【衝撃】人生の勝者しか手にすることができない『人生ゲーム』が話題に!

投資の考え方
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国内の貴金属取引最大手である田中貴金属工業が昨日、タカラトミー(7867)とコラボして制作された『純金製人生ゲーム』を公開した。時価総額1億5,000万円相当で、もちろん人生ゲーム史上最高額。『純金投資』という選択肢を世間に広めるためのPR活動の一環だとのことだ。

1億5000万円の純金製人生ゲーム、“真の狙い”は? 「老後2000万円」問題でサービスも注目
田中貴金属工業は、時価総額1億5000万円相当の「純金製人生ゲーム」を公開。主力商品「純金積立」への理解を広めたい考え。同社オリジナル版の人生ゲームも制作しており、家族で楽しみながら資産としての金の価値を知ってもらうきっかけにする。

盤面はもちろん純金が惜しげもなく利用されており、ゲーム盤だけでなく、車や人間の駒、建物なども貴金属で作られている。金12.4キロ、プラチナ4.5キロ、銀17.2グラムが使用されており、写真を見る限りでは、駒や車などはプラチナが利用されているようにも見えます。

大変絢爛豪華であり、これを所有することができれば、ゲーム内で何度負けようが悔しくも何とも思わないレベルで、まさに『人生の勝ち組』しか所有することはできない人生ゲームと言えるだろう。(もちろん非売品だが)

さて、そんな話題に水を刺すようで悪いが、肝心の『純金投資』について改めて考えてみよう。純金は『有事の金』と呼ばれるように、昔から景気の悪化があるたびに資金をエスケープさせるために活用されてきた現物資産です。実際、今年の6月頃、トランプ大統領による対中関税が発動されたことがきっかけで、金価格は一気に上昇している。6月頃の金相場、約4,600円/gから現在の約5,600円/gへとわずか5ヶ月で金価格は20%も上昇した計算だ。

田中貴金属工業サイトより

対して、過去1ヶ月間の金価格の推移を見てみると、NYダウが最高値を連日更新しているあたりから金価格は下落を始め、少し株価が落ち着けばまた金価格が上昇してくるなど、確かに逆相関性があるように見受けられます。

田中貴金属工業サイトより

じゃあ、「リセッションがくる前に持ち株を全て売り払って、金を買えば良いじゃないか!」という考えが出てくるかもしれません。ですがそれはあまり賢い選択肢とは言えないでしょう。

米国株投資家であればほとんどの人が一読はしたことがあるだろう、ジェレミーシーゲル氏の名著『株式投資の未来』の中で、それぞれの資産を長期保有し続けた際の比較グラフが、なんと200年間(1801年〜2001年)に渡って集計されています。

それによれば、1801年時点でそれぞれの資産を1ドルずつ保有し続けた場合、どのような値動きになるかという比較をしたものなのですが、最も大きなリターンをあげたのは株式であり、200年間で1ドルが75万5,163ドルへと成長したとのことです。それに対して、金の価値は200年前と対して変わらず、1ドルが1ドル95セントへと成長したに過ぎません。この期間(1801年〜2001年)の間に『金本位制』という金が各国の貨幣価値を担保するという貨幣制度が生まれ、列強各国で採用され、ニクソンショックで弾け飛んだという『純金にとっての一大イベント』があったにも関わらず、金の価値自体はほぼ横ばいで、200年間で2倍にもなっていないのです。(1971年のニクソンショック後はしばらく高騰しているが)

金などの現物資産には『普遍的に不変の価値』があると言われていますが、まさに200年間、価値が変わらないということを証明したとも言えるでしょう。そして、価値が向上していかないのであれば、投資対象としては心許なく、さらに金などの現物資産はいくら持っていても新しい価値を生み出すことはありません。

1キロの地金を持っていたら翌年に10グラムの金が増えて、さらに翌年には複利で11グラムの金が増えて・・・なんてことはありませんよね。純金はこれまでにプール4杯分ほどしか採掘されておらず、1キロの純金ははるか3,000年以上前、古代エジプトのツタンカーメン王の時代から1キロの価値しかありませんでした。そして金が生み出す価格の変動とは、それに対する貨幣価格の変動でしかなく、金本位制ではその国の国力、つまり金の保有量(兌換貨幣の発行総量)によって決まり、為替変動制の現代では、FXなどと大差ない現物資産と言えるのかもしれません。

実際、株価が好調で悲観論がほとんど見受けられなかった2014年~2015年あたりは金価格はほぼ横ばいとなっており、ドル/トロイオンスの金額でみれば下落しているように見えるが、同時期はドル高が進んでいた影響(2014年1月ころは1USD=104円、2015年12月頃は1USD=121円)で相対的に金価格が下落していたにすぎません。

一方、現在は2015年よりドル安となっているが金価格が高騰しているのは、前述のとおり株式相場に対する不信感から、一時的に資金が金へと流れているにすぎません。

もちろん、『人生100年時代』とは言え、一人の人間が200年も生き続けることはできないため、我々個人が投資できるのはせいぜい50年程度。とすれば、我々が生きている時代がこれからそれぞれの資産が値動きをするかわかりません。

ですが、少なくともシーゲル教授が示した過去のデータを見る限り、純金よりは株式に投資し、バイ&ホールドを続ける方が効率的に資産を増やすことができるのではないかと思う次第です。

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