【結果論】アルツハイマー治療薬を開発したバイオジェン(BIIB)は、かつて『長期投資に適した』銘柄だった

投資の考え方
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先日、米国大手製薬会社のバイオジェンと、日本の製薬会社であるエーザイ(4523)が共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」を米食品医薬品局(FDA)に承認申請する方針を明らかにした。

米バイオジェンとエーザイのアルツハイマー薬、米国で承認申請へ
米バイオ製薬大手バイオジェンは22日、エーザイと共同で開発しているアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」を米食品医薬品局(FDA)に承認申請する方針を明らかにした。

ですが、アデュカヌマブが承認を受けるにはまだまだハードルがあり、実用化まで相当時間がかかる見込みではあります。とはいえ、今までメルク(MRK)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)といった大手各社がこぞって開発を目指し、臨床実験の断念を余儀なくされてきたアルツハイマー病治療薬の開発が一歩前進したことは大きなことではあります。このニュース以降、エーザイは値付かずのストップ高状態です。

さらに、バイオジェン・アイデックの株価も大きく跳ね上がり、一時的には前日比38.5%の上昇を見せる場面もありました。

だが実は、バイオジェンの株価は過去もっと高値まで値上がりしていた時期もありました。

同社株の史上最高値は2015年に付けた475.98ドルとなっています。実はこの最高値を付けた時も2015年3月20日にフランスで開催された学会で、同社のアルツハイマー認知症治療薬候補「BIIB037」が治験において病気の進行を遅らせる効果が認められたことを発表したことが急騰の要因でした。グラフを見てみれば分かるように、バイオジェンの株価は2015年の最高値までは綺麗な右肩上がりのグラフを描いていました。

1991年に1.78ドルだった同社株の株価は、2015年に475.98ドルとなって、24年間で267.4倍にまで成長したことになります。仮に1991年に同社株になけなしの100万円を投資していれば2015年では、2億6,740万円になっていたということですね。

これがどれほどすごいことかというと、1991年〜2015年の24年間の同社株の年率リターンが26.22%だったことを意味し、同じ期間(1991年〜2015年)のバークシャー・ハサウェイ(BRK-A)の年率リターンが14.42%だったことや、かつて1957年〜2003年のフィリップ・モリス(PM)が叩き出した年率リターン19.75%すらも6.47%も上回ったということからもご理解いただけるのではないでしょうか。

もちろん、時代背景も期間も業種も違うため、全く意味のない比較ではありますが、結果論として過去の成績を言ってしまえば、何十年も上場している企業であれば、どんな銘柄でも切り取り方次第で好成績だった時期はあるということです。

ですがこれは絵に描いた餅であり、1991年に同社に投資を始めて2015年の株価の最高値で売却した投資家などというのは一人もいないのではないでしょうか。

1991年といえば、ソ連が崩壊し、資本主義である米国が冷戦に勝利してこれから真の意味で覇権を握っていこうという時代です。そんな時代にファンドマネージャーが、「今から、バイオジェン株一本に投資して四半世紀ほどホールドし続けます!誰か資金を投じませんか!」と宣伝したところで、果たして資金が集まるでしょうか?そんなクレイジーなアクティブファンドに投資しようなんていう物好きはいないと思いますし、仮にいたとして、24年間待ち続けることができず途中解約しているはずです。

フィリップ・モリスにしたって、1957〜2003年の46年間、ずっと同社に配当再投資をし続けた方はいなかったと思います。訴訟と規制にさらされ続けていた同社を信じて投資し続けるってかなりメンタルが強くないとできないことです。

私も過去のデータをエビデンスとして用いることがありますが、もちろん過去データは参考にはなりますが、その通りに未来の株価が値動きするとは限りません。将来どうなるかなんていうのは誰にもわからないのです。

もちろん、投資家としてリターンの最大化、保有資産の最大化を目指すのは大いに結構ですが、やっぱり最大のリターンを生み出す銘柄がどれかというのは今の時点では分かりませんし、いつピークが来て株価が下がりだすかというのも見当がつきません。

とすれば、どの個別株が最大のリターンを生み出してくれるかなんて分かりっこないので、私は成長可能性の高い個別株に『分散投資』しています。その上でさらに、株価指数であるS&P500にも合わせて投資しているというのは紛れもなく、私の無知に対するリスクへの備えなのです。

結局は、過去の株価などというのは参考程度にしか過ぎず、自分が納得した上で最大限のリターンを目指す投資がその人には合っているのではないのだろうかと私は考えています。

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