【悲報】CFPさん『つみたてNISA』入門記事でNISAでの短期トレードとインバースETFを勧める謎采配。

投資の考え方
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つい先日、マネー記事を読んでいると、めちゃくちゃな論理の記事を発見しました。

デメリットも確認を!これから始めたい人のための「つみたてNISA」入門|@DIME アットダイム
つみたてNISAは、コストの低い投資信託を長期で積立することにより、資産形成を促す制度です。つみたてNISA口座で投資した投資信託の売却益と分配金が非課税になり、非課税期間も20年と長いため、コツコツ少額で...

つみたてNISAを始めようとする投資初心者に向けて、デメリットも提示した良記事かと思って開いたんですが…読み進めるとまさかの結論でした。

まずこの記事で上げていた、つみたてNISAのメリットは『ドルコスト平均法』による投資が可能なこととあり、毎月決まった額を買い付けることで、長期的に見れば平均購入単価を引き下げることができるというお馴染みのアレです。だが、筆者はNYダウが最高値を更新している今始めるのはデメリットが大きいと言います。そして つみたてNISAは、景気悪化などで大きく下がった後に始めた方が、運用益は良くなると考えられ、今始めるべきではないと言うのです。

じゃあ、投資しない方が良いのかと言われればそうではなく、タイトルにある通り、つみたてNISAではなく通常のNISAを活用し、金に投資する投資信託や、インバースETFに投資をし、1~2年の短期で投資することを勧めているのです。

つみたて投資を始めようとする初心者に、ハイリスクの投機を勧めているようなもので、CFPと名がついていれば何を言っても構わないのかと落胆しました。

そもそも『つみたてNISA』は20年間にわたって長期的な投資を促進する政策であり、もちろん長期目線での投資が大前提です。米国株市場に限って言えば、今の株価は20年後から見れば割安である可能性は大いにあるのです。例えば、今からおよそ20年前の1999年の10月末頃、NYダウの株価は1万ドルを少し超えたあたりでした。

99年に入ってから、初めてNYダウは1万ドルを超え、米国市場は『ITバブル』も相まって、お祭り騒ぎの状態でした。しかしその裏で『すでに株価は高すぎる』という懐疑的な意見がチラホラと出ており、実際ITバブルの崩壊から始まり、リーマンショックで終わる2000年代の米国株のリターンは散々なモノでした。

しかし、そのお祭り騒ぎから20年。今は当時より株価水準は2.5倍にまで成長しているのです。1999年にNYダウに投資をしていた投資家は、その後2000年代に元本割れを何度も経験することになったでしょうが、その不調時も『ドルコスト平均法』でコツコツと積み立て投資をしていれば、2010年代に入ってからの右肩上がりの成長で一気に報われることとなったでしょう。

投資の初心者に向けた記事を書くのであれば、こういう論調にすべきではないですか?何が、「株価の暴落を待ってからつみたてNISAを使うとして、今は株価暴落に備えて通常のNISAで金やインバースETFに投資しましょう」だよ。

NISA枠をそんな悪用ばかりするから、通常NISAの恒久化が見送られるんじゃないですかね。前も記事にしましたが、NISA枠を利用してインバースに投資することは、相当な愚策と言えます。

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というか、つみたてNISAで株価が高い時期に1、2年積み立てたところで、20年以上の積立投資を前提とするなら誤差の範囲にしかなりません。高い時期も安い時期も投資を続けることで買付単価を平準化するのが『ドルコスト平均法』なのではないでしょうか?

そして、なぜ今後1、2年だけ高い時期だと言い切れるのでしょうか。1~2年以内にリセッションが来る可能性は確かに高いと思いますが、その後も懐疑的な中で株価は上昇し続けるかもしれないです。

そんな中でNISA枠でインバースを保有していれば損失はどんどん拡大していき、損益通算もできず泣き寝入りするしかないのです。また、インバースは長期的に保有すればするほど減価していくので、1年、2年もインバースを保有し続けるのはこれまた愚策。私は、インバースという商品は、確実に下落するだろうという確証を得られるタイミングで数日の間にスイングトレードをして利ざやを得るような商品だと考えています。総じて、なぜこのような記事を載せたのか、理解に苦しむところです。恐らく何かしらのインセンティブが発生しているんでしょうね・・・

そして、株価が安くなったところで、つみたてNISAを始めると言いますが、安くなったその株価が底値である確証もこれまたありません。投資の初心者が、どこまで株価が下落するか分からないような相場の時期に投資を始めることができるとは到底思えません。投資をしていなかった人々が株式投資に興味を持ち始めるのは今のようなNYダウが最高値を更新しているような相場の時なのです。

株価が上がっている時にやっと興味を持ち始めて、それでも投資を始めないような素人が、株価が暴落して人々が逃げ出している時に投資を初められると思いますか?私はそうは思いませんね。

もちろん、あなたが20××年の何月何日から20△△年の何月何日まで株価が大暴落するとはっきりとわかる投資初心者の方であれば、NISA枠でインバースを利用して底値で売り払い、つみたてNISAに切り替えてコツコツ投資を始めるという手法を引き留めはしませんけどね。

私には残念ながらそのような能力は備わってませんので、株高が進む中でもNYダウの個別株とS&Pに連動するETFにコツコツ積立投資を続けていく予定です。

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