株主優待はお中元や残暑お見舞いではない。日本株の残念な悪習だ

投資の考え方
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いつも当ブログを拝見してくださる皆様、残暑お見舞い申し上げます。いかがお過ごしでしょうか。今年は7月いっぱい梅雨が続いて肌寒かったのに、8月も終わりに近づいてきてすでに涼しくなってまいりました。私Yukiは雪だるまの格好をしておりますが、夏が大好きですのでとても残念に思います。

さて、この季節になるとお中元や残暑お見舞いといった贈り物を贈り合うという習慣が日本にはあります。子供の頃はゼリーなどが届いたら嬉しかったですが、サラダ油だとがっかりしたものです。それを意識してなのかどうかは分かりませんが、7月、8月は株主優待が最も多く届く季節だそうです。まあ、大体の企業が3月に決算を締め、6月に株主総会を開き、その後で株主優待の発送作業に取り掛かるというスケジュールのため、この季節が一番多いとも言えますがね。

さて、この株主優待ですが、当然のことながらお中元や残暑お見舞いなどというものとは全く違う性質です。日本では、株を保有しているから貰える『ごほうび』みたいに捉えられているのが残念でなりません。これも株主優待で生活しているという自転車おじさんの影響でしょうか。

株主とは事業の持ち主、オーナーにあたるのです。つまりは会社の所有者です。そして、株主優待とは、会社が負担している費用になります。当然ですよね?株主優待として贈られるクーポンや食品、その発送料も会社の費用を使って購入したものです。株主優待が自社製品の場合であっても、本来であれば販売して売上計上できるはずだった製品をタダで(むしろ発送費用を負担して)、株主に配っているに過ぎません。

そして、株主が会社のオーナーである以上、株主優待にかかる費用は全て株主が負担しているということになります株主優待にかかる費用がP/Lを圧迫し、ただでさえそれほど高くない日本企業の利益率を悪くしているのです

株主優待のイメージとしては、勝手に自分の財布からお金を抜き取られて、それで買ってきた商品や金券を貰って喜んでいるようなイメージですかね?私ならそんなことされたら「お金を返せ!」と怒ります。

もちろん、株主優待にもメリットはあります。それは配当金と違って課税されないことです。自分で買ったわけではないので消費税もかからないですしね。ですが、課税されない株主還元なら他にも手法があります。それは自社株買いです。

自社株買いを行うと、発行済株式という母数が減少するため、1株当たりの利益や価値が上昇し、株主にとっては大きなメリットですし、課税もされません。さっきの株主優待と比較してイメージ付けするなら、自社株買いは自分の財布のお金で株式を買い付けるイメージです。それなら、私が毎月している積立投資と変わらないので、あまり気になりません。

日本企業に投資する株主は、自社株買いが自分たちの有利になるということを理解していないため、JR九州(9142)の株主のように自社株買いを否定したりします。一方で、米国企業には株主優待などという馬鹿げた制度は無く、増配や自社株買いに積極的に取り組みます。果たしてどちらの方が株主フレンドリーと言えるのでしょうか?

もし仮に、アマゾン・ドット・コム(AMZN)の創業者であるジェフ・ベゾス氏が、「まだ配当金は出せませんが、お世話になっている株主の皆様に、持分に応じてAmazonギフト券を贈呈します!」などと言おうものなら、ベゾス氏は即CEOを解任されるでしょう。株主優待を喜んでいるのは日本人だけなのです。

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