米国では、ここ3年ほど平均寿命がどんどん短くなってきているという。世界一裕福な国であり、世界の医療費の半分を米国が占めているというのに、平均寿命が短くなっているとはどういうことだろうか。

この記事によれば、25歳から64歳までの「生産年齢」のアメリカ人が、より高い割合で死んでいるという結果が出たそうです。しかもそのうち、死因として圧倒的に増えているのが、薬物の過剰摂取、アルコール乱用、自殺といった『絶望死』と呼ばれる種類の死だそうです。
米国では投資が一般的とは言え、もちろん投資をしていない人や、そもそも投資をする余裕が(本当に)ないレベルの貧困に喘ぐ人も沢山います。米国は資本主義のトップですから、経済格差も日本の比ではありません。究極の資本主義を体現している国こそが米国なのです。
つまり、米国の絶望死の原因は、この経済格差にあるのです。アメリカ人といえば、声がデカくていつも笑ってるような陽キャラのイメージが強いですが、断じてそんな人物だけではありません。事実、米国の人口10万人あたりの自殺者数は15.3人で43か国中15位と決して低い値ではありません。

米国はそもそもいろんな国から集まってきた人々で形成されている国ですから、人柄なんていうのは出身国によって変化するだろうし、そもそも個人によって性格も違うのが当然です。
資本主義に敗れて貧民として米国内で生きていくしかなくなった人々は、自分の国に帰ることもできず、米国内での『絶望死』を選ぶのかもしれませんね。
これからどんどん米国株の働き盛りの人口が自殺などの『絶望死』を選択していくようであれば残念なことに米国の生産性の高さをキープすることは難しくなるかもしれません。さすがに全体的に影響を与えるレベルにはならないでしょうが・・・
ですがこれが原因で平均寿命を押し下げる原因になっているのですから、無視できないというのも本音ですね。
絶望してお酒や薬物に逃げたり、自殺しようとする人の気持ちは私には理解できません。
今までの人生でたった一度でも自殺したいなどと感じたことはないんです。まあ、もともと楽観的な性格なんでしょうね。

ですが、ストレス耐性はそれほど高くないので、ストレスの原因を自ら早めに取り除くことに力を注いできたというのが正しいのかもしれません。

この他にも今では考えられないほどの貧乏を味わった時代もありましたし、小学生の頃にはいじめられるという経験もしました。
ですが、貧乏は家族全員が一丸となって仕事量を掛け持ちして借金を返済し、抜け出すことができましたし、いじめに関しては、1週間ほど原因不明の無視をされたことがあるので、わざと担任の先生がいるタイミングで主犯格の相手の前に行って、「何が気に食わんのかはっきり言えや!ええ加減にせえよ!」と騒ぎ立てることで話し合いの場を設け、結局仲直りしました。あれは結局何だったんでしょうね?
担任の先生も、部活の顧問も合わないなと感じたらもっと上の立場の人に相談して変えてもらうということを子供の頃から続けてきました。私は良好な人とはもちろん人間関係を築けますが、そうでない人とは一切関わりたくないという、めちゃくちゃ我が儘で社会不適合なところがあるのは自覚しています。
ですが、自殺の主な原因は、『人間関係』か『金銭問題』です。私は自殺するくらいなら嫌だ!と訴えて現状を打破する努力をしてみるのも良いんじゃないかなと思うのです。
それでも変わらないことの方が多いでしょうから、そうなれば自殺じゃなくて学校なら休学したり、転校したり一度リセットして新しい環境で一から始めるのも良いと思うんですよ。
本当に自殺に追い込まれる人の気持ちが分からないので、一概にこうすべき!とは言えないのですが、自殺する前に、というかそれほど精神的に深刻なダメージを負う前に、現状打破のための行動を取ってみてはいかがでしょうか。どうせ死ぬつもりなら、何だってできるはずです。
本題から大きく外れてしまいましたが、人間関係も金銭問題も自助努力でなんとかなるものですし、なんとか出来る間にどうにか行動を起こして欲しいと思います。
米国のような一見明るく力強い国でも、経済格差によって自殺をはじめとした『絶望死』を選ぶ人が多いのは衝撃的でした。
とは言え、それを解決することができるのは、自ら動くことしかありません。
自ら動くことでしか理想の環境を得ることはできないと言っても過言ではありません。
この記事が米国人の目に止まることはないでしょうが、自殺を考える前に、もっとやりたかったこと、すべきことなどを考えて、どうか思い止まって欲しいものですね。