昨日も当ブログで取り上げましたが、議員に対して資産内訳の公開を求める資産公開法により、小泉進次郎氏の配偶者である小泉クリステル氏の保有する有価証券が2.9億円であったことが話題となりました。

ちなみに小泉クリステル氏の保有する有価証券の内訳は、
・有価証券
国債 1億5000万円
公社債 1399万円
証券投資信託及び貸付信託等 802万円
その他 1億1800万円
とのことです。これを見てマウントを取りたがる残念な日本人たちからは、「これだけの資産を持ってるのにほとんど株式がないじゃないか!」「やっぱり株式投資なんかギャンブルで、滝川クリステルでもほとんど国債しか買ってないじゃないか!」という意見をチラホラと聞きました。

絶対に、株式の保有率が低いことを指摘してくるヤツは出てくるだろうなと思ってました。クリステルさんもVOOに全ブッパ!くらいの思い切りの良い投資をしてくれれば、国民の投資に対する意識が変わるかもしれないのになと思いました。
それはさておき、今回はそんなマウント取りたがりの方の意見をバッサリと遮断したいと思います。彼女が資産のほとんどを国債や公社債という安パイな金融商品に投資していても問題ないのは、ハッキリと言って彼女が高収入だからです。収入が高ければもちろん税金も高くなりますが、それでも1年間で手元に残る金額は、一般庶民が一生かけても稼げるかどうか分からないほどの金額です。芸能界で活躍している彼女の収入は、そこらのマウント取りたがりの庶民と違ってかなりの額になるため、一部をノーリスク資産として保有していても十分な金融資産となりますし、彼女の場合は本業から高収入を得ることができるため、投資にそこまで全力を注ぐ必要性はないのです。
あなたが資産運用をしているのはなぜですか?毎月わずかな収入から雀の涙ほどの貯蓄をし続けていても到底、老後に悠々自適な生活を送ることができないからではないのですか?そんな一般庶民が国債だけしか資産運用をしていなければ、老後に十分な金融資産を形成することなんてできる訳がないですよね。人生かけてたったの2,000万円も貯蓄できるか不安だと言っている日本人の多さを見れば明らかです。
ある分野で一流の活躍をして十分な金融資産を収入だけで稼げるのであれば、無理してリスクを冒す必要はありません。例えばイチロー選手が野球の練習そっちのけで資産運用のことについてネットで調べて実践して、毎月ちまちまETFを買って…なんてことを続ける時間があれば、その時間で素振りを続ける方がよほど金融資産にプラスと言えますよね。彼は一流のプロ野球選手だったんですから。
もちろん彼らも節約をして米国株投資に資金を投じれば我々では想像できないくらいの金融資産を築き上げることはできるでしょうが、それに余計な時間を取られるくらいなら、イチロー選手なら野球の練習、HIKAKINさんならYoutubeに上げる動画の編集をしていた方がはるかに高収入を得ることができるのです。
我々庶民が投資すべき金融商品はやはり株式だと思うし、その中でも安定的な成長を見せ続けてきた米国株に投資をし続けるのがベストアンサーだと考えています。
彼女のファンだからと言って、彼女の真似をして国債や公社債を持ち続けてみても、あなたが思っている以上に大した資産にはなり得ませんよ。個人向け国債はそれこそ億万長者並みの資金がある人がリスクに備えるために、普通預金の代わりに利用するような商品です。大量の資金を必要とするので、庶民にとっては買う意味はありません。
あなたがせいぜい年収2,000万円未満の勤め人である以上は、投資対象として国債などのノーリスク資産を選ぶことは愚策であると断言できます。