キリンHD(2503)、過去最高益にも関わらずリストラを推し進める理由とは?

投資の考え方
スポンサーリンク

キリンHDが2018年度決算で過去最高益をたたき出したにもかかわらず、45歳以上の社員を対象に早期退職を実施することが明らかになった。

表示できません - Yahoo!ニュース

10月1日から受付を開始し、希望者に面談を行い、11月末に確定する見込みとのことです。昔はリストラが実施される企業というのは赤字が続いており、人件費を削るために仕方なく実施するというスタンスが多かったが、最近ではどうも様子が違うようだ。

特に今年5月にトヨタ自動車の社長であり日本自動車工業会会長の豊田章男氏は「なかなか終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきたのではないかと」とコメントをしました。

「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか
「終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」。トヨタ自動車の豊田章男社長の終身雇用に関する発言が話題を呼んでいる。日本企業は労働者に優しいとされる「日本的雇用」との向き合い方を模索せざるを得なくなっている。

それ以降、年功序列の影響で賃金だけが上昇しており生産性の低い40代半ばから50代の社員を早期退職という形で退職させ、浮いた資金を若手社員への投資に回して組織の若返りを目指そうとしているのだ。キリンHDの狙いもこれが大きな理由だろう。

私が勤める会社でも、最近この流れが大きくなっている。私は現在財務経理部の経理マネージャーをしているが、財務側マネージャーも1名存在している。彼は現在40代半ばで、とにかく話が長いことで社内で有名です。社内のミーティングに財務マネージャーが同席すると、他部署から「彼をミーティングに参加させると話が進まないからやめてくれ」というクレームが届くほどです。当然、生産性も低いと判断されたのか、私の元上司同様に、彼も子会社へ左遷されることとなった。そして後任には財務部の30代の女性がマネージャーとなることに決まりました。これは、いわゆるリストラではないのだが、私の元上司のハラスメント問題が顕在化してから、古くから在籍している役職者の再評価が推し進められているようです。

キリンの場合は、早期退職の対象となるのは50代にも関わらず部下を持たない、いわゆる『使えない社員』を積極的にリストラしていくようで、若返り効果に期待が持てると言えるでしょう。

一方、投資家としての目線で見るとどうだろうか?リストラは、会社員としては恐るべき存在ですよね。いつ幹部から肩を叩かれることになるか、気が気ではないはずです。ですが、投資家としてはリストラはむしろ歓迎する行為と言えます。

なぜなら、前述の通り、使えないのに年功序列で高給取りになっていた社員を対象にリストラしていくわけですから、人件費の削減生産性の向上という2つの大きなメリットが現れるからです。

特に米国は欧州では、リストラは日本より頻繁に行われており、生産性のないダメ社員はどんどん切り捨てるというのが実情です。つまり、米国が世界一の資本主義国家として繁栄し続けている裏にはこのような人件費削減の企業努力が隠れているということになりますね。

投資家として言えることは、リストラや大きな人件費の削減は明らかにプラス要因だと思います。日本企業もつまらない情ややりがい、年功序列といった不思議な習慣をかなぐり捨ててドラスティックに人件費の削減に取り組めば、少なくとも利益率の向上は見込めるだろうなと思います。

キリンHDは日本株ですから私としては投資対象外ですが、今回のように前向きなリストラは大いに評価すべきだと思います。キリンHDのますますの繁栄を影からこっそりと見ておきたいところですね。

↓ポチっとワンクリックよろしくお願いします!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

↓こちらもワンクリックいただけると嬉しいです!

タイトルとURLをコピーしました