【朗報】ピケティが唱えた『r>g』理論がハッキリと証明される。投資家はやはり大正義だった!

投資の考え方
スポンサーリンク

21日、ショッキングなニュースが日経新聞に取り上げられていた。

上場企業の平均年収692万円 1%増、配当の伸び下回る: 日本経済新聞
上場企業の社員の平均年収が2018年度は692万円だったことが日本経済新聞社の集計でわかった。12年度から6年連続で伸びて年率換算では1%だった。

この記事によれば、上場企業の平均年収692万円と、わずか1%の増加にとどまったのに対して、同期間の純利益の伸び率は年率12%で配当総額も同じ12%伸びており、企業の株主重視の経営姿勢が浮き彫りになったとのことです。

ここで思い出して欲しいのが、2014年に翻訳され、大ベストセラーとなった、トマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』に提唱されていた『r>g』という不等号についてである。

ピケティ氏の主張は「資本主義の富の不均衡は放置しておいても解決できずに格差は広がる。格差の解消のために、なんらかの干渉を必要とする」というものだ。その根拠となったのが、「r>g」という不等式なのです。ちなみに「r」は資本収益率「g」は経済成長率を示します。

彼が18世紀まで遡ってデータを分析した結果、「r」の資本収益率が年に5%程度であるにもかかわらず、「g」は1~2%程度しかなかったと指摘する。そのため、『r>g』という不等式が成り立つのである。

そして、この不等号の意味するところは、資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いということです。言い換えれば「裕福な人 (資産を持っている人) はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない」ということになります。

さらに興味深いのが、18世紀から3世紀もの間、経済成長率は平均して1〜2%しかなかったという点です。18世紀の中頃から英国では産業革命が始まり、生産性が飛躍的に高まったというのに、それらの時期を加味しても経済成長率は、平均すればわずか1〜2%の成長率なんです。そしてさらに興味深いことには、従業員の給与の伸び率と経済成長率がほぼ一致しているという事実です。

これは何も偶然ではありません。従業員の給与の伸びは経済成長率と一致するようになっているのです。人によっては、インフレを加味したくらいしか給与が伸びなかったと嘆く人もいるでしょうが、私はちょっと違うかなと考えています。

以前も記事にしたのですが、私は世の中の大多数が労働者である限り、労働者の賃金の伸び率分だけインフレが進むのだと考えています。

どうして資本主義は弱者に厳しいのか
サラリーマンの皆様は、今日から盆休み明けで仕事が始まるという方も多いのではないでしょうか。日本のサラリーマンの皆様は夏季休暇といってもたった1週間ほどしか休みが与えられず、低賃金で働かされているのですから、『社畜』と呼ばれるのも頷けます。...

例えば、すべての労働者に昨年の2倍の賃金を支払えば、それだけで世の中の労働者たちの可処分所得は同じく2倍になる(税金は加味しません)。すると需要と供給の観点から物価も引き上げられていずれは以前の2倍の水準に収まり、結果的には短期的にインフレが加速するだけなのではないかと思います。

対して、『r』の資本収益率は5%と圧倒的な伸び率を記録している。皆さんももう、「たった3%じゃん」なんていう人はいらっしゃらないはず。3%の差は大きいです。

例えば、毎月5万円を30年間、年率2%で運用した場合、2,463万円の資産を築くことができますが、

これを5%に引き上げるだけで、運用結果は4,161万円まで引き上げられます。

その格差はおよそ1.69倍!3%の違いがこれほどまでに資産形成に大きな影響を与えるという事例です。そしてこの格差は時が経つにつれてどんどん大きくなっていきます。このおよそ3世紀の間に資本家と従業員の間に形成された大きな溝はもはや埋めようがないほどになっています。

『じゃあ俺たちが金持ちになるにはどうしたらいいんだよ、このやろう!淡々と不安を煽るようなことを書きやがって!』と思われるかもしれません。ですが、その答えを私は何度も申し上げております。

今のところ、最適解と言えるのは米国という資本主義モデルの成功事例である国で認められた超巨大企業群であるS&P500やNYダウといった指標に連動するETFや投資信託に長期的に投資し続けるということです。米国株式市場は過去200年間に平均して6%程度の成長を見せてきました。

ピケティ氏によれば18世紀からのデータを見れば資本収益率は5%とのことですので、今後は鈍化する可能性も否定はできませんが、労働者として虐げられ続けるよりはよほど素晴らしい結果をもたらすことでしょう。

↓ポチっとワンクリックよろしくお願いします!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

↓こちらもワンクリックいただけると嬉しいです!

タイトルとURLをコピーしました