マネックス証券は6日、同社の資産運用サービス「マネックスアドバイザー」を利用する顧客が米アマゾン・ドット・コムのスマートスピーカー「アレクサ」を搭載したデバイスに話しかけることで国内上場投資信託(ETF)の買い付け注文と注文約定の照会が可能になったと発表した。サービスはすでに5日から開始しているとのことだ。

まだ買付ができるのは国内ETFのみとなるので、VOOの買付はできないですが、どんどんと日常生活に投資が浸透してきていることを実感する報道でした。
注文イメージのとしてはこんな感じだそうです。

すごいなぁ〜・・・とは思うものの、正直な感想としては、「これ、必要かな?」というところです。画期的な試みではありますが、別に発注方法にそれほど革新さを求めていなかった私にとっては、そんなところにお金かけるくらいなら早く外国株の手数料無料にしてくれ!と感じます。あくまで個人の感想ですけどね。

DMM.com証券がいち早く米国株の取引手数料を無料にしてくれましたが、規模的にはマネックス証券あたりが動いてくれないとSBIや楽天も動かないだろうなと考えているので、アレクサに対応している暇があるなら手数料引き下げを検討していただきたいです。大事なことなので二回言いました。
というより、アレクサを利用して音声だけで注文して、滑舌が悪くて誤発注とかないんですかね?とりあえず、『Siri』や『OK Google』なんかが上手く利用できない人は利用しない方が賢明でしょうね。
しかしまあ、マネックス証券は大手ネット証券3社の中では最も積極的に変革を起こそうとするタイプだと感じます。今では追随して大手3社がすべて対応しましたが、米国株を買い付けるときの最低手数料の引き下げを一番始めに行ったのもマネックス証券でした。

そこに楽天証券が参入してきて、2社の間でデッドヒートとなり、その後落ち着いた頃にSBI証券が参入するという形で、結局3社ともに最低手数料が撤廃されるという事態になりました。
個人的には初心者にとってはSBI証券か楽天証券が使いやすいと感じていますが、マネックス証券のそういう革新的な点は大変素晴らしいものだと感じています。
楽天証券も、ポイント還元の面で見ればとってもお得な証券会社ですしね。非常に素晴らしいと感じます。
SBI証券は、ユーザーの多さにあぐらをかいているのか、ここ最近のサービス内容自体は他の2社の後追い感が強く、自ら独自的なサービスを展開しているイメージがあまりありません。
為替手数料が圧倒的に安く、利率はめちゃくちゃ低いですが貸株制度があるというのがSBI証券の魅力ではありますが、もっと業界全体がより良い方向に向かっていくようなサービスを業界トップのSBI証券の発信で生み出されることを期待しています。最大手だからといって油断していると足元を掬われますよ。
しかし、これらの企業努力によって今の我々のように米国株への投資がとても手軽かつ少額から可能になっているというのは紛れもない事実であり、これに関しては感謝の意しかございません。
どんどん手数料無料化が進んでいる昨今、今後はもっと個人投資家たちが投資しやすい環境が整ってくることでしょう。そうなってくると、これからは大手3社以外にも使い勝手の良い証券会社が出てくる可能性も大いにあり得ますね。
今回の報道は正直、微妙な内容ではありましたが、近未来の到来を感じさせるような今回の報道は利用者は限られるかもしれませんが、マイナスではないのかなと感じました。