豊臣秀吉も騙された複利のチカラ

投資の考え方
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むかしむかし、あるところに曽呂利新左衛門という男がいました。
この男は大層とんちの利く男で話が面白く、時の権力者、太閤・豊臣秀吉のお話相手として重用されていました。ある日、秀吉は新左衛門に「何か褒美をやろう。なにが欲しい?」と尋ねました。

すると、新左衛門は秀吉にこう答えました。
「今はこれと言って欲しいものはございませんが、殿下のお気持ちを無碍にすることもできません。何が良いかと考えましたところ、今日は米1粒、翌日には倍の2粒、その翌日には更に倍の4粒と、日ごとに倍の量の米を一か月間(30日)頂くと言うのはいかがでしょうか」

秀吉は「なんと欲のない男だ。それくらいは容易い」と言い新左衛門の要望を快諾しました。

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毎日、『倍になる』という恐ろしさ

さて、その後どうなったでしょうか?
現代ではExcelを使えば簡単に計算できるので、1日目から30日目まで、秀吉が新左衛門に支払う米粒の数を計算してみました。

日数褒美の米粒の数
11
22
34
48

25 16,777,216
2633,554,432
2767,108,864
28134,217,728
29268,435,456
30536,870,912

初日はたった1粒だったのに、毎日倍に増やしていくと30日目にはなんと5億3,687万912粒!!(そもそも誰が数えるんでしょうね…)

これは、重さに換算するとおよそ10トン以上になります。

秀吉も途中で事の重大さに気づき、新左衛門に謝って別の褒美を与えたそうです。

複利のチカラは凄まじい威力

さて、この逸話から学べることは、『複利』のチカラの偉大さです。

かの有名な天才科学者アルベルト・アインシュタインも

『数学における最も偉大な発見は複利である』

という名言を残しています。

さすがにこの逸話のように毎日倍になる、日利100%などという利回りはありえませんが、たとえ、年間平均ではたった6~7%しか成長しないとしても、複利で成長し続けることは大変大きな力になります。

長期投資で複利のチカラを上手く活用しよう

米国株の平均成長率である年率6.8%で複利運用することができれば、初年度の10万円は30年後には67万3,855円になります。

もちろん初年度が100万円であれば673万円以上、1,000万円以上であれば6,738万円以上になります。

ですが、我々は初めから多額の投資資金を用意することはできませんし、多額の資金があっても一度に購入すると高値掴みしてしまう恐れがあります。高値掴みをして暴落時に狼狽売りするようでは、複利のチカラにあやかることはできません。最も大切なのは、長期間市場に居続けるということです。

まとめ

複利のチカラは偉大!個人投資家が取るべき投資スタイルは右肩上がりの米国株市場に長期的にコツコツ投資をし続けるというシンプルなものです。

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