東京・足立区の住宅で年末に出産した赤ちゃんを放置して死亡させたとして、2日、アルバイトの31歳の池田容疑者が保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されました。
池田容疑者は1人暮らしで、女の子を出産したあとも2階の寝室に置き去りにして、ふだんどおりアルバイト先に出勤し、元日にみずから119番通報したということです。
彼女は警察の調べに対し、「病院に行くお金がなく、周囲に相談できる人もいなかった」などと供述していると言うことです。
今回の事件は、決して許されるべきものではなく、世の中には妊娠したくても妊娠できない夫婦がいることを考えると、尊い命をどうしてこうも無碍にできるのかと腹立たしくもあります。
ですが、彼女がどのような想いで病院にもいかず一人で出産し、適切な処置も出来ないまま我が子を死亡させてしまったのか。それが判らないので何とも言えない、とても後味の悪い事件となりました。
もしかしたら、彼女はお金さえあれば、シングルマザーとして立派に我が子を育てていたのかもしれません。
と言うか、一人で出産って相当な苦痛を伴うはずです。本来は出産と言うのは、母親も命をかけた行為なんです。それでも一人で出産し、その直後からアルバイトへ向かうなんて正気の沙汰ではありませんよね。一歩間違えれば母親も死に至る可能性があります。
お金さえあればあるいは、母子ともに幸せになれたかもしれないのに。と、とてもやるせ無い気持ちになりますね。
私Yukiも小学校低学年の頃に両親が離婚し、母親に育てられましたので、片親で生活していくことの大変さと言うのは痛いほどよく理解しているつもりです。私がお金持ちになりたい!と強く願ったのも、お金があった幼少期からの転落を経験しており、母がダブルワーク、トリプルワークをしてなんとか必死に我々兄弟を育てくれた記憶があるからです。幼少期から何の苦労もせず、この年になっていれば、あるいは投資を始めることなんてなかったかもしれません。
とは言え、それも20年ほど前の話。今のご時世、当時より国から出る補助金などはかなり減額されているようですね。それだけでなく、例えば昨年末、ギャンブル依存症に保険適用がされるニュースが話題となりましたよね。
ギャンブル依存なんていう、完全に自己責任のクズがかかるような救いようのない病気には保険が適用されるのに、子供が生まれない夫婦に対して不妊治療には保険適用外の治療があると言うのは、本当にこの国はふざけた税金の使い方してんなぁと感じたものです。
今の日本は、少子化が急激に進み、昨年の推計では出生者数が初めて90万人を割るまでに落ち込みました。

そんな状態でも、子供を産んで増やそうとする人には税金を使わず、救いようのないクズや未来のない老害にばかり予算を割り振ると言うのは愚策でしかありません。この国では子供を増やそうと努力する若年層を虐げ、本当に必要かどうか判らないような生活保護を受けながらパチンコを打ち、勝っても負けても外食するようなクズに税金を使っているのです。そりゃ増税に反対もするわなと思いますね。
私も、ある程度までは自助努力が足りないとか、自己責任ですと突き放すような物言いはしますが、我が子を産むための通院費用も捻出できないと言う生活を余儀なくされると言うのは何とも言葉に詰まるものがあります。もちろん、今回の事件の容疑者である母親も、出産を控えているのに無駄遣いばかりしていたのかもしれませんし、我が子を死亡させたのは事実ですから、擁護するつもりもありませんが。
お金が大切なのはみんな理解しているはずなのに、お金の話となれば避けてしまうのが日本人の悪い癖です。結婚や出産、引越しなど、まとまったお金が必要となった時に、準備することもできないと言うのは何とも悲しく、情けない話ではないでしょうか。
しかし実際、労働者として働き、給与を貰っているだけでは、まともな資産を築き上げることが難しいのは明白です。給与がどれだけ少なくても、余剰資金を生み出し、その余剰資金にも働いてもらわなければ、まともな生活、まともな老後は送れないだろうと言うのが、今の日本の現状なのです。
そして、お金に働いてもらうには、投資を始めるより他に方法はありません。銀行で何のリスクも負わず、ぬくぬくと眠っているだけのお金には、額面以上の価値はないのです。たとえ一人暮らしでも、自分と、自分のお金とでダブルワークしていかないと、資産形成など不可能に近いです。
もし将来、あなたの人生が、我が子を迎え入れるフェーズになった時、彼女のような悲惨な事件を引き起こさないためにも、10代、20代の若い世代には、できるだけ若い今の段階から資産運用に興味を持ち、早い段階で行動に移していってもらうことをオススメしたいです。