【悲報】『肉損ショック』のいきなり!ステーキ、福袋も全然お得じゃなかった模様…

投資の考え方
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お正月の楽しみと言えば、子供の頃は『お年玉』でしたが、大人になってからは楽しみが減ってしまうものです。ですが、年始の風物詩として、『福袋』を買いに出かけるという方も多いのではないでしょうか?

先日、マクドナルドの福袋がお得だという記事が好評いただきました。

【朗報】マクドナルドの福袋。今年は『買い』の模様。
2014年から開始したマクドナルドの福袋がどんどんお得になっているという。しかも昨年までは一部店舗でのみ販売していた福袋だが、今年は全国展開をする予定とのこと。しかもその中身はおトクなモノとなっており、税込3,000円の福...

無料クーポンだけでかなり元を取れるのは嬉しい限りですね。以前は不良在庫の詰め合わせが多かった福袋ですが、最近はこうして中身を公開して、お得な詰め合わせにしてくれる福袋が主流な気がします。ネット社会で情報がすぐに漏洩しますから、完全ランダムで明らかに売れないものを詰め込むよりはPRになっていいのかもしれません。

さて、そんな中昨年末に斬新なPR活動で『話題』となったアノお店が『福袋』商戦でもやらかしているそうです。そのお店こそ、『いきなり!ステーキ』。同店の的外れなマーケティング戦略は、投資冥利のない日本企業のお手本として何度か当ブログでも記事に取り上げさせていただきました。

【悲報】『いきなり!ブレーキ』こと、いきなり!ステーキを展開するペッパーフードサービス(3053)の社長、直筆の貼り紙を全店舗に展開!従業員には怪文書を送る模様www
ペッパーフードサービスが展開する『いきなり!ステーキ』が最近話題となっている。先日、東京都墨田区にあるいきなり!ステーキ(墨田太平店)の店頭に社長からのお願いという直筆の貼り紙をしたことがニュースになりました。その貼り紙の...
【悲報】いきなり!ステーキで今起きている『肉損ショック』。倒産危惧で肉マネーの取り付け騒ぎが勃発中。
ペッパーフードサービス(3053)が展開するステーキ専門店、『いきなり!ステーキ』が案の定、危機にさらされている。社長が直筆で、『客が来ないと閉店することになる』と上から目線で『お願い』をするほど、危機的な状況だったのはま...

そんないきなり!ステーキでも福袋を販売しているそうで、その福袋をレビューした記事を見つけました。

『いきなりステーキ』福袋、2000円お得かと思いきや全然お得じゃなかった
年末にさまざまな理由で話題になった、立ち食いステーキ店『いきなり!ステーキ』。お得感のある美味しいステーキの提…

同社の福袋には、6,000円で8,000円分の商品が入っているそうで、それだけ聞くと確かに『お買い得』な感じはします。ですが、その中身を見てみると、

・いきなりバターソース 410円
・いきなりビーフハンバーグ 550円×3
・プレミアムビーフカレー 648円
・ひれステーキ200グラム 1,944円
・サーロインステーキ200グラム 1,728円
笑顔の見えるマスク 1728円(5個売りの物のみなので5分の1の金額)

合計 8,108円

と、一見2,000円ほどお得なラインナップに見えるが一番下の、いきなりステーキの従業員がつけている『笑顔の見えるマスク』がネックである。

ハッキリ言って、要らないですよね。ここでも“顧客のニーズ”を掴み切れてない感が満載です。次回のコミケでいきなり!ステーキの従業員コスをされる予定のある方以外には不要な代物です。やっぱり昭和風の古臭いワンマンな社風のようですから、福袋の中身も抱き合わせの不良在庫処分と捉えてるんでしょうか。令和も2年目となったこの時代に。

この不良在庫のマスクを除けば、商品合計は6,380円。6%ほどオトクではあるが、心理的にはほぼ定価で買ったのと同じくらいでは無いでしょうか?少なくとも、マクドナルドの福袋は購入した時点で『無料クーポンで確定9%オトク+人気ファッションブランドとコラボした普段使いできそうな限定グッズ』だったことを考えると、どうしても見劣りしますよね。

外食産業の王者・マクドナルドと、ポッと出の一発屋・いきなり!ステーキとの格差がこれです。いきなり!ステーキは結局、顧客のニーズが掴めていないというのが、福袋からも伝わってきます。マクドナルドも顧客のニーズを掴めておらず、迷走した時期は確かにありました。1個1,000円を超えるような高級ハンバーガーを売りにしてた暗黒期もありましたが、『デフレの申し子』であるマクドナルドに訪れる顧客層はそんなものを期待していないんです。それに気付いた同社は路線を再び安くて安定的なハンバーガーショップに切り替え、復活を果たしたのです。

いきなり!ステーキも始めは物珍しさとオトク感から客足を稼いでいましたが、初めから味や品質ではなく値段だけで勝負したため、相次ぐ値上げで顧客がドロップアウトしていったのです。そして悲しいことに、経営層がそれに気付いておらず、未だに上から目線のワンマン経営を続けているのです。

この経営状況を改めないと、本当に『肉損ショック』による倒産が現実的なものとなり、ペッパーフードサービス(3053)には『いきなり!不景気』の波が押し寄せることになるでしょう。

いきなり!ステーキに求められているニーズは、アルバイト店員の笑顔でも『格安高級牛肉』でもありません。ギトギトの脂身でも、(この値段ならまあありかな…)と納得できるような『超格安それなり牛肉』こそがいきなり!ステーキに訪れる客層の求めるものです。結局、外食産業は顧客を味で納得させ続けることでしか継続した繁盛は難しいんだと思います。

スタート時点で、値段で勝負する路線で行ったんですから、その安さに群がってきた顧客層を相手に、値上げを連続すれば客が来なくなるというのは火を見るより明らかですよね。

2020年のいきなり!ステーキはどうなるのか、もちろん私には分かりませんが、幸先の良いスタートとは言えませんね。やっぱり、こんなワンマンのずれた社長が経営している企業に投資するくらいなら、マクドナルド(MCD)へ投資した方が株主としても顧客としても満足できる結果になるんじゃないかなと私は思います。マクドナルドの取締役会は、少なからずワンマン社長が牛耳る企業よりはちゃんと仕事をしているようですからね・・・

【悲報】マクドナルド(MCD)のCEO、従業員との不倫で解任されるwww
ウォールストリートジャーナル(WSJ)の報道によると、米マクドナルドのスティーブ・イースタンブルック氏が従業員との『合意上の性的関係』が問題となってCEOを解任されたとのことです。現在52歳のイースタンブルック氏は2015...

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