【悲報】ゲオ、時代に逆行する。

投資の考え方
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大手レンタルショップのゲオ(GEO)でおなじみのゲオホールディングス(2681)が先日、スマートフォン上でレンタルDVD・CDの選択から注文・決済までを行い、店内のロッカーで商品を受け取ることができる、業界初の“非対面式ロッカー型レンタルショップ”「GEO SPEED(ゲオスピード)」を開始することを発表した。第1号店となる「ゲオスピード 仙川(せんがわ)店」は、10月24日にオープン予定となっている。

確かに今までレンタルショップで非対面式の店舗は無く、『なるほど!これは新しい!』とは思うが、それほど喜ぶような内容でもないのである。

この発想自体はそれほど新しいものでもなく、アマゾン・ドット・コム(AMZN)が昨年1月に米・シアトルにオープンした『Amazon GO』は無人のコンビニとして実験的に店舗運営がなされており、2021年までには3,000店舗の出店を計画していると言われている。非常に好調なようだが、それは『Amazon GO』がコンビニエンスストアだからです。

根本的なところからの否定にはなるが、今の時代、非対面式とは言え、わざわざ店舗まで行ってDVDやCDをレンタルしようと言う人はどれくらいいるのだろう。まあ、私が知らないだけで一定の需要があるから今もレンタル式の店舗が運営できているのでしょうが、確実に需要が減って苦戦しているのは否めない。以下は、レンタルショップと呼ばれる店舗の1990年~2013年の推移を表している。

このデータによれば1990年に全国で6,000店舗ほどあったレンタルショップは、2013年時点では2,600店舗と半分以下にまで激減していることが分かります。確かに私が幼い頃は、個人経営のレンタルショップも沢山ありましたが、最近はTSUTAYAやゲオなどの大手ショップしか見かけなくなりました。一方で、コンビニエンスストアの需要は今なお拡大しており、以下のデータが示す通り、1983年~2017年の間に店舗数は10倍以上にまで増加しているのである。

これは日本の事例だが、米国でも同じくコンビニエンスストアの需要が高いため、Amazon GOも参入することができたと言えるだろう。これら2つの業界の興隆と衰退の要因は明らかであり、コンビニエンスストアの興隆の要因は、その名が表す通り利便性(Convenience)にあり、小さな店舗ながら、7,000種を超える種類の品物を購入することができる点と、核家族化と共働き世代の増加によって、総菜などのすぐに食べられるものが24時間いつでも手に入るという点が時代とマッチしたのだろうということが分かる。

一方で、レンタルショップの衰退の要因も明らかで、端的に言えば時代にそぐわなくなってきたからである。今の時代、わざわざDVDやCDを借りに行かなくても、家に居ながらにしてどうにかなってしまう時代です。DVDを借りなくても、Amazonの提供する『アマゾンプライムビデオ』は月額500円でアマゾンプライム会員に加入すれば、4万点とも言われるコンテンツを無料で視聴することができますし、ネットフリックスも最も安いプランだと月額700円程度です。

さらに、CDにしてもわざわざ借りに行く必要はなく、昨日大物アーティストのスピッツがサブスクリプションを解禁したと話題になりました。

スピッツ全楽曲がサブスク解禁。なつぞら主題歌収録アルバム「見っけ」も
SPITZ(スピッツ)の全楽曲が、Spotifyなどのサブスクリプション音楽サービスで配信を開始した。実施サービスはSpotifyほか、Apple Music、Amazon music、LINE MUSIC、AWA、RecMusic、KKBOXなど。

これはスピッツに限ったことだけでなく、スピッツと並んで90年代のバンドブームをけん引し、私も大ファンのMr.childrenも昨年、サブスクリプション型の楽曲配信をスタートさせている。他にも多数のアーティストがすでにサブスク方式の楽曲配信に参戦しており、彼らの主戦場はもはやオリコンランキングにあるようなCDのシングル売上ではなく、サブスク会員の獲得にあるのです。

そんな時代にCDのレンタルは割に合わない事業であり、レンタルショップは、これからますます消えていくであろうオールドエコノミーと言えるでしょう。そんな中で、ゲオが新規開店した非対面式の店舗が、全国に普及していくとは到底思えず、もしかしたら、現行残っているレンタルショップが、人件費の圧縮のために非対面式店舗に取って代わるチャンスがあるのかな?ぐらいにしか思えません。

投資家目線からしても、斜陽産業のゲオホールディングスには投資冥利がなく、非対面式店舗がAI技術の無駄遣いとならないか心配と言えるかもしれません。ゲオに投資するくらいなら、ゲオに替わってアマゾンプライムビデオを展開し、米国では同じ無人店舗でも爆発的な人気を誇る無人コンビニの『Amazon GO』をこれからどんどん展開していこうとしている、アマゾン・ドット・コムの方が投資先として有望だと思うのは、私だけではないでしょう。もちろん、ゲオのこの店舗が大ブームを引き起こす可能性が全くないとは言い切れませんが、少なくとも私にはイメージできないです。

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