【悲報】お年玉スルーする大人が増加。お金の教育にはお年玉が必要不可欠な理由。

マネー論
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昨年末、『忘年会スルー』と言うワードがトレンド入りし、私も記事のネタとして活用させていただきました。

【悲報】オジさんたちも忘年会スルーしたかった模様。未だに残る悪しき習慣は誰のためのものなのか。
忘年会スルーというワードが最近、SNSを中心に話題となっている。この話題の論点の中心は、 「高いお金を払って上司の自慢話を聞きたくない」 という声です。ですがこれに対して、管理職側も不満があるようで、オジさんも『忘年会スルー』をしたかった...

忘年会スルーは大いに結構。私もお金を払ってまで参加したいとは思いません。ですが、新年早々新たなスルー問題が発生しました。それが『お年玉スルー』問題です。

“お年玉スルー”をする大人たちの本音 「課金ガチャに使われても…」 | マネーポストWEBマネーポストWEB
 新年の恒例行事ともいうべきお年玉。子どもたちは年に一度のお楽しみを心待ちにしているだろうが、大人たちにとってはなかなかの出費でもある。 住信SBIネット銀行の調査では、「お年玉をあげる予定がある」人...

忘年会スルーは推奨しますが、お年玉スルー問題は看過することができません。子供にとっては死活問題です。お年玉は子供が自らお金に向き合うのに絶好のチャンスです。記事にあるように、『課金ガチャ』に消えてしまうのは確かに勿体ない無駄遣いだと感じますが、子供からすれば、その課金が今一番『やりたいこと』なのかもしれません。

子供もどんどん成長していくにつれて、『なんてバカなことにお年玉を使っていたのだろう』と感じるようになってくるものです。その経験をさせてあげるためにも、お年玉をスルーすると言う大人が増えないことを祈るばかりです。

と言うか、30歳、40歳になって、『お年玉』と言う想定できる出費に対して文句を言うあたり、なんてさもしい大人が増えたのでしょうと悲しくなります。私は親戚の子供がまだ小さくて人数も少ないので、お年玉の金額自体は少なくて済んでいます。あと、母親にも毎年『お年賀』を渡しています。ですが、自分も幼い頃にお年玉をもらってきたのですから、それを次の世代の子供たちに渡さないと言うのは選択肢にはありません。

あなただって子供の時、お年玉を貰えるから楽しくもない親戚の家に行って、毎年酔って同じ話をする親戚のおっちゃんの話を黙って聞いて相槌していたんでしょう?子供だってお年玉のためならホストやキャバ嬢のようにだってなれるんです。

特に私は小中学校の間、一度もお小遣いは貰ったことがないですし、家の手伝いをするのも当然でしたので、収入源は年に一度のお年玉の時期だけでした。人生で一番の貧乏を味わった時期でもありますから、仕方ないと思って我慢していました。と言っても、食べ物には困ったことはないですし、文房具などの必要経費は母が捻出してくれたので、自分の自由に使えるお金がお年玉だけでした。

ですのでお年玉という収入が入れば、真っ先に年間の予算を立てることにしていました。ちなみにウチは親戚が少ない分、一人あたりがお年玉としてくれる金額は多く、気前の良いおじさんだと3万円くらい包んでくれることもありました。合計するとお年玉収入が年間で7万円〜多い時で10万円ほどでした。

今考えると、12で割れば毎月5.5〜8千円くらいは使えたんですね。だからですかね、お小遣いが貰えなくてもお金に困った経験はありませんでした。もともと物欲がある方では無いですからね。

当時の私にとって一番の贅沢は、小中学生の頃にハマっていたカードゲームのシングルカード(1枚売りのカード)を買うために、大阪市内まで出て行って3万円分くらいのカードやパックを買い込むことでした。その後、難波や梅田の劇場でお笑いのライブを見てから帰るというのが最高の体験でした。それ以外にはほとんどお金を使うことが無いため、お金は自然と貯まっていきました。

ではこの時の体験がただの浪費で無駄だったかというとそうではありません。もちろん、友人たちとカードゲームで対戦した経験も楽しい思い出ですし、この時にたくさん買ったカードたちは、1枚で数千円〜数万円するような高額なものもあり、知らない人からすれば完全に無駄遣いですがそれでも需要があるので、後にこれらのカードをヤフオクで全て売ることによって、私の投資の第一歩である種銭の100万円を作り上げることができたのです。

経年によって価値が上がり、買った当初よりも破格の値段で落札されたカードもありました。そう考えると子供の頃のお年玉の使い道は決して無駄遣いではなかったですし、それ以外のところでは不要な浪費は抑え、財布を締めるという体験ができたのは、今にも繋がる大事な経験だと思います。

そしてこれらの経験を積ませてくれた親戚には感謝しておりますので、今度は私がお年玉をあげる側としてケチくさいことは言わずに笑顔で渡すようにしているのです。もちろん、親戚の子供がまだ小さいのでたいした額ではありませんけどね。

子供にとってお年玉は、そういう貴重な経験を積むための大切な資金なんです。大人が無駄遣いだと勝手に判断してスルーして良いものでは無いんです。

お年玉スルーとか言ってる奴らに限って、『年金払った分、ちゃんと老後に年金払えよ!』とか主張するんですから、面白いですよね。本当に最近の日本人たちは、小銭にうるさい、さもしい人種に成り下がったものだと私は悲しく思います。

年金払えと主張する小市民の皆様、お年玉も貰った分、ちゃんと親戚の子供にあげてくださいね。今の日本は子供が減っているので、自分がお年玉を貰っていた時代よりは負担は軽くなっているはずなのですから。

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