【壮絶】管理人Yukiのブラック企業体験記。投資家としても労働者としてもIPOに関わるのは危険。

投資の考え方
スポンサーリンク

私Yukiは現在20代後半ですが、3度の転職を繰り返しており現在勤めている会社が4社目となります。やっと尊敬できる上司にも恵まれ、長いスパンで勤めようと思える企業に出会えましたが、社会に出てからほとんどの期間は、いわゆるブラック企業で仕事をしてきました。

そんな中で一番壮絶だったブラック企業は2社目に入社したサービス業を営む中小企業でした。2社目の会社はIPOを目指しており、経理部門を強化するということで募集をかけていたので応募してみたところ無事に採用されることになりました。そして入社後1年ほどで退職することになるのですが、今思えばブラック企業の片鱗が入社前から見えていたような気がします。

スポンサーリンク

入社前からブラックな香り

まず初めに、ん?と思ったのが、内定後の条件面談の時でした。管理部長(当時30代前半)から、「いつから来れる?」と質問され、「現職の引継ぎが終わってからなので、2か月後くらいになりますね」と答えたところ、「それだとちょっと遅いなぁ~…来月から来てくれない?来月から来てくれたら入社祝い金を支給するから!」と提案されました。

私も、まあお金(一応伏せていますが結構な金額)が貰えるのであればということでその条件を飲み、引継ぎのスケジュールを早めて入社したのですが、この時点で怪しいということに気づいておくべきでした。入社を早めてほしいというくらい人員確保に困窮しているということは、それだけ離職率が高いか、そもそも人員確保が十分に出来ていない可能性が高いです。そういった企業は言わずもがなブラックな労働環境であることが多いので、内定をもらったことで浮かれるのではなく、しっかりと条件面談で、『勤務開始日を早める』『給与条件を採用時より少ないレンジで提案する』など、危険な香りがした場合は、警戒しておいて損は無いでしょう。

とにかくブラックなエピソード集

本当にIPOを目指すの?というくらいの『少数精鋭』

まず入社直後に驚いたのが、財務経理部門が私と部長を入れてもわずか5名しかいなかったことです。組織としては、管理部長が経理部長を兼任しており、私が配属された経理部が私ともう1名20代の女性。財務部が30代前半の財務課長と、私と同じくらいの年齢の男性が1名という感じでした。というか入社時は財務経理すら分かれておらず、今から上場を目指そうという社員数200名程度の企業の財務経理としてはなんとなく心もとない気はします。やはり離職率の高さが『少数精鋭』を生み出している原因と言えるでしょう。もちろん少数ですので、仕事を人に教えることができる余裕のある人も居らず、入社初日から22時を超える残業となりました。

入社翌月から『課長代理』

そんな中でもIPOという目標があったため仕事に全力で打ち込むことができましたが、入社1か月で試用期間が終わり、なんと『経理課長代理』という謎の役職を付けられることが決定しました。経理課長が居ないのに誰の代理だよと思いながらも仕方なく承ることになりました。ですが、経理課長代理になったことで様々な弊害が発生しました。

まずは、役職者と年俸制になったことで、残業代と賞与が無くなりました。その代わり役職手当のようなものを付けてもらいましたが、それでも毎月額面で33万円程度の給与。手取りでは30万円を切ります。大阪で20代半ばとしてはかなり多い方かもしれませんが、その代償として増えた業務が以下の通りです。

・1名だけとは言え部下のマネジメント

・経理課の採用面接担当

・経理規定の改訂

・中長期予算案、中長期設備計画案の作成・提案

・月次報告役員会議への参加義務

・IPOによる監査法人や証券会社とのスケジュール調整

・四半期ごとの有価証券報告書レベルの書類作成

経理課として関連する業務だけでこれくらい増加しました。あとは役職者として参加義務がある会議とかを合わせれば、本当に激務でした。新卒2~3年目の社員にこれらを丸投げするとイメージしていただければ、少しは大変そうだなというのが伝わるかと思います。私の経験上、実績が無いのに入社直後から役職を付けてくるような会社は危険です。残業代がかからないという規定のもと馬車馬のごとく働く必要が出てきます。

平均残業時間120h/月、最大49連勤記録。夜中に謎の接待

残業代がかからないために異常なほどのサービス残業が発生します。土日祝日も出勤しているので月の平均残業時間は優に120hを超えていたと思います。繁忙期は週に1度か2度は家に帰れないことが普通にありましたし、7週間(49日間)連続で出勤し続け、高熱で倒れたこともあります。夜中の2時に社長から事務所に「どうせ事務所に居るやろ?今、接待中やから全員連れてこい!」と電話がかかってきて、管理部長と財務課長と3人で、大阪・北新地にある高級クラブで謎の若社長とお酒の席を設けさせられたこともありました。

社長室に雀卓、会議室にPS4。愛人へのプレゼントは「何の勘定科目や?」

社長もそんな感じで全く尊敬できない人物だったので、次第にやる気は失われていきました。

社長室は全面ガラス張りで中の様子が良く見えていたのですが、来客用の大きなデスクが設置されてありました。そのデスクですが特注仕様だったようで、ボタン一つ押すだけで雀卓に早変わりするというスグレモノでした。大抵の場合、平日だろうが夕方頃から謎の社長たちを呼びつけて雀卓で何ゲームか遊んだあと、大阪の街に飲みに行くと言うのが社長のルーティンでした。

それだけでなく、一番大きなモニタが置いてある会議室にはPS4が置いてあり、ウイイレやパワプロといったスポーツゲームのソフトが置いてありました。我々管理職もたまに業務時間中にゲームの対戦を強要させられ、接待ゴルフならぬ接待ウイイレをしたものです。

そういったゲーム機が実費だったかどうかは不明ですが、一度社長から受けた相談で、領収書だけ渡されて、「これ、贈り物なんやけど何費になるんや?」と聞かれたことがありました。それが何十万もするような物だったので、中身は何ですか?どなたに贈られたんですか?と問いただしたところ、なんと浮気相手へ贈ったプレゼント代だと言うことが判明しました。

さすがにこれには、「社長!本気でIPOする気あるんですか!?」とブチギレてしまい、当然ながら計上はさせませんでした。ブラック企業では、自己負担の経費まであわよくば会社の経費で落とそうとたくらんできます。特に中小企業だと、「自分の会社やのに、何でアカンねん!」というめちゃくちゃな社長が一定数いらっしゃいます。大阪だけなのか、全国区なのかは不明ですがね。。。

社長が突然、IPOを取りやめる!と宣言。⇒私も退職を決意

その後もそんなわがままワンマン社長の元で毎日激務に追われていた私ですが、ある日突然社長が、「もーいやや!IPOなんかやめるぞ!」と騒ぎ始めました。すでにIPOに向けてかなりの費用をかけていたにも関わらず、監査法人や証券会社に日々追われ続けるのがイヤだという理由で一方的にIPOを止めてしまいました。

IPOをしないと決まれば、私としてもこんな会社にいるメリットはなく、その日のうちに退職届を提出し、少しだけいただいたストックオプションを買い取ってもらい、2週間後には退職していました。

ブラック企業で学んだこと

この会社に在籍したのはわずか1年弱ではありましたが、マイナス面ばかりではなく、数年分の社会人経験を積むことができたというメリットはあったと思います。

これだけの激務に耐えれたため、かなり実務経験も積むことができ、その後の勤務先ではそれほど仕事で困ることはありませんでしたし、何より基礎体力的な部分はかなり身に付きました。

今現在、決算の繁忙期や、風邪で体調を崩したとしても毎日ブログを3記事ずつ更新し続けることができる体力があるのは、自分で楽しんでやってるからと言うのもありますが、明らかにこの当時、身体に鞭打ってムリをしてきた経験によるものだと思います。

その経験が良いか悪いかは別として、例えば40歳、50歳になってから当時のようなムリな働き方は絶対に不可能だと思うので、まだ若かったうちに無理難題が毎日襲ってくるような環境で働いた経験と言うのはマイナス面だけではなかったのかなと感じています

それでもブラック企業とIPOには関わるべきではない

精神面や体力的な面で言えばプラスの部分もあったとはいえ、出来ることならブラック企業とは関わるべきではありません。あなたが今、ブラック企業にお勤めであればすぐにでも転職することをおススメしますし、IPO企業にしても、上場が認められたとはいえ、まだまだ企業としては未熟な場合がほとんどです。安定して成長していくというビジョンはまだ夢物語であり、半信半疑。信憑性に欠けると言えるでしょう。

例えば、かつてマクドナルド(MCD)を倒すと本気で言われていたIPO銘柄のシェイクシャック(SHAK)は、先日の決算を受けて、株価は13%以上の暴落。今年の夏にはIPO直後に付けた最高値を更新したとして期待されていたのに、期待に沿えなかっただけで、すでに最高値から3割以上株価は暴落しています。

今年IPOを果たしたばかりのピンタレスト(PINS)やウーバーテクノロジーズ(UBER)、リフト(LYFT)、さらに老舗としてブランド力もあるリーバイス(LEVI)までもが苦戦していることはご存知でしょう。

IPOは単なる上場企業のスタートラインであって、IPOを果たしたからと言って終わりでもなければこれから先の方が大変になるのです。スタートラインの段階でだれが一番速いかなんて言うのはハッキリと言ってわかりっこありません。さらに労働者としてはIPOを予定していたが辞めるなんて言うようなことが往々にしてありえます。それらの経験から、IPOを謳っている企業には、労働者としても投資家としても、むやみやたらと近づくべきではないと私は考えています。

サラリーマンとして大企業で働きながら、安心安全な米国株の主要指数であるNYダウやS&P500に連動するETFや投資信託に積立投資を行うと言うのがもっとも理想的なサラリーマン投資家の形なのかもしれませんね。

↓ポチっとワンクリックよろしくお願いします!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

↓こちらもワンクリックいただけると嬉しいです!

タイトルとURLをコピーしました