米国株の『9月暴落説』。米国株投資家は持ち株を処分すべきか?

投資の考え方
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米国NYダウは9月に入り今のところ順調だが、投資家は未だにリセッション入りを恐れて少し神経質になっている。歴史的に9月は市場が荒れることが多く、『9月暴落説』というアノマリーが存在するほどです。

好調米株に一抹の不安、よみがえる1年前の記憶
米国株は9月に入り騰勢を強めたが、投資家は成長減速の兆しに神経質になっている。歴史的に9月は市場が荒れることが多いからだ。

実際に、ジェレミーシーゲル教授が過去のデータをもとに検証したところ、

1896年から1997年のNYダウで、9月を含むものと、含まないものを比べてみる。仮に1896年に1ドル分だけNYダウに投資したとする。1996年末には179.74ドルになるが、毎年9月だけに投資すると1ドルはなんと26セントになってしまう。逆に、9月だけ株式投資から逃避した場合、値上がりの累計は681ドルに跳ね上がる。

『シーゲル博士の株式長期投資のすすめ』より

という結果になった。確かに9月暴落説は正しいのかもしれない。またそれを裏付けるかのようなデータがまだあり、過去NYダウの1日の下げ幅が大きかったワースト5の中に9月の日付が2つランクインしている

2008年は金融危機の影響でワースト5のうち3つを占めているが、その中でも最も下げ幅が大きかったのは2008年9月29日の前日比▲777.68ドル。そしてワースト4位には、2001年の米国で発生した同時多発テロを受けて休場していた米国株式市場が1週間ぶりに開いた時に記録した、2001年9月17日の前日比▲684.81ドルというものがある。下落の規模もさることながら、ワースト5に2つも9月が含まれているというのは実に興味深いです。

ですが、歴史的な大暴落は10月発生することが多いようで、今でも1日の下落率では最も大きい前日比▲22.6%の記録を残した1987年のブラックマンデー(1987年10月19日)、1998年のLTCM破綻危機、もっとさかのぼれば1929年の世界恐慌の『暗黒の木曜日(1929年10月25日)』、『悲劇の火曜日(1929年10月29日)』も10月に発生していることから、10月暴落説も投資家の間ではアノマリーとして信じられている。

では、我々投資家はこれらのアノマリーを信じて9月、10月は投資を控えるべきなのでしょうか。その答えはもちろん、NO!です。むしろ、株価のリターンが低くなり、株価が割安になるタイミングだからこそ持ち株を増やすチャンスと言えます。株価が下がった方が安くで買えるのですから、ここぞとばかりに持ち株数を増やすというのが、本来であれば正しい行動なのです。

とは言え、我々も人間ですから、こう言った暴落時に大きく買い増しできる勇者は一握りだけでしょう。大抵の人は恐れて買い増しできないか、私のように欲張ってまだ下がると思い少額の買い付けで終わってしまうかのどちらかです。ですが、株価がどこまで下がるかというのは一切分かりっこないことから、大きく下がった場面では機械的に一定の金額を積み立てるということだけ頭に入れておくのがいいだろうと思います。長期的かつ定期的な株の買い増しこそが我々庶民が高確率でお金持ちになることができる数少ない方法なのです。

投資を始めるタイミングというのは実に難しいものです。株価が上昇している頃は買えなかったと言ってそのまま右肩上がりに株価が上がっていくのを眺めていることしかできませんし、逆に株価の下落時には、前述の通り、恐れて手が出ないか、まだ下がると欲が出て買えないかのどちらかです。ですが、どんな市場環境であれ、投資を始めるタイミングは今その時なのです。長期投資は投資期間が長ければ長いほど有利です。ニューヨーク証券取引所が開設されてから今まで200年以上の歴史がありますが、どの期間で区切っても、30年以上の投資を前提とすれば、すべての投資家は多かれ少なかれ利益を上げることができました

なので、私は長期投資をおススメしますし、あなたの人生の中で一番若い今そのタイミングこそが、あなたが投資を始めるべきタイミングであると言えるのです。いくらアノマリーとは言え、いつ株価が下落するかを事前に知ることはできないのです。投資することを迷っておられるのであれば、すぐにでも始めるべきだと私は考えています。

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