明暗分かれたGとA

決算
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米国を代表する巨大企業『GAFA』を構成するアルファベット(GOOGL)とアマゾン・ドット・コム(AMZN)が揃って25日の午後に4-6月期の決算発表を行いました。

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売上高の成長率は好調

両社とも成長が加速しており、アマゾン・ドット・コムは売上高が634億ドルと前年同期比20%の増加を見せた上にアナリスト予想の625億ドルを超えてきた上に、増収率も前期の16%を上回った。 また、アルファベットは売上高が389億ドルと前年同期比19%増加し、こちらも前期の17%を上回るという好決算でした。

両社の利益は明暗分かれる

しかし、利益率の面では両社は明暗が分かれ、アマゾン・ドット・コムの営業利益は31億ドルと前年同期比わずか3%の伸びにとどまり、営業利益率は4.9%と過去最高となった前期の7.4%から大幅に低下した。また、アマゾン・ドット・コムは利益率の低下によりアナリストが事前に予想していた1株当たり利益(EPS)5.56を下回るEPS5.22という結果になった。 対して、アルファベットの営業利益は前年同期の調整後利益から13%増の92億ドルとなり、営業利益率は29%となった。

対して、アルファベットの営業利益は前年同期の調整後利益から13%増の92億ドルとなり、営業利益率は29%となった。 これらの結果を踏まえて決算発表後にアルファベット株は9%の急伸をし、一方でアマゾン・ドット・コム株は2%下落した。時間外取引(PTS)でアルファベット株は上昇、アマゾン・ドット・コムは下落している。

アルファベットは成長に疑念を持たれ、アマゾン・ドット・コムは成長を期待されていた

この反応は両社の期待度の違いによって生まれている。アルファベットは前回の1-3月期決算で中核となる広告事業の減速が投資家たちに嫌疑され、最高値となる1,300ドル目前から一時1,040ドルあたりまで売り込まれ、1か月で20%の下落を経験したことになります。一方のアマゾン・ドット・コムも市場全体の悪化に伴い株価が10%以上の下落を見せる場面もありましたが、市場が楽観的になると、また株価は右肩上がりに復活し、アマゾン・ドット・コムの年初来のリターンは31.42%(7/25現在)となっており、アルファベットの年初来リターン9.32%(7/25現在)と比較してかなり期待されていることが伺えます。

そもそも、この2社の間にはPERで大きな乖離があり、アルファベットのPERが26倍なのに対してアマゾン・ドット・コムのPERは99.53倍です。アルファベットのPERは大手生活必需品企業のPERよりも低く評価されている一方でアマゾン・ドット・コムのPERは100倍近く、いかに期待先行型となっているかがよくわかります。

どちらかと言えばアルファベットに投資冥利アリ?

私がこの2社のどちらかに投資をしなければならないと言うのであればやはりアルファベットに投資したいと感じます。どちらも私の生活には欠かせない企業ですがそれでもアマゾン・ドット・コムは評価が高すぎます。そもそも、両社はITセクターとひとくくりになっていますが、アルファベットはグーグルやYouTubeを有する広告業アマゾン・ドット・コムの中核は小売業と、どちらも景気に影響を受けやすい事業内容です。 これからリセッションを迎えるという中でアマゾン・ドット・コムのPER100倍は私のリスクコントロールの範囲外です。

また、両社とも未だに配当金を払っていないことも投資を躊躇する理由の1つです。さらにアルファベットは今回の決算発表でクラスCの自社株買い枠250億ドルの設定をした一方で、アマゾン・ドット・コムは自社株買いにも消極的です。両社ともそろそろ株主還元を考慮しても良いのではないか?と考えているため、やはりアルファベットの方が優先して投資したいと感じます。

アマゾン・ドット・コムはこれからも成長性だけで投資家期待に応えられるか

アマゾン・ドット・コムの強みは今や小売業のみならず、クラウドコンピューティング事業にも表れています。同社のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は年間売上高が今や300億ドルの大台を突破し、米国国防総省のデータ管理にもAWSが利用される可能性が濃厚です。ちなみに現在ライバルとして争っているのはクラウド事業で2位に付けるマイクロソフト(MSFT)のAzureで、アルファベット傘下のグーグルのクラウドプラットフォームは次点の3位となっております。しかし、売上高は80億ドルと上位2社からは大きく離されている状況です。こういった面からみればアマゾン・ドット・コムはこれからも大きな成長性で投資家の期待に応えてくれそうですが、すでに巨大な帝国と化したアマゾン・ドット・コムが今後も同じくらいの成長性を継続することが出来るのか?というのは疑問です。

まとめ

私は両社とも投資をしていないですが、両社とも成長余地はまだまだある優良企業ではあると思います。ただし、近々リセッションが起こりうる昨今、余剰資金を全てこの2社に投資するといった行動をとった場合、思わぬ大けがをしかねません。株価が下がったタイミングで少しずつ投資をするのがベターなのかなと思います。

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