投資セミナーって行く意味あんの?

雑記
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私は2011年の夏に一度だけ友人の誘いで神戸のとあるビルで行われた、いわゆる『投資セミナー』というものに参加したことがあります。

かなり大きな規模で、100人余りが収容出来る大会議室を貸し切りにして1日かけて行われたセミナーでした。そのセミナーは3部構成となっており、第1部が不動産投資、第2部がFX、第3部が株式投資(日本株のデイトレード)というラインナップでした。それぞれ途中休憩を挟みながら2時間ずつ『投資のプロ』のお話が聞けるというものです。
投資セミナーということもあり、周りの参加者は私とその友人を除けば結構年齢層が高く、サラリーマン風の男性やおそらく個人商店の経営者といった風貌の中年男性が大半を占めていました。

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第1部 不動産投資セミナー

第1部の不動産投資は、簡潔に言えば『投資用不動産の営業』でした。大手の不動産仲介業者の方と、実際に不動産投資をされている個人投資家の方が講師で、不動産投資用のローンの組み方など、知識としてためになる部分もありましたが、後半に畳み掛けるように新築ワンルームマンションへの投資を勧めてきたところが、業者とのズブズブ感が否めなかったですね。リーマンショック後のダメージもまだ大きかったですから、業者も必死だったんでしょうね。ちょっと冷めてしまいました。

第2部 FXセミナー

第2部のFXは為替の動向についてが主な内容でした。当時は歴史的な円高水準で、ドル円が80円台前半から、70円台に突入したというような相場感でした。当然セミナーの内容もドルには悲観的で、「もはや米ドルは信用ならない。本当に安全なのはスイスフランだ」というような内容でフラン建のポジションを主に勧めてくる画期的な内容でした。確かに永世中立国・スイスはカントリーリスクが低く比較的『安全資産』と言われていたのかな?為替の動向については余り詳しくないのでよく覚えていないですが、とにかく講師の方はスイスフランを勧めておられました。
しかし、皆さん覚えておられるだろうか。そのセミナーからわずか1ヶ月後、2011年9月6日に、戦争をしないはずの永世中立国・スイスが『為替戦争』という名の戦争を開始しました。

スイス国立銀行はリセッションとデフレを回避するため、2011年9月6日にスイスフランの対ユーロレート(ユーロ/スイスフラン)の下限(ユーロ安・スイスフラン高)を1ユーロ=1.20フランに設定。そして、これを割りそうになった場合、あるいはそこを割り込んだ場合は無制限の市場介入を行うと発表しました。この発表を受けて、スイスフランは大暴落。1フラン=96円台後半〜97円台前半で推移していたのが、わずか数十分の間に1フラン=90円まで対フランの円高が進みました。そしてそれからさらに1ヶ月後の10月には1フラン80円代前半まで円高が進み、わずか1ヶ月で20%弱の暴落が起きたことになります。

もちろんこれくらいの暴落は株でも見られますが、FXの恐ろしいのは、参加者のほとんどがレバレッジをかけているところです。レバレッジとは、資金以上の多額の取引ができるというもので、ちょうどその頃、レバレッジ上限が50倍から25倍に制限されたという話もセミナーでは取り上げられていました。

とは言え、100万円の資金で2,500万円の取引ができるため上手くコントロールできていないと大きなダメージを食らうことになります。例えば、前述の通り100万円の資金で2,500万円分のフランを保有していたとして、96円から90円に暴落すれば、損失は△156万円となり、元本を超えるダメージを負ってしまうことになるのです。これがFXで自殺する人が多い理由ですね。わずか数十分で資金を全て失った挙句それ以上の借金を背負わされる羽目になるのですから。こういう急落の場面ではシステム上強制ロスカットができないことが多いため、追証になることが多いです。余裕を持ったお取り引きを心がけてください。

第3部 株式投資セミナー

第3部の内容は日本株の低位株を狙ったデイトレ・もしくはスイングトレードが主な内容でした。
というよりは、セミナー講師の自慢大会といった感じですかね。低位株の過去のチャートを映し出されて、株価が収斂している時に仕込んで一気に10倍以上に跳ね上がったというような、セミナーなのか、中年男性の武勇伝なのかよくわからない内容をご教示いただきました。それでも彼のセミナーが一番人気で、セミナー参加者の中には信者とも言えるような方が一番多かったように見受けられます。

そして最後はお決まりの物販のコーナーですね。無料で参加させてるんだから、主催者側も頑張ってもとを取らないと!参加者が多かったので長蛇の列ができていました。怪しげなデイトレ用のソフトウェアとかが万単位の金額で販売されていました。

ちなみに私たちは、それには目もくれずに友人とそのビルを後にして中華街に夕食を食べに行きました。デザートの杏仁豆腐がとても美味しかったです。

投資セミナーなんて無意味。時間もお金も有効活用しよう。

投資セミナーって異様な雰囲気ですよね。それぞれの講師に信者とも言えるような顧客がいて、有料セミナーにも参加しているベテランもいるのだそうです。

セミナー参加者のベテランって(笑)とは思いましたが、結局はそれが真理なのでしょう。
投資セミナーに参加しているうちは、あなたは投資で成功しません。セミナーで聞いた銘柄を売買してたまたま儲かったとしても、それはあなたの意志ではなく、結局は誰かに言われた取引を実践しているだけに過ぎません。そしてビギナーズラックで儲かって、それを信じてしまったが最後。セミナー参加料や物販、メルマガ登録(今の時代だと有料オンラインサロン)などでどんどんお金を浪費してしまうことになるのです。

彼ら講師陣にとっては、自身の投資そのものが儲かっているかどうかは関係ないのです。なぜなら、セミナーに参加し続ける信者が自分の投資資金をいつだって用意してくれるのですから。

無料セミナーだからといって参加したものの、こんなことなら一日中、中華街で食べ歩きでもしていた方が有意義だったなと感じた夏の日の出来事でした。

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