日本人の平均年収はおよそ436万円と言われておりますが、中央値は350万円とも言われています。年収350万円だと、ボーナスの有無で変わりますが、大体手取りで20万円程度が相場ではないでしょうか。
毎月の手取りだけでは、どうしても生活が困難で、ボーナス目当てで家計を組んでいると言う人も少なくないはずで、給料だけでは月末にお金がない・・・なんて言う生活を毎月繰り返している人もたくさんいます。
投資をするためには、余剰資金を生み出してそれをもとに資産を買っていくと言うのが大前提。頭では分かっていても、なかなか実行できないのは、生活費だけでカツカツなんだよと言う声も聞こえてきそうです。
そんな月末にはお金がなくなってしまう方には是非読んでほしいコラムを発見しました。

給料の範囲内で生活ができずに、毎月のようにいっぱいいっぱいだと言う人は、一度慣れてしまった今の生活パターンを変えざるを得ません。収入の範囲内でどのようにやりくりするのが良いのか。と言うことについて記載されています。
まず、月末になってお金がないと言う人で、最も多いのが『なんとなく』手持ちのお金がなくなっていると言うパターンだそう。何に使っているわけでもなく贅沢をしているつもりもないのに、給料日前にはお金がなくなっているというケースが一番多いようです。
収入が高かろうが低かろうが、無計画にお金を使っていては当然、無くなってしまうのは当たり前です。こう言う場合は、1ヶ月と言う単位で使えるお金を決めてしまうから無計画になりがちなのです。
「なんとなく」パターンへの対策は、一定期間に使えるお金を決めることです。1カ月に自由に使えるお金が6万円あるとしたら、1週間を1万5,000円で生活することを考えてみましょう。決めた額以上、絶対使わないということを意識します。
1ヶ月と言うと、ちょっとそんな先まで想像できないです。と言う人も多いですが、1週間だけなら、なんとなくどう言う生活ルーティンになるかは想像できるのではないでしょうか。もちろん、突然お金が必要になることもありますが、その突然の出費に対する対策として収入の一部を置いておこうと言うのですから、まずは何事もなかった1週間を想定して、予算を決めて生活しましょう。
次に多いパターンが、収入に見合っていない「背伸び」した生活をしてしまうと言うものです。これは実は高収入の人にこそ多いのですが、収入が高くても資産がほとんど無いと言う人は大体これに当てはまります。
収入以上に贅沢な生活をしたいと言う欲求に苛まれてしまう人が多く、ブランド物を買い漁ったり、高級マンションに住んでみたりと言う出費の多い生活をしているから月末になればお金がないなんてことになりかねないのです。
そう言う人の場合は、自分が何にお金を使い過ぎているのか。と言うのを改めて検討する必要があります。家賃が高すぎるのであれば、引越しを検討してでも安い家賃のところに住むべきでしょうし、余計なものを買ってしまう癖があるのであれば、こちらも予算を決めておき、すでに手元にあるあまり使わないようなものは売却して現金化しておくのが良さそうです。
この浪費癖があるパターンが一番厄介で、理由が明らかなのに、本人の浪費癖のせいでなかなか改善できないと言う場合が多いです。多少は我慢も必要。と言う結論になってしまうでしょうね。
やりくり下手な最後のパターンは「後回し」。これはクレジットカード払いによる後払いでお金が一気になくなってしまうパターンですね。
お金がなくなってしまうとは言い方次第ですが、要はそれだけ知らない間にお金を使ってしまっていることが多いと言うことです。
クレジットカードは大変便利な代物ですが、きちんといくら使ったのか?と言うのを管理できない人にとっては諸刃の剣です。クレカを使うことは日々の生活をお得に過ごすこともできるため、基本的にはクレカ払いにすることを推奨していますが、管理下手な人にとっては、危険なものですから、一度現金払いに戻してみた方が良さそうですね。
お金が足りないと言うことは、収入が少なすぎるか、出費が多すぎるかのどちらかです。私も収入が少なかった頃は実家暮らしで出費を抑えて、当時から投資をコツコツ続けていました。
工夫次第で収入が低くてもなんとかやりくりすることは可能です。収入の中から、真っ先に貯金や投資に回すお金を除外してしまうと言うのも一つの手だと思います。
先に余剰資金をとっておいて、残ったお金で生活すると決めれば、それで十分生活できるように慣れていくものだと思います。
毎月お金が無くなるんです・・・と言う人は、その人の普段の暮らしぶりに問題があることが多いです。お金が足りないと嘆く前に、やりくりできない理由を見つけ、対策を取っていくことが重要だと言えるでしょう。