インドの成長から見る、日本経済が復活するために必要なこと

雑記
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神秘の国、インド。皆さんはインドと聞いて何を思い浮かべますでしょうか。

恐らくですが、大半の方の頭にまず浮かぶのは「カレー」ではないかと思います。日本人にとってはカレーの国というイメージの強いインドですが、ここ数十年で目覚ましい成長を見せている国の一つです。インドのGDP成長率は7-8%で日本が1%台であることを考えると、遠くない将来、日本はGDPでインドにも抜き去られることは確実です。インドがどうしてこれほどの成長を遂げることができているのか見てみたいと思います。

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インドは中国に次ぐ人口を持つ大国、経済成長に人口増加は不可欠

最新の世界の国別人口ランキングでは、中国が13.8億人で1位となっており、インドは中国に次ぐ13.3億人で第2位となっています。第3位の米国が3.2億人であることを考えると、上位2か国の人口がずば抜けて多いことが分かります。さらに、中国が2015年頃まで一人っ子政策で人口削減策を導入していたことから、あと数年以内にインドの人口は中国を超えて世界一となるだろうと見られています。日本でも労働者人口を海外から受け入れる体制を整えたり、少子化対策を早急に進める必要があります。またそれだけでなく、日本には依然ブラック企業が蔓延っており、それが少子化の一因ではないかと考えます。ブラック企業が低賃金や劣悪な環境で労働者を働かせている限り、安心して子供を作れる環境にもなりませんし、せっかくの海外からの労働者も皆逃げていくでしょう。日本の人口増加のためには、まずブラック企業の排斥が必須といえます。

インドの躍進はIT産業の賜物

インドの主要産業はほんの20年ほど前までは綿花でした。今でも主要産業の1つではありますが、インドで成長が著しいセクターはIT産業です。インドでは紀元前より3000年もの間カースト制度と呼ばれる身分制度が根付いており、1950年に表向きは撤廃されたものの、およそ3000年間続いた慣習がわずか70年で変わるはずもなく、今でも差別は残っています。カースト制度では、その階級によって職業が分類されておりました。ですが、2000年代に突如現れたIT産業は、カースト制度で縛ることのできない職業であり、階級に関わらず優秀な人材がIT産業を目指したことからインドでIT産業が目覚ましい躍進をしている要因と言われています。マイクロソフト(MSFT)のCEOサティア・ナデラやアルファベット(GOOGL)参加のグーグルのCEOサンダー・ピチャイ、アドビシステムズ(ADBE)のCEOシャンタヌ・ナラヤンは全員インド人です。近年、成長が著しい中国、米国、インドは全てIT産業による成長の恩恵を受けていると言えます。日本のように、未だに自動車産業や銀行業が牽引しているようでは成長率が鈍化してしまうのも無理はありません。近頃は小学校からプログラミングの授業を取り入れたり、自ら考える力を評価するようになったりしているようですが、根本的に日本の教育現場が優秀な労働者を育成する機関である限りドラスティックな変化は見込めないのではないかと考えています。諸外国のように優秀な人材は飛び級をさせたり、高校や大学も入学試験で足切りをするのではなく、進級や卒業試験のボーダーを上げることが効果的なのではないかと考えています。

インド人は英語が話せる

インドは1947年に独立するまで、およそ90年間英国の植民地でした。そのため、インドでは幸か不幸か英語が広まっていき、現在でもインドでは英語が通じます。
現在の世界の覇権国は言うまでもなく米国です。米国も元・英国の植民地だったため、公用語はもちろん英語ですから、英語が世界基軸の言語である以上、英語が話せるというだけで世界でビジネスを展開するには有利なのです。日本人ももっと真摯に英語教育に取り組まなければ、世界的な競争力はさらに衰えていくでしょう。

まとめ

結局、日本が復活するためには教育と労働環境の整備が最重要であると考えています。教育なんて社会人になったから無関係だと考えていてはいけません。社会人になってからが本当の教育ですので、自ら学ぶ姿勢を持ち続けなければなりませんし、労働環境についても、ブラック企業だと感じたらすぐにそこを辞めて新しい環境を探す努力をすべきです。極端な話、国民全員がブラック企業では仕事をしない!という思考に変われば、ブラック企業は人手不足で自然淘汰されます。20代の社会人経験が浅い間こそ、働きながら教育を受ける機会も転職の機会も大いにあると考えています。皆様の行動が将来の日本経済復活のカギであるとも言えるかもしれません。

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