【悲報】不振のRIZAPグループ(2928)、株主総会は荒れず。役目を果たさない日本の株主総会

投資の考え方
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2019年3月期の業績が当初予測から大幅に悪化したトレーニングジム大手で、札証アンビシャスに上場しているRIZAP(ライザップ)グループが22日、東京都内で株主総会を開いた。 RIZAPは、M&A(企業合併・買収)した子会社の業績が振るわず、19年3月期(国際会計基準)で159億円の黒字を見込んでいた純損益が結果、193億円の赤字(前年は90億円の黒字)に一転した。にも関わらず、予想された経営陣への厳しい質問はほとんどなし。瀬戸社長への励ましの声や、応援する声が大半だった。元カルビーCEOで「プロ経営者」の松本晃氏がこの日で退任することについても、残留を求める動議が出されるなど、惜しむ声が相次いだ。

RIZAPはご存知の通り、パーソナルトレーニングジム『RIZAP』の運営をしている企業ですが、積極的なM&Aが裏目に出て成長に陰りが見え始めている。株価もピーク時の1500円付近から約85%の下落と、完全に以前の勢いを失ってしまっている。

もともと159億円の黒字を予想していたのが193億円の赤字だったというのは、明らかに予想値が甘すぎたと言わざるを得ません。今回の決算を受けて、以前から噂されていた札証アンビシャスから東証一部への鞍替えも遠のいてしまったことでしょう。さらには業績が悪いという理由で配当金まで無配に転落。RIZAPの株主はこれはさぞお怒りだろうと思い、蓋を開けてみたところ、全く平穏無事な株主総会だったとのこと。それどころか業績不振で退任する松本氏へ残留を求める始末。日本の株主総会は正直言って機能していないと言わざるを得ません。本来であれば役員全員が糾弾され、外部から新しいCEOが招集されてもおかしくない状況です。退任する松本晃取締役が、「今なら少し軌道修正すれば、成長軌道に戻れる」と指摘する通り、今こそ株主が一丸となって『モノ言う』べき時なのです。

日本の株主は投資している自分の会社に対して『無関心』であることが多いです。私が勤めている会社も先日株主総会がありましたが、予定していた時間の半分以下の時間で終了しました。業績は良好で非難を受ける点がないと言うのも大きいかとは思いますが、それ以上に株主からの質問が少ないんです。今後の展望などに関しても何の質問もない。これは『無関心』以外の何者でもありません。日本ではよく『モノ言う株主』と言われますが、株主とは本来『モノ言う』存在なのです。米国では、例えば業績好調のバークシャーハサウェイ(BRK)の株主総会では、株主の質疑応答の時間だけで時に5時間にも及ぶそうで、会長であるウォーレンバフェット氏に対して、お小遣いでバークシャーハサウェイの株を数株だけ購入したと言う7歳の株主が堂々と質問をすると言う場面もあるのです。株主は企業の所有者です。意見を言う権利があるにも関わらずそれを放棄して、機能していないのが日本企業なのです。応援するのは大いに結構ですが、間違えた応援の仕方は経営陣をつけあがらせ、業績不振の長期化の引き金になりかねません。配当金が無配になったと言うのに文句の一つも出ない日本の株主総会はハッキリ言って開く意味がないです。株主総会も、あなたの所有する企業の経費を使って開催しているのですから、質問しないとただの無駄遣いと言えるでしょう。日本株の株主は、もっと株主であると言う自覚を持つべきです。

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