【悲報】ウォーレン・バフェット氏が、退職金での投資に警鐘を鳴らす。投資は収入を増やす手段ではない。

投資の考え方
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昨日、マネーボイスに刺激的な記事が掲載されました。

天才投資家バフェットが警鐘。なぜ日本人は収入が途絶えた老後から投資をするのか?=俣野成敏 | マネーボイス
バフェットの名言「ルール1:お金を失わない ルール2:ルール1を忘れない」のあとに、「ルール3」があるのを知っていますか?天才投資家の名言を紐解きます。

この記事によると、2018年7月に日本証券業協会調査部が全国の20歳以上の投資家に対して行い、5,000人から有効回答を得たインターネット調査「平成30年度個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書」によると、回答者の6割が男性でかつ60歳以上が過半数を占めており、年収が300万円未満という層が45.4%と最も多かったとのこと。

まあ、回答者の過半数が60歳以上のリタイア後の老人であることを鑑みれば年収が300万円未満というのもうなずけます。さらに彼らが証券投資に興味を持ったキッカケが、「今の収入を増やしたいと思った(38.4%)」「株主優待があるから(35.6%)」「将来の生活に不安があり、必要性を感じた(23.6%)」といったものであり、多くの投資家が収入が途絶えたり、先細りする状態になってから、労働収入の代替え手段として、投資を検討しているということが浮き彫りになりました。

しかしここでバフェット氏の名言が光ります。

ルール1:お金を失わない
ルール2:ルール1を忘れない

この2つのルールは、資金を失わないことが最も大切であり、リスクをきちんと考えて余剰資金で投資すべきということを教えてくれています。

つまり、投資を始めるなら、毎月の安定した収入が確保できるうちに少しずつ始めるべきであり、老後に退職金を持ち込んで意気揚々と投資の世界に足を踏み入れるのは危険な自殺行為だとしています。

そもそも、収入を増やすことをメインに株式投資をすることは、とても高いリスクを負っていることを肝に銘じるべきです。

収入を増やすことに重きを置くのであれば、必然的に配当利回りが高い高配当株への投資がメインになります。高配当利回りの株は、株価が長らく低迷しているからこそ高配当なのであって、代表的な銘柄で言うとタバコ株や金融株、エネルギー株など、あまり投資家に人気のない銘柄が主になっております。

私もエネルギー株のエクソンモービル(XOM)を4年ほど保有していますが、私のポートフォリオの中では唯一の含み損銘柄となっています。もちろん、今の株価などはあてにはならないのですが、高い成長率と増配率でYoCをガンガン上げてきている他の個別銘柄を見るとエクソン・モービルはそれほど優秀ではないことがわかります。

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そのため、私は今の資産総額3,000万円から見れば、年間の配当手取り額は日本円で60万円程度と収入源としては心許ない状態です。それでも投資元本1,200万円程度から見れば、YoCが5%ほどあるので十分高配当利回りが確保できているんですけどね。

高配当銘柄は得てして株価が低迷しがちですので、60年間株式投資のことなど考えもしなかった株式投資の初心者が手を出せば、確実に下落時に狼狽売りしてしまうんじゃないかなと思います。また、銘柄によっては減配の可能性があることも覚えておかなければなりません

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そして減配リスクは米国株よりも日本株の方がはるかに高く、日本企業は『株主ファースト』の考えがまだまだ根付いていないため、高配当株に見えていても少しでも業績が悪化すると減配してしまいますので、毎年減配リスクに怯えながら投資を続ける必要があります。

ですが、株式投資を『収入を得る手段』だと考えている初心者は、収入を上げるために日本の高配当株や値上がり重視のボロ株投機などに手を出しがちです。日本の高配当株は前述の通り、配当金の支払いが不安定ですし、ボロ株に関してはただのギャンブルです。初心者が手を出して取り返しのつかないほどのダメージを負って株式市場からの撤退を余儀なくされるという流れがセオリーです。

バフェット氏の教えに則れば、お金を失わないことこそが最重要だと言えるのです。定年後に退職金を叩いて買った株が減配したり暴落したりして大損してしまったなどという笑えない話はいつの時代も腐る程あります。

そして、なぜ60代以上の初心者たちがそのような投機に手を染めるのかというと、彼らに残された人生はそれほど長くはなく、かつ60年間生きてきたために謎のプライドと自信があるのです。投資の世界では初心者だというのに、不思議と自信があるものですから、ガンガン投機的な投資に手を出すし、30年、40年などという長期投資になんか興味はありません。リタイア後40年間も生きている確率は今のところそれほど高くはないですからね。

だからこそ短期的な視点にしか興味がなく、短期的な投機に手を出しかねないのです。

何度も言いますが、投資は収入を確保するためのものではなく、配当金を受け取ったとしてもそれを再投資しなければ、資産が大きく膨らんでいくことはないのです。受け取った配当金を再投資せずに使うことは、雪が積もっていないアスファルトの上で雪玉を転がすようなものです。どれだけ転がしても大きくならないばかりか、アスファルトとの摩擦で薄汚れてどんどん雪が溶けていって逆に小さくなってしまうことでしょう。

もしあなたが、豊かな配当金生活を夢見るのであれば、資産が億単位でなければなかなか実現が難しいということは覚えておく必要があります。だからこそ、リタイアしてしまう前に一日でも早く投資を始め、少しずつでも資産形成をする必要があるのです。バフェット氏の警鐘はそれを教えてくれています。

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