【悲報】NISAでの買付が人気のユニリーバ(UL)、収益見通しを下方修正で株価暴落!今が買い時なのか?

投資実務
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日用品メーカーのユニリーバが17日、2019年通期の実質増収率が従来予想をやや下回るとの見通しを示した。背景には南アジアや北米で販売が低迷していることが原因と見られます。

ユニリーバ、実質増収率の予想を下方修正 南アジアが低迷
英蘭系日用品大手ユニリーバは17日、2019年通期の実質増収率が従来予想をやや下回るとの見通しを示した。南アジアや北米で販売が低迷していることが背景。

この影響を受け、同社の株価は前日比9%超の大暴落。今年3月以来の56ドル台まで株価が下落しています。

ユニリーバはここ数四半期で先進国市場の販売が低迷しており、特に同社最大の市場である北米では回復の初期の兆候がみられるが、本格的な回復には時間がかかるとのことだ。

今回の発表によれば、ユニリーバは2019年通期の実質増収率を3─5%としていたものの、この予想をやや下回る見通しだが、利益、利益率、キャッシュへの影響はないとのことだ。

ユニリーバといえば、ADR(米国預金証券)銘柄の中でも、イギリス株として特に人気の銘柄です。同社はイギリスとオランダに上場しており、イギリス株として買付をすると外国での源泉徴収が0となるため一般NISAで買付をして、配当金を丸々貰おうという配当金戦略の投資家たちに人気の銘柄の一つです。同社はリーマンショック時でも増配をしたという実績があり、配当金はここ10年で2倍以上となっている。

1929年、ウォール街の大暴落が発生する1ヶ月前、NYが好景気に湧いていた頃に、オランダのマーガリン会社と英国の石鹸会社が合併してできたのが、現在のユニリーバです。

ライバル関係であるプロクター・アンド・ギャンブル(PG)が、日用品関連のブランドを数多く有しているのに対して、ユニリーバは、カップスープの『クノール』や紅茶の『リプトン』など、食品関連ブランドが稼ぎ頭となっている。

もちろん日用品のブランドも数多く有しており、シャンプーの『LUX』や、『モッズ・ヘア』、ボディケア用品の『Dove』、台所洗剤の『ジフ』などもユニリーバの傘下にあります。

およそ2年前の2017年12月に創業当時からのマーガリン事業を外部に売却。背景にはバターとの競合で利益率が下がっていたことや、消費者の健康志向の高まりによってマーガリン需要が減少していたことなどが挙げられます。

こうした改善策が功を奏して、利益率は向上。先進国での売上は不調な一方で、新興国市場ではそれなりに良い結果を出している。

今回の低迷の原因も、インドで発生したモンスーンの不規則な天候による影響が大きいなど、自然要因であり、外的要因の中でも最もどうしようもないものの一つである。

それが原因で株価が低迷しているというのであれば、それはむしろ安くで買い集めるチャンスと言えるのかもしれません。

米国株市場は気持ちが悪いほどの好調さを見せており、なかなか追加投資をしづらい状態が続いています。これからしばらくユニリーバが低迷するようであれば、もしかしたら初の英国株への投資を検討するかもしれませんね。

もしくは来年NISA枠が復活してから買い付けるか…何にせよ、外的要因で利益が圧迫され、それが原因で株価が低迷するようであれば、投資冥利のある優良銘柄であることには変わりありません。引き続き注目していきたいところですね。

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