三菱商事の子会社でデリバティブ取引で約345億円の損失。バフェット氏から学ぶ、投資家が取るべき行動とは

投資の考え方
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三菱商事(8058)は20日、全額出資するシンガポール子会社のデリバティブ取引で約3億2,000万ドル(約345億円)の損失が発生する見込みだと発表した。シンガポールで原油・石油製品の取引を行う子会社の中国籍社員が社内規定に違反する取引を行ったことによるもので、7月以降の原油価格下落で損失が拡大した。

bloombergより
三菱商:約345億円の損失発生へー海外の原油デリバティブ取引で
三菱商事は20日、全額出資するシンガポール子会社のデリバティブ取引で約3億2000万ドル(約345億円)の損失が発生する見込みだと発表した。シンガポールで原油・石油製品の取引を行う子会社の中国籍社員が社内規定に違反する取引を行ったことによるもので、7月以降の原油価格下落で損失が拡大した。

この社員は今年の1月以降、リスク管理システムの改ざんを行い、中国の顧客向けの原油取引に関連したヘッジ取引であるかのように装い発生した損失が社内で認識されなくなるようにしていたという。

今回のように海外子会社が不正取引を行った場合、株価は当然ながら下落するだろうが、こう言った不正が発覚した時は投資を控えるべきなのでしょうか?結論から言えば、こう言った種類の不正は短期的にはマイナスになるだろうが、株を売却する理由とはならないことが多いと思います。

投資の神様であるウォーレン・バフェット氏がアメリカン・エキスプレス(AXP)への投資を決めた経緯をみると分かります。バフェット氏は「今後も何が起きても揺らがないブランド」への投資をするのが大好きです。ですが、そう言った揺るぎないブランドを保有している企業でも子会社のちょっとした不正で株価が暴落することがあります

1960年代にアメリカン・エキスプレスを襲ったのは『サラダオイル事件』と呼ばれる事件でした。

事件の顛末はこうです。とある企業がサラダオイルを担保にして6,000万ドルを借りていました。このお金を融資していたのがアメリカン・エキスプレス社の子会社だったのですが、実は担保となるサラダオイルは存在せず、貸付先が破綻。6,000万ドルはまるまるアメリカン・エキスプレス社の貸倒損失となったのです。当時のアメックスの企業規模に対して6,000万ドルの損失はあまりに大きかったため、アメリカン・エキスプレス株は大暴落し、倒産するのではないかという事態に。スキャンダルによってイメージも大きく悪化しました。

そんな中、バフェット氏は近所のレストランに行き、一日中レジをチェックしました。すると巨額の損失を被ったアメックスのクレジットカードを使って人々が料金の支払いをしていることを発見しました。これを見たバフェット氏は「アメックスのブランドはまだ健在だ」と考え、アメリカン・エキスプレス株を買うこととしたのである。そしてその後、同社の株価は大きく上昇。バフェット氏の成功体験の一つとして語られています。

このように、本業とは違う子会社の不祥事によるイメージダウンや株価の暴落が発生した場合は、長期的に見れば、一時的な調整で終わる可能性が高いです。そう考えた場合、株価下落時には買いに走ってもいいのではないかと思います。

ただし、どう転んでも成長性の低い日本株ですので、そもそも投資冥利がないという大きすぎる欠点があるのは否定できません。長期的に右肩上がりの米国株であれば、このような不正のニュースは絶好の買い場が訪れるのになと感じた次第です。

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