日本人の運用アレルギーは確定拠出年金(DC)にも表れていた

投資の考え方
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みなさんがお勤めの会社には、企業型確定拠出年金(DC)という制度はございますでしょうか?企業型確定拠出年金(DC)とは、簡単に説明すると退職金を払う代わりに会社が毎月一定額の資金を拠出するので、自分で選んだ金融商品で運用してね。というものです。つまりは、将来の退職金の運用を自分で行なっていることになります。とは言え、以前の記事でも取り上げたように、あまり良い商品が揃っていないという点で私は全く乗り気になれず、会社が拠出してくれる金額のみまだまともな金融商品を毎月積み立てているのですが、ここでも日本人の運用アレルギーが表れてるなと感じました。

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元本保証型の商品が全体の4割!債券を含めると約半分が『将来』への備えとしては不安

企業型確定拠出年金(DC)の3月末時点の運用実績のレポートが先日手元に届きました。その一部にその証券会社で扱っている商品の実績割合のグラフが記載されていたのですが、それがこちらです。

なんと驚くべきことに、全体の41.7%は元本保証型の商品が選ばれていることになります。
まあ、顧客が私が勤めているIT企業のように20代、30代中心の企業ではなく、定年間際の50代、60代の方も加入しているだろうことを考えると、元本保証型があながち間違いとは言えないかもしれません。と言っても、さすがに全体の4割というのは多すぎませんかね…元本保証というのは元本を保証してくれる代わりに、利回りは0.01%程度です。とてもじゃないですが、インフレに対応できないため、本当に『将来』への備えとして運用するのであれば、完全に不十分です。
現在40代以下の方であれば、絶対に元本保証型の商品を選択するのはオススメできません。日本で30年間デフレが続いていたのは、完全に異常なのですから、これからはインフレが進むことを前提としてお金のことを考えてください。
債券も同様に、インフレ程度には利回りが取れるかもしれませんが、ご自身が定年を迎える頃に、今と同程度の社会保障があるという保証がない以上、医療費の高騰などインフレ以外の要因による支出の増加も考慮に入れておく必要があります。
しかも、これらの商品は債券型というローリスクローリターンにも関わらず、信託報酬が年間1%と、信託報酬が高額すぎて、リターンはかなり押し下げられるだろうという点も覚悟をしておく必要があります。

真面目にコツコツ貯金をする良い人が損をする時代

同級生のB君は昔から真面目で成績も良く、とても優しいので友達も多かったです。彼のご両親も揃って公務員で彼が生まれた時から将来のためにとコツコツ貯金をしてくれていたそうです。その貯金は大学進学時にほとんど使い切ってしまいましたが、B君も現在は地方公務員として真面目に働き、少ない給料をやりくりして毎月5万円を貯金して、ある程度貯まったら定期預金に預けて満期を迎えたらまた貯まった貯金と一緒に定期預金へ預けるということを繰り返しているそうです。きちんと親の意志を継いでコツコツ貯金をすることが趣味となっているようです。ですが、現在の定期預金の金利はどれくらいですかね?全く興味がなくて存じ上げないのですが、元本保証型の商品と同じく0.01%くらいでしょうか。
だとすると、B君の現在の資産額は容易に計算することができます。何と言っても、勤続年数×年間60万円の貯金ですから、ほぼイコールになるはずです。仮に5年間、貯金をした場合と、S&P 500に投資をし続けた場合で比較をしてみます。ちなみに、過去5年間のS&P500(VOO)のリターンは11.16%です。

定期預金

S&P500(VOO)

ご覧いただければ一目瞭然だと思いますが、わずか5年間の運用期間で100万円弱のリターンの差が出ていることがお分かりいただけます。確かに、たまたまこの5年間がS&P500および株式市場が好調だったことは否めませんし、そもそも5年間という短期間で投資リターンを判断すべきではないです。しかし、たった5年でコツコツ貯金をしているB君は100万円損をしていることになります。5年間の元金合計が300万円であることから考えると、33%の機会損失を被っていることになります。しかも、これからどんどんその差は歴然と開いていくこととなります。真面目にコツコツ貯金をしているだけでは結果的に損をしてしまいます。

本気で将来に備えるつもりなら株式投資一択

株式投資は皆が平等に経済成長の恩恵を享受できる資本主義が生み出した素晴らしい仕組みです。日本はともかく、世界的に見れば、これから先も人口は増加し、経済は成長をし続けることが確実ですので、本気で将来に備えるというのであれば、株式投資をするというのがリスクを取っているようで最も安全な策と言えるのです。将来の退職のタイミングにも影響されますが、せっかく企業が拠出してくれる確定拠出年金(DC)なのですから、きちんと運用されることをオススメします。末尾にはなりますが、私の確定拠出年金(DC)のポートフォリオも載せておきます。

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