【JT】JT(2914)株は株式投資初心者の入門銘柄なのか?

投資の考え方
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最近、経済誌や株式特集などの雑誌、ネットニュースのコラムなどで、

『まずは配当利回りの高いJT株から投資を始めましょう』

と言った論調の主張をよく拝見します。確かにJTの配当利回りは5.85%(7/5現在)と、高配当利回りと言われるだけのことはある水準だと思います。ですが、JT株は投資初心者にオススメできる銘柄なのでしょうか?

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JT株はこの3年で株価が半値となっている

まず始めに気にかかるのは、JT株がこの3年で株価が半値にまで下落しているという事実です。

まあ、これは仕方ないです。タバコ銘柄というのは、事あるごとに槍玉に挙げられ、株価が下落してきた過去があります。逆に株価が都度暴落するからこそ配当利回りが高いとも言えます。米国株投資家にも支持されている三大タバコ銘柄であるPM、MO、BTIもそれぞれこの5年以内に株価が半値近くまで下げている事がわかります。

JTも株価の値動き自体には問題ないのですが、『好景気の中でも株価が半減する』という事実を果たして株式投資初心者が受け入れられるのか?というのが疑問です。

投資を始めようと思ってせっせと貯めた50万円を全額JT株に投資して、1年後に25万円になっていたら、投資初心者は耐えられないんじゃないかな…と思う次第です。この期間に受け取れる配当は税引前で3万円弱です。もちろん、1年でこれだけマイナスになることはないかもしれませんが、初心者が下落に耐えかねてJT株を売却し、2度と株式市場に戻ってこないというのが最悪のシナリオですよね。少なくともタバコ株はボラティリティの高い銘柄であるという認識は持っておいたほうが良いでしょう。

タバコ株へ資金を投じるリスクを認識してますか?

次に、これから投資を始めようという層が仮に20代として、節約してコツコツ貯めたなけなしの50万円をどこに投資するか考えている状態だとします。

節約してコツコツ貯金に励む20代はまず間違いなく喫煙習慣がないと言っても良いでしょう。私の周りでもタバコ銘柄に投資している投資家の全員が非喫煙者です。ちなみに私も非喫煙者で、ただの一本もタバコを吸ったことはありません。個別株に投資をするなら、投資先の情報は最低限でも理解しておく必要があります。喫煙習慣のない方がタバコ会社の将来がどうなるか?人々のタバコへの依存度はどの程度か?果たしてわかるでしょうか。

JTは他のタバコ銘柄と同様にタバコ以外の事業にも進出しています。主たるものは冷凍食品などの加工食品事業でしょうか。確かにこれは本業のタバコ事業が衰退している一方で収益の柱となるかもしれません。しかし、食品事業自体がそもそもそれほど収益性の高い事業と言う訳ではなく、食品加工事業を主力事業としている企業もパッとしないことから、正直タバコ事業ほどのメリットはないよね。と言う意見です。

大株主は「日本」

最後に、JTの大株主は「日本政府」であり、発行済株式のおよそ4割を日本政府関係が所有しています。これが三大タバコ銘柄のPM、MO、BTIとの一番の違いで、最も大きな問題点です。
米国ではタバコの広告すら規制がかかっており、政府がタバコ株の買付を行うなどと言うことは断じてありえません。一方でJTの大株主は「日本政府」なのです。


たまに、『日本政府が大株主だからこそ安心』と言う意見も見受けられますが、果たしてそうでしょうか?逆に考えてください。JT株は日本政府が4割もの株を所有して、買い支えた状態で株価は半値まで下落していることになります。今後、政府が仮にJT株を市場に売却しだしたとしたら、JT株は悲惨なほど暴落する可能性があります。
実際、過去にも政府は日本郵政(6178)、ゆうちょ銀行(7182)、かんぽ生命(7181)の株式を大量に売却しており、これらの3銘柄は上場以来、最高値を更新しておりません。

これらの理由から、JT株は決して株式投資初心者向けの銘柄とは言えないことがわかります。日本政府がいつJT株を売却しだすか不明なことから、もしタバコ株に投資をしたいのであれば、JT株ではなく、三大タバコ銘柄のPM、MO、BTIへ投資をする方が長期投資を前提とすれば、賢明と言えるでしょう。

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