「失われた30年」で日本は何を失ったのか?

雑記
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私が生まれた頃にはすでに平成時代が始まっており、バブルは崩壊していました。当時の人々の中には、一時的な経済停滞だと楽観視する声も聞かれたそうですが、その後、「失われた10年」、「失われた20年」、そしてついには「失われた30年」と言う言葉が出てまいりました。

「失われた」と言う枕詞が付くと言うことは、本来は得るはずだった『何か』を失ったと言うことです。では、日本は何を失い続けてきたのでしょうか。

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経済成長としては「妥当」な30年間

よく、日本はデフレ続きで競争力が落ちたと言う話を聞きますが、実際の物価はどうなんでしょうか?データとして、1985年の物価と2015年の物価を比較してみました。

おおよそですが、30年間で物価は2倍になったと言えるでしょう。30年で2倍ならインフレ率は2.4%となり、政府の目標である「インフレ率2%」を達成しているとも言える。

ただ、物価の上下はモノにもより、ビックマック指数でおなじみ、マクドナルド(MCD)のビックマックは、1985年の好景気の日本では450円で販売されていたのが、現在では390円となっている。ただし、1985年当時、1ドルは235円、その年の9月にプラザ合意が発表されると年末には1ドル200円まで円高が進みました。計算しやすいので1ドル200円で計算すると、1985年のビックマックは2.25ドルに対して、現在のビックマックは3.68ドル(1ドル=106円換算)となり、1.6倍程度の物価上昇、85年の価格を1ドル235円で計算すれば、1.93倍の物価上昇となっていることが分かります。

どちらにせよ、インフレ率は2%前後をキープできており、むしろ2002年頃のデフレ最盛期が異常だったんではないかとも言えます。あの頃のイメージが日本ではデフレが続いているというイメージを植え付けることになった気がします。

米国でもインフレ率は30年以上前と比較すれば当然落ち込んでいる訳で、1980年頃の米国は毎年のインフレ率は10%を超えていました。

つまり、日本も先進国の仲間入りを果たしたことで、インフレ率は下がり、過去30年の経済成長率は妥当と判断できる。もし、「失われた○○年」を主張する世代がバブル期の経済成長率や戦後復興の好景気を得るはずだったと考えていたのであれば、それは楽観的過ぎると言えるでしょう。それは発展途上国であった日本だからこそ為し得た成長なのです。実際に日本の競争力は相対的に衰えましたが、いつまでもバブルの成長率を維持し続けることが出来ると考える方が甘すぎると私は思います。

じゃあ、日本は何を失ったのか

では、日本が失い続けてきたものは何でしょうか。私が思うに、それは『挑戦心』ではないだろうかと思います。日本は確かに島国で、単一民族による国家だったため、協力し、同調し続けることで国家安寧を保ってきた国です。それは確かに素晴らしいことです。

ですが、それと同時に日本人には一歩抜きん出ようと挑戦する人の足を引っ張ったり、非難したりする性質があります。全員足並み揃えて、お手手繋いで貧乏であることを選ぶのが日本人の悪い癖です。ホリエモンこと堀江貴文さんが若かりし頃に世間からバッシングを受けていた間に、米国ではITのスタートアップ企業がどんどん誕生し、世界を変貌させるような企業がどんどん生まれてきました。フェイスブック(FB)が創業されたのは15年前の2004年、ウーバーテクノロジーズ(UBER)が誕生したのは、わずか10年前の2009年です。日本がデフレに苦しんでいた暗黒の2000年代にも米国では今をときめく巨大IT企業が誕生していたのです。米国も2000年代は、ITバブルの崩壊やリーマンショックで深いダメージを負っていたにも関わらず。です。

日本がモノづくりで成長してきた国である以上、ITへの転換が遅れたと言うのはわからないでもないですが、それ以上に日本では、古臭い慣習などに縛られ続けているところに問題があるのかなと思います。日本にも真新しいスタートアップ企業が増えて来ない限り、これからも日本はたとえ好景気が訪れようが、「失われた40年、50年」と失い続けることでしょう。

我々にしても、株式投資やブログなど新しいことを始めようとすると足を引っ張ろうとしてくる人が往々にして現れるものです。そう言う人が出てきたときは、「これだけ非難されたり、止めたりしようとしてくると言うことは、今からやろうとしていることは正しいことだ」と思い込むことが大切です。

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