【正論】Youtuber・前澤氏「お金とはありがとうという感謝の気持ちを見える化したもの」

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元ZOZO(3092)の創業者であり、社長だった前澤友作氏が先日、Youtuberとして華々しいデビューを果たしました。

【炎上】Youtuber・前澤友作氏、1,000億円の記帳動画を上げて大炎上ww →ぐうの音も出ない正論を言ってしまう。
先月29日、元ZOZO(3092)の創業者であり、社長だった前澤友作氏がYoutuberとして華々しいデビューを果たした。デビュー作となる、「【初投稿】1000億円を通帳に記帳してみた」は、瞬く間に再生数を伸ばし、わずか2日間で1...

第1弾の『1,000億円記帳動画』は、すでに140万回を超える再生数を稼いでいる。だが前澤氏は昨日、第2弾となる動画をアップし、『自身にとって”お金”とは何か?』という持論を展開している。

私は前澤氏のことは好きでも嫌いでもないが、世間から何と言われようと、成功するはずがないと言われていたファッション関連のECサイトを立ち上げて、ここまで有名なサイトに成長させた彼の手腕は本物であり、学ぶべきことはたくさんあると感じています。

その動画の中で彼は、「(ネットで)叩かれるたびに足腰にきます」などというジョークを交えながら、自身の『お金論』について語っており、

「お金っていうのはありがとうという感謝の気持ちを見える化したもの」

と述べている。フレーズ的にはなんとなくワタミを想像させるが、内容は全く違います。

お金って何なんでしょうか?我々投資家の中で、お金に興味がありませんなんて人は一人もいないはずですよね?

いや、それどころかお金が無ければ今の世の中生きていくことはできません。大半の日本人だって、お金に興味が無いふりをしているだけで実はお金に執着しています。

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それでも、生活するのにギリギリのお金しか稼ぐことはできません。それはなぜか。

私が思うに、大抵の労働者が、お金がありがとうという感謝の気持ちを可視化したものということを理解していないから、ギリギリのお金しか稼ぐことができないんだと思います。

例えば、前澤氏がファッション関連のECサイトを立ち上げてくれなければ、我々は未だに服を買いに行くのにデパートや街のアパレルショップへ出向かなければならなかったかもしれません。その点に関して、我々はZOZOTOWNを利用するたびに前澤氏へ『このようなECサイトを立ち上げてくれてありがとう』という感謝の意を見せ、対価としてお金を支払っています。この時、当然ながら洋服を作ってくれた人々、物流を担当してくれる人々など関係するすべての人々へお金を支払うことになりますが、その感謝の対価がお金なのです。

それだけではありません。もしもこの世に通貨が無ければ、我々は自給自足しなければならなくなります。例えば代表的な和食の朝食を見てみましょう。

これらを自給自足しようと思えば大変ですよ。田畑を耕し野菜や米を作り、鶏を飼って卵を産ませ、漁に行って魚を取って、味噌や漬物を発酵させて…調理用の包丁を鋳造するためには鉄を打つ必要もありますね。食器をつくるのに陶芸の心得も必要ですし、お箸に使えそうな形に木材を加工するのだって一苦労です。

実に大変な労力と時間を要しますが、我々は、千円ちょっとも出せばこんな朝食を食べることができますし、一万円ちょっと出して旅館に泊まれば、自動でこんな豪華な朝食が付いてきます。

我々はお金を通じて、これらの生産者に感謝の気持ちを伝えることで、これらのサービスを受けることができるのです。

大抵の労働者が生活にギリギリのお金しか稼ぐことができないのは、労働者の仕事内容が、代替案のある最低限の感謝しかできない内容だからだと思います。

例えば仮に私が今、会社を退職したところで、会社側はすぐに他のマネージャーを立てるでしょう。役職の有無に限らず、誰かが辞めればすぐにその代わりが補充されます。

その時点でその労働には代替案があり、『あなたじゃなくても良いもの』なのです。だからこそ、その業務をやってくれたことに対する感謝として最低限の給与は貰えるのでしょうが、それ以上を求めるのであれば、何か自分でなければいけない価値を生み出す必要があるのです。

よく、給料が上がらないとやる気がでないとか言ってる奴がいますが、彼らは仕事をやってやってることに感謝しろと上から目線から見ているが、実際は自分の代わりなんていくらでもいることに気づいていないのです。そんな態度の人間は自分から価値を生み出すことはないですから、永遠に給料が上がることはないでしょう。

また、お金を手元に貯金しているだけの人は、何の価値も生み出していないから資産を増やすことができないのだと私は思います。

私は幼い頃、『三国志』や『信長の野望』といった歴史シミュレーションゲームでよく遊んでいました。ご存知ない方に簡単に説明すると、自分はどこかの国のトップに立ち、歴史上の名将たちを操って敵国と戦争したり謀略したりしながら自国の領土を拡大し、天下統一を目指すという内容です。

その中で、隣国に戦争を持ち掛ければ、戦争中に少なからず自国の兵士を失いますが、勝てば敵将やその領土の兵力・物資などを手に入れることができるのです。

貯蓄ばかりしていると言うのは、こういったシミュレーションゲームで言えば、戦争して兵力を失うことを恐れて、ただただ無駄な時間を浪費しているだけとも言えるのです。

もちろん、戦争を起こさなければ自軍の領土を拡大することもできませんし、自ら行動を起こさなければ何の面白みも無いゲームだと言えます。行動を起こさなければ価値がないというのはどの世界でも同じなのです。

これとは逆に、自らの兵力(資金)を株式市場という戦場に送り出し、自軍の領土(自らの資産)を拡大しようと努力するのが投資家という人間です。

株式投資をする投資家が資産を拡大できる理由は、企業の利益の増減リスク、株価の増減リスクを積極的に負うという行動に大変な価値があるからです。株式投資による資産形成は、企業から株主への感謝の気持ちと言えるでしょう。企業が資金に困っていた段階で将来性を見込み、投資した投資家たちには、そのまま倒産してしまうリスクが高い代わりに大きなリターンを得る可能性もあるのです。

さらに言えば、短期的にリスクを負ってくれる投資家より、何十年と長期的にリスクを負ってくれる投資家の方が価値があるため、長期投資家の方が報われることが多いと言えるのです。

株式に長期投資をしているというだけで、あなたは普通の人にはできないことをやっているのです。

株式投資は誰にでもできるけど、誰でもできる訳ではありません。私は、極論、日本国民全員が個人投資家になれば財政問題なんて解決できると思っていますが、同時に株式投資が誰でもできる訳ではないと考えています。twitterで交流のある投資家の方々も、いい意味で変態な方ばかりです。

誰でもできる訳ではないからこそ、そこに価値があり、投資先からの感謝が生まれ、ゆっくりとですが株主価値は膨らんでいくのです。

前澤氏の論じる、「お金とはありがとうという感謝の気持ちを見える化したもの」というのはまさに正論であり、これに対して噛みついているようでは、一生お金持ちにはなれないのではないでしょうか。

まあ、いくつになっても自ら価値を生み出さず、お金持ちに僻み続ける人生を送りたいのであれば、好きにすれば良いのですが。

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