どうして利下げすると株価が上がるのか?

投資実務
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ここ最近、米国株市場が非常に好調ですが、その理由の一つはFRBによる利下げが期待されているということです。すでに市場には織り込まれている利下げですが、今月末には利下げが行われるであろうという理由で株価がここまで上昇してきました。逆に利下げ確率が下がると株価は下落するというように利下げと株価はぴったりと相関性を見せています。では、なぜ利下げすると株価が上がるのでしょうか?

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利回りが下がると現金や債券を保有するメリットが薄れる

まず、第一に利下げがされるということは、米国の金利が下がるということです。金利が下がれば現金を保有していても大した金利はつかないですし、逆に低金利でお金を借りることができるため、投資活動が活発になります。そこで人々は低金利でお金を借りて、企業に投資をしたり不動産を購入したりするのです。金利が下がっているときにわざわざお金を貯め込んでいては、お金持ちにはなれません。FRBも資金の循環が良くなることを期待して利下げを行なっているのですから、利下げが実施されると株価が上昇するというのは必然なんですよね。

利回りが下がることで、株の期待リターンが下がるため、株価は上昇する

2つ目に考えられるのは、利下げがされるということは株の期待リターンが下がるということです。そもそも株のリターンとは何でしょうか?米国株は平均して7%程度のリターンを上げてきましたが、その株のリターンを詳しく見てみると以下の数式で表すことができます。

株のリターン=ノーリスク資産の収益率+リスクプレミアム

リスクプレミアムと言うのは、リスクのある資産の期待収益率からノーリスク資産の収益率を引いたものです。簡単な例で言うと、株のリターンが5%で国債の利回りが同じ5%なら、投資家は株に投資せずとも国債に投資します。国債の利回りが5%ある時なら株のリターンは8%くらいないと投資冥利がありません。その株の期待リターン8%と国債利回りの5%の差である3%がリスクプレミアムと呼ばれるものです。

つまり、ノーリスク資産の収益率が5%から2%に下がれば、株のリターンが8%から5%に下がることになります。また、株のリターンは次の数式でも表すことができます。

株のリターン=1/PER

この式に当てはめると株の期待リターンが8%なら株のPERは12.5倍ですが、株の期待リターンが5%ならPERは20倍となります。仮に株の期待リターンが3%ならPERは33倍となります。つまり、株の期待リターンが下がれば下がるほど、株の高PERが正当化されることになります。高PERが正当化されると言うことは、株価の上昇余地が発生すると言うことになり、株価は上昇していくのです。

とは言え、低金利はバブルを引き起こす要因となるため、いずれどこかで利上げをする必要はあります。そうした時に投資家の株へのリスク許容度が一気に下がり、株価は暴落するのです。
長期投資を前提とすれば、利下げ局面も利上げ局面も何度も経験することになるでしょう。そういった状況で一喜一憂するのではなく、企業の実績をしっかりと見極めて投資し続けることが成功の鍵と言えるのではないでしょうか。

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