬が2.585%であったとしたら10年間保有すれば、25.85%にもそのコストは膨れてしまうと主張しているように、信託報酬も残高に対してかかる高額の手数料であることに間違いはありません。

つみたてNISAを活用しているうちはこのような高額の信託報酬がかかる悪質な投資信託は排除されますが、投資対象として今でもこのような悪質な投資信託を販売している証券会社があるのは事実です。

言ってることはとてもまともで、信頼のおける方という印象を受けましたので、彼が運営している会社について調べてみたところ、衝撃の事実が発覚しました。

彼の運用している会社では、契約残高に応じた投資顧問料が必要となるようですが、契約資産額ベースの報酬で契約資産額が10億円超の場合0.8%、1億円超の場合は1.0%、1億円以下の場合は1.1%(いずれも年率・税別)の手数料がかかるとのことです。

もちろん、投資相談をボランティアでやれとは言わないです。投資相談を事業として行っているのであれば顧問料を取るのは正当な権利です。ですが、残高に対して1%の手数料はあまりに高額すぎます。投資家と非投資家では1%に対する考え方が全く異なりますが、投資家となるのであれば、1%を軽んじるのは大問題です。

【悲報】庶民の間にはまだまだ『1%の重み』が浸透していないことを実感。
10月の終わり頃、同僚の中田くん(仮名)と仕事の合間にランチに行きました。普段はお弁当を持参しているのですが、事前に約束していたので外食することになりました。彼とは違う部署なのですが、入社直後の懇親会で仲良くなり、中田くん自身が東...

もちろん、顧問料を1%未満に抑える方法もありますが、10億円を超える契約をしなければならないということです。それでも0.8%の手数料がかかります。計算してみてください。仮に10億円の契約をしていればそれだけで年間800万円の顧問料がかかるということです。取るに足らない金額と言えるでしょうか?

というか10億円を超える資産を保有されているのであれば、それが宝くじなどのまぐれ当たりや相続などの他力による資産形成でない限りは、わざわざ投資顧問と契約する必要は無く、ゼロから10億円を超える資産を形成したご自身のやり方に注力する方がよほど多くの資産を形成することができるでしょうね。

結局は、彼らも契約した投資家のことを考えているのではなく、手数料を稼ぐことを第一としています。当然です。それが彼らの収入源となるのですからね。

自分の資産形成に一番真剣に取り組み親身になることができるのは、紛れもなく自分自身です。ブロガーとしては元も子もないことを申し上げますが、例えば、有名な投資家のコラムや、投資ブログを読んで参考にする分には良いと思うのですが、彼らが推薦しているからと言って鵜呑みにして同じ銘柄を買い付けるというのは投資判断として不十分だと思います。

個別株に投資するのであれば、こういう銘柄もあったんだ!という気づきには適していますが、それをもとにご自身で銘柄分析をし、良いと思った銘柄に投資するというのが、投資家として自立する最低条件なんじゃないかなと思います。

ましてや、高額な顧問料を支払う必要がある”投資のプロ”に自らの資産を任せる余裕があるなら、その手数料分でインデックス投資でもしているほうが、よほど将来の資産形成には効果的だと言えるでしょう。

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