【悲報】わずか60万円の返済に6年以上苦しんだ若者…禁断のリボ払いの闇をまとめてみた

家計見直し
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日本ではクレジットカード利用者のほとんどは一回払いを選択しているため、リボ払いの利用者は比較的少ないと言われてきました。ですが、アンケート調査会社大手の『マクロミル』の調査によれば、日本国内のリボ払い経験者は全体の27%と国民の4人に1人がリボ払いの利用経験があることが判明しました。

更に興味深いのが、リボ払い利用者のうち過半数が複数回利用しているという事実です。リボ払いが危険というのは散々言われているにも関わらず、なぜ人はリボ払いを使ってしまうのでしょうか。

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ギターをリボ払いで買ったバンドマンの場合

私は学生の頃、趣味でバンド活動をしていたのですが、ある日、メンバーの一人が60万円のギターを買ってきました。私は「コイツ、そんなにお金持ってなかったはずなのにな?」と不思議に思い、どうしたのか聞いてみたところ、リボ払いで買ったのことでした。その時は笑い話で済んだのですが、彼はその後悲惨なことになっていきます。

それから1年ちょっと経ってから、私は彼から相談を受けました。彼曰く、リボ払いで毎月2万円を返済しているが、元本が全く減らないとのこと。よくよく聞いてみると毎月のリボ払いの返済が大変すぎて普段の生活費を賄うためにも別のカードを使用するようになり、結局支払えないのでそのカードも全てリボ払いにしてしまっているようでした。結局、リボ残高は2枚のカードを合わせて80万円弱にまで膨らんでしまっており、このままでは破産する勢いでした。彼はその後両親に頭を下げてお金を借り、リボ払いを返済した後、ギターも売り払ってまとまったお金を両親に返し、足りない分は毎月コツコツと返済することになり、結局全額返済するのに6年以上掛かりました

そもそも、返済能力の低い学生に80万円もの限度額を与えるカード会社もどうかと思いますが、リボ払いで高額商品を買う彼の行動にも呆れました。実際リボ払い経験者のうち、「あっ、今は手持ちないけど……」というパターンで利用される方は多く、年齢は問わず、「学生でお金がないにも関わらず使いすぎたため」「高額な商品をどうしても手に入れたかったため」という理由でリボ払いに手を出すことがわかっています。このパターンはよくリボ払いを理解していなかったのに利用してしまったという一番ダメなパターンですね。まさに『ご利用は計画的に』と言えるでしょう。

カード会社の巧妙な罠に騙された方のケース

リボ払いは悪だ!という認識が日本人全体に広まった結果、最近ではカード会社もリボ払いだと悟らせない名称のサービスでリボ払いの沼へ引きずり込もうとするケースが増えています。特に有名なのがJCBカードの『支払い名人』。名前は名人ですが、ターゲットになるのはお金に関する知識がない素人ばかりです。この方の場合は、郵便局で作らされたJCBカードがこの支払い名人が自動設定されており、設定解除しようにもJCBに問い合わせたところ郵便局に聞けと言われ、郵便局に問い合わせたところJCBに聞けと言われるというたらい回し状態になった模様。

現在はJCBも支払い名人ではなく『スマリボ』という少しはリボ払いだと分かりやすい名称に改名されておりますが、サービス内容は改悪。支払い名人では発生しなかった、1回目の支払から金利手数料が発生するようになりました。どちらにせよ、節約を意識するなら利用してはならない制度であることは間違いありません。

ワンクリックでリボ払い設定!? Yukiのケース

これだけリボ払いを否定している私ですが、一度だけリボ払いをさせられそうになったことがあります。最近は利用していないので、今はどうなっているのか存じ上げないのですが、以前楽○カードを利用していた時、利用明細がメールで届くように設定しておりました。私は家計簿は付けていないのですが、毎月予算を組んでいますので、何にいくら使ったかをタイムリーに把握しておきたかったので、メールを届けてくれる機能自体は大変便利だなと愛用しておりました。ですが、その利用明細のメールに罠が潜んでおり、その支払いをワンクリックでリボ払いに変更できるような設定になってしまっていたのです。

スマホでメールをスクロールしていた際に、たまたまそのリボ払いへの設定変更ボタンをタップしてしまい、webページが開いた時にはすでに設定完了したことを伝える一文が。何としても元に戻したくて、なかなか繋がらない上に、有料のコールセンターに凸電をして、なんとか支払方法を元に戻すことで事なきを得ました。

もちろん、きちんと確認しなかった私にも非はあるのですが、ワンクリックでリボ払いに変更できてしまうのが恐ろしすぎて、それ以降一切、楽○カードは利用しておりません。他にも良いクレジットカードはたくさんありますしね。

カード払いの先進国、米国のカード事情

日本では前述の通り基本的には一回払いで決済することが多く、リボ払いの利用経験者は4人に1人くらいとなっています。ですが、クレジットカードの先進国であり、世界一の消費大国である米国では事情は少々異なります。米国のほとんどの会社がミニマム・ペイメント方式(いわゆるリボ払い)の返済方法を採用しており、消費者もほとんどがリボ払いを利用している

その理由として大きいのは、米国特有のクレジットスコアと呼ばれる信用情報が関係しています。このクレジットスコアは本人の信用情報にかなり直結しており、このスコアが良ければローンを組む際に利率が優遇されたり、より良い投資案件に巡り合えたりする確率が高くなる。逆にスコアが低ければ、生活に支障がでることもあると言われています。なので、このスコアを何としても悪化させる訳にはいかないのですが、米国ではクレジットスコアを上げるのに重要なことは、「期日内に支払いを終えているか」と「頻繁にカードを利用しているか」という2点だと言われています。

ですので、リボ払いを利用して毎月の支払を少額にすることで、期日内に支払をしながらも頻繁にカードを利用することができるという仕組みを作っています。つまり、米国ではリボ払いを利用しても信用情報には一切傷が付かないばかりか、信用が増すこともありえるのです。仮に限度額がいっぱいになったとすれば、新たにカードを発行すればいい。クレジットスコアが高ければ何枚でもクレジットカードを作成することは可能です。

最近では米国でもこの体制が危ういという認識が広まっており、住宅ローンが破綻したサブプライムローン問題がこのクレジットカード債務に対しても起きるのではないかと恐れられています。ですので最近は即、現金決済がされるデビットカードが米国内では広がりつつあります。

中国の若者の米国人化

先日、WSJで興味深い記事を見つけました。

中国若者の消費スタイル、まるで米国人
自由気ままな消費は中国経済の活性化に寄与している。だがマイナス面もある。若い世代の借金により、過去数年間で家計の債務は急増した。

この記事によると、中国の若年層の消費スタイルは前述の米国人に似てきているという。中国の若年層は中国の高度経済成長期とバブル期という一番中国が成長を遂げていた時期を過ごしてきたため、日本ではバブル時に社会に出た50代以上の人がそうであるように、浪費癖がこびりついてしまっています。現在の20代の中国人はほとんどが収入のすべてを使い切り、貯金などは一切無いという。また、彼らは融資サービスも頻繁に利用しており、ローン検索サービスの「融360(Rong360)」が2018年に発表した調査によると、消費者ローンを借りていると回答した人の半数近くは1990年以降に生まれた人だったという。そんな彼らに人気の融資サービスの1つが中国のモバイル決済ネットワーク「支付宝(アリペイ)」に組み込まれているリボ払い式の「花唄(ファーベイ)」だ。花唄は2015年4月に立ち上げて以降、すでに1兆元(約1,500兆円)を超えるローンを提供したといいます。

中国人が米国と同じように大量消費をリボ払いで賄うようになってしまえば、米国と同様にクレジットカードの債務が問題を引き起こさないか?という話題は必ず出てきます。中国の景気も陰りを見せていることから、近々こういった若年層のクレジット債務から不良債務が発生するかもしれません。案外、次に来るであろうリセッションの原因は、中国の景気後退による中国発のサブプライムローン問題となるかもしれませんね。

リボ払いからの脱出方法

リボ払いというのは毎月の負担が軽くなるので便利だと勘違いしがちですが、その実ただの借金です。もちろん、借金にも良い借金と悪い借金がありますので、借金自体を否定することはしません。借金を否定することは、ほとんどの経済活動を否定することですからね。ただ、確実にリボ払いは悪い借金に分類されます。個人の浪費のために年利15%以上の金利でお金を借りることの恐ろしさは株式投資をしていれば分かるはず。200年間右肩上がりに成長を続けてきたNYダウですら、年間の平均リターンは7%程度なのですから、15%なんてとんでもない利率です。

ですので、今もし、リボ払いでお悩みの方がいらっしゃるのであれば、何としても真っ先にリボ払いを繰上返済することをオススメします。貯金なんてしてる場合じゃないですよ。銀行はあなたの貯金に毎年0.001%の金利しか払ってくれませんが、リボ払いは毎年15%の利息をあなたから奪っていきます。貯金してるヒマがあったら、リボ払いの残高を減らす方がよほど経済的にプラスです。

まずは、なぜリボ払いを利用するほど家計がギリギリの状態なのかを見定める必要があります。一切無駄遣いをしていないと言うのであれば、スキマ時間で副業をするなどして、収入の底上げをはかる必要がありますし、無駄遣いが見つかればそれも見直す必要があります。

私は家計を見直す際は、毎月必ずかかる固定費を削減することを推奨しています。スマホをMVNOに変えるより料金の安い電力会社は無いか調べる保険はできれば加入しない。加入するのであれば補償範囲が適切か否か?など、ここ最近できた制度やインターネットの発達によって家計の見直しが出来る範囲は確実に広がっています。意図的にリボ払いを利用する方は相対的にファイナンシャルリテラシーが低い方が多いですので、これらを見直すだけでも家計に余裕が出てくるはずです。そうして生まれた余裕を、まずはリボ払いの返済に充てる完済した後はその余剰資金を貯蓄し、出来れば投資をする方向に持っていければ最高です

リボ払い。ダメ、絶対。

リボ払いというのはアンケート結果からも分かる通り、一度利用するとクセになってしまうもののようです。いくら高額決裁をしても、支払は少しで良いのですから、そりゃ利用者とすれば嬉しくなりますよね。リボ払いにはタバコや麻薬と同じような中毒性があるのかもしれません。

また、リボ払いというのはここまで見て貰えればお分かりの通り、無知な弱者から意図していない手数料を奪おうとする企業側の戦略でもあります。リボ払いとの付き合い方は、まず『自分から利用しないこと』。そして、騙されないように『ご自身のカードの設定をよく確認すること』。それでも私のように意図していなくても利用させられた場合は、『ただちに連絡して解除してもらうこと』。以上の三原則をしっかりと守っている限り、あなたやあなたの大切な人がリボ払いで悲惨な目に遭うことはないでしょう。

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