個人投資家に大人気のビヨンドミート(BYND)は長期投資に適した銘柄か?

投資の考え方
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私が利用しているSBI証券では、米国株の売買代金ランキングというものが表示されています。
最近、この売買代金ランキングで大躍進した銘柄があります。それがビヨンドミートです。

米国株ではマイクロソフト(MSFT)に次ぐ2位、アマゾン・ドット・コム(AMZN)より人気の今を時めく銘柄といっても過言ではありません。この大躍進の裏には、先日、米・Yum!ブランズ(YUM)傘下のケンタッキーフライドチキンがビヨンドミートと提携してアトランタの1店舗で代替肉を使ったナゲットと骨なしチキンを27日に試験販売する。という報道から一気に再注目されたといったところでしょう。

KFC、植物由来「チキン」米で試験販売-ビヨンド・ミートと提携
植物由来の代替肉メーカー、米ビヨンド・ミートは「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」と新たに提携し、初の鶏肉代替食品の試験販売を行う。

昨今の健康食ブームにもあやかり、植物性の代替肉であるビヨンドミートは、普通の肉よりも割高ながらも海外セレブを中心に大人気となっており、売上高もアナリスト予想を超えるなど順風満帆にも見えます。ですが、ビヨンドミートは、米国の他のIPOと同様にまだ利益を計上しておらず、赤字となっている。ビヨンドミートの株価も上場からわずか2ヶ月程度でIPO価格のおよそ5倍となる239ドルを付けたもののそこからは下落しており現在は160ドル台をうろついている。

さらに、今は健康食ブームで植物性の代替肉が人気を博しているが、食のブームほど一過性となりがちで、数年もすればまた別の健康食品やスーパーフードが好まれたり、やはり健康な身体を作るのには肉が欠かせないなどといって食肉がブームとなっているかもしれません。さらに言えば、景気の先行きが不安定になっているこのタイミングで、リセッションが発生したとすれば、一般消費者が割高な植物性代替肉に価値を見出すでしょうか?米国人とは言え、不景気になれば財布の紐は固くなるはずです。わざわざ高い代替肉を購入する消費者はそれほどいないのではないかと推測できます。

また、ビヨンドミートのビジネスモデルはビヨンドミートの製造業です。セクターで言えば生活必需品セクターに分類し、一般消費者向けの製品を製造するというもので、ビジネスモデル自体は全く真新しさはありません。

そのおかげで同業他社を参考にしやすいのですが、例えば、大手食品メーカーのゼネラルミルズ(GIS)は、アイスクリームの「ハーゲンダッツ」などのブランドには強みがありますが、ヨーグルトの「ヨープレイ」は、新興ブランドやPB商品に大きくシェアを奪われています。他にも、クラフトハインツ (KFC)はご存知の通り、不正会計に手を出してしまうほど業績が芳しくなく、ブランド力の低下による減損を計上させられるまでになりました。

つまり、人々の食の好みはそれだけコロコロと変わりますし、同業他社との競争も激しいです。ブランド力を有する大手だからこそ対抗するだけの体力がありますが、ビヨンドミートが他の新しい健康食品にブームを奪われた時、同社の将来性には陰りが見えるのではないでしょうか

長期投資を前提とするならば、ビヨンドミートがビヨンドミートを製造している間はあまり魅力を感じません。ビヨンドミートがもっと一般に認知され、ビヨンドミート無しでは生きていけないリピーターやファンが付いた後、ビヨンドミートが『ビヨンドミートの作り方』を販売する方向にシフトチェンジしたとすれば、長期的に投資家に大きなリターンをもたらしてくれる、素敵な優良企業になるかもしれませんね。

もともと短期の利ざやを求めるのであれば、魅力のある銘柄ではないでしょうか。ただ、ボラティリティはまだまだ高い銘柄ですので思わぬ暴落に巻き込まれて、大怪我をしないようお気をつけ下さい。

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