【悲報】かつてのグロース株、アンダーアーマー(UAA)不正会計の疑いで当局が調査

投資の考え方
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ウォールストリートジャーナル(WSJ)の報道によると、スポーツウエアメーカーのアンダーアーマーの会計処理を米国連邦当局が調査しているとのことだ。アンダーアーマーは、ある四半期から別の四半期に売上高を付け替え、業績を実際よりよく見せかけていた疑惑が持たれている。とのことです。

アンダーアーマー、会計処理めぐり連邦当局が調査
証券取引委員会(SEC)など米連邦当局は、スポーツウエアメーカーのアンダーアーマーの会計処理を調査している。関係者が明らかにした。

アンダーアーマーといえば、2015年頃までは期待のグロース株と呼ばれていました。米国内の売上高では、アディダス(ADS)を追い抜き、モルガン・スタンレーのアナリストが『ナイキ(NKE)すらも射程範囲に収めた』というレポートを出し、今後10年で最も成長するであろうスポーツ用品メーカーだと予想されていました。

アディダスを打ち砕いた新興ブランド「アンダーアーマー」:その雑草魂の成長戦略とは? | DIGIDAY[日本版]
急成長を遂げるスポーツブランド「アンダーアーマー」。米国内の売上でアディダスを追い抜き、世界的に見てもナイキを射程圏内に収めたという。その要因は米国の若者がスポーツウェアをファッションに取り入れるようになったこと。世界最大のフィットネスアプリを運用し、ライフスタイルまで提案できることが強みだ。

2015年当時は、2018年度までには売上高75億ドルを目指すなどと強気の姿勢でしたが、2018年度の実際の売上高は51.9億ドルと予想の7割にも満たず、2期連続の最終赤字を計上していた

アンダーアーマー2018年度決算は2期連続の最終赤字 | WWD JAPAN.com
アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)の2018年12月期決算は、売上高が前期比4.0%増の51億9300万ドル(約5764億円)、純損失は前期の4826万ドル(約53億円)から4630万ドル(約48億円)とわずかながら改善した。

さらに2015年には我が巨人軍もユニフォームのサプライヤーがアディダスからアンダーアーマーに変更となり、日本でもアディダスを打ち倒したとして当時、話題になりました。

しかし、そんな状態ですから、アンダーアーマーの株価はこの2015年をピークに下落の一途。読売ジャイアンツもユニフォームをアンダーアーマーに変更した2015年のシーズンから今年セ・リーグで優勝するまでの4年間(2015~2018年)の間、リーグ優勝から遠ざかることとなりました。(これは別にアンダーアーマーのせいではないでしょうが笑)

一方で、アンダーアーマーに打ち破られたはずのアディダスと、淘汰されるであろうと予想されていたナイキは絶好調。ナイキは2015年には50ドル台後半だった株価が4年で90ドルへ。アディダスに至っては、70ユーロ程度だった株価が現在280ユーロまで成長しています。

2015年当時は、今ほどリセッションに対する恐怖感も市場を覆っておらず、近年では最も楽観主義が蔓延していた頃ではないでしょうか。また、誰でも知ってるような大企業に投資するのはクソダサいという風潮が株式市場には流れており、ナイキはアンダーアーマーに、マクドナルド(MCD)はシェイクシャック(SHAK)にとって変わられると言われ、『PGはPBに負ける(プロクター・アンド・ギャンブルはプライベートブランドにシェアを奪われる)』と罵られ、一番アツい個別株と言えばギリアド・サイエンシズ(GILD)であり、「GILDを保有して気絶してれば億万長者になれる」などと言われていました。

ですが、その後プロクター・アンド・ギャンブルやマクドナルドが堅実な成長を見せる一方で、これらの『長期投資に適した』銘柄たちは苦戦し続けました。唯一、シェイクシャックだけは2015年当時の最高値を先日4年ぶりに更新することができましたが、その後再度25%超の暴落にあっています。

そしてこれらのブームの後に、『FANG』や『GAFA』といったITセクターへの投資がブームとなったのです。

さて、そんな一時代を築き上げたアンダーアーマーですが、私はクラフトハインツ(KHC)の際にも申し上げたとおり、企業側が不正会計を働いたという場合は、即売却すべきだと判断しています。

不正会計を働いたということは株主に対する裏切り行為であり、同社の発表する数字に対する信用度が著しく低下いたします。投資家を騙して数字をよく見せ、資金調達をしようとするのは企業としては末期の状態です。不正会計というのは、『自社製品に自信がなく、優位性もないんです。まともに戦っても勝てないので数字をごまかしましたよ』と自白しているようなものです。そんな企業に投資し続ける意味はハッキリと言ってないです。

そんな損失リスクの高い銘柄にわざわざ投資をしなくても、誰もが知ってる大型株でも十分に成長を期待することができるというのは2015年以降のナイキやアディダス、マクドナルドやプロクター・アンド・ギャンブルの株価の上昇を見ればおわかりいただけるはずです。

誰もが知らなかった個別株の噂があなたの耳に届く時、すでにそれは誰もが知っているグロース株へと変貌しており、投資冥利があるかないかは運次第のギャンブル銘柄へと変貌しています。

あなたが数十年前から、ナイキのスニーカーを履いて近所のマクドナルドへ友達と出かけたり、アディダスのユニフォームをプロクター・アンド・ギャンブルが製造している『アリエール』と『レノア』で洗濯してもらっていた記憶があるのであれば、それらの銘柄こそが長期投資に向いた本当の個別銘柄ではないのでしょうか。私はそう言った銘柄の方が安心して長期保有することができます。

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