皆さんは、『世界三大投資家』をご存知だろうか?当ブログでも何度か取り上げさせていただいていますが、三大投資家と言えば、
・『オマハの賢人/投資の神様』ウォーレン・バフェット
・『冒険投資家』ジム・ロジャーズ
・『イングランド銀行を破綻させた男』ジョージ・ソロス
の三名を指します。個人的にはウォーレン・バフェット氏以外の2名は投資家というより投機家だと思うので、あまり納得できないのですが、それぞれ三者三様の方法で一代にして投資家として莫大な財産を築き上げた人物であることは間違いありません。
フォーブスジャパンにて、彼ら三名の共通点を特集した記事がありました。

彼らに共通すること、それは幼い頃から『お金儲けやビジネスに精通し、才能を発揮していたこと』です。
例えば、ウォーレン・バフェット氏は6歳から投資に興味を示し、11歳の時にはシティ・サービス株を買って人生初の株式投資を経験しています。ジム・ロジャーズ氏は5歳の時にピーナツを販売して初めてのビジネスに着手しましたし、ジョージ・ソロス氏は若干5歳にしてハイパーインフレ下のハンガリーで通貨取引をはじめました。
彼らは年齢が一桁の時にビジネスや投資に興味を持って実行したと言うことは素晴らしいことです。そして彼らに才能があったことも否定はできないでしょう。
ですが、ジム・ロジャーズ氏も予言のほとんどを外していることから、未来を見通すことができる神様ではなく、我々と同じ人間であることがよくわかります。

ジョージ・ソロス氏もトランプ氏が大統領選を制した後の『トランプ・ラリー』相場で市場を読み間違えて大損をしていますし、世界三大投資家と言えどもやはり人なんだなと実感できますよね。

では、ただの人である彼らは、なぜ投資家として『世界三大投資家』と呼ばれるほどの莫大な資産を築き上げることができたのでしょうか?
その理由は、彼らはいち早く投資やビジネスを始め、お金を稼ぐための行動を現在に至るまで継続し続けてきたからだと言えます。彼らは現在全員80歳前後ですから、投資やビジネスを最低でも70年以上は続けてきたことになります。これって驚異的じゃないですか?
私も20歳から投資を始めたとは言え、それまではお金を稼ぐ行動をしていませんでしたから、彼らからしてみれば行動するのが遅かったと言えるでしょう。
唯一救いなのが、ジム・ロジャーズ氏がビジネスではなく投資(投機)を始めたのが、22歳と私よりも遅かったと言うことです。
株式投資は時間をかければかけるほど、リスクが逓減される上に複利によって資産が大きく膨らむような仕組みになっています。
例えば、NYダウへ長期投資をした場合、過去200年間の間、30年以上の長期投資をしていればどの期間でもプラスのリターンとなりました。もちろん彼らはNYダウに投資し続けた訳ではありませんが、長期投資が有効であると言うのは、彼ら三大投資家たちの人生が証明しています。
我々個人投資家は、彼らほどの莫大な資産を形成する必要はありませんが、仮に毎月5万円の積立投資を70年間続けたとしたら、平均リターンが5.5%で5億円近い資産を形成することができるのです。毎月5万円が5億円ですよ。時間をかけることの凄まじさがお分かりいただけるでしょうか。

これは、裏を返せば個人投資家も1日でも早く投資を始めるべきであると言う話の裏付けとなります。
今から70年以上前、”普通の子供”として生を受け、彼らがいち早く投資やビジネスに興味を持ったことで、世界三大投資家と呼ばれるまでの著名な資産家となったのです。
我々はこの事実を受け止めた上で、彼らから、行動し常に最前線に居続けることの大切さを学ぶ必要があるのではないでしょうか。