【悲報】2,000万円の退職金があっという間に溶けていく・・・その理由は○○でした。

マネー論
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定年が近くなると、「老後はどう生活するべきか考えたい」「自分たちは問題なくやっていける状況なのかを知りたい」と、家計相談にいらっしゃる方が増えるものです。

私も以前、FPとして家計の相談を受けた方々の中には、50代後半の方もかなり多かったです。老後のライフプランニングに興味があるという人はかなり多いのではないでしょうか。

いつものようにネットサーフィンをしていると、ダイヤモンド・オンラインにたまに掲載されているコラムに大変興味深いものを発見しました。

退職金2000万円が爆速で減少!59歳「老後破綻予備軍」のローン爆弾
定年になれば、収入は減る――。そのことを理解していても、その分支出を減らすことができていない人は少なくありません。支出が減らないまま、年金生活へと突入し、老後資金を急速に減らしてしまう人もいます。

定年後は収入が減ることをなんとなく理解していても年を取ったら今よりも確実に出費は減るだろうとたかを括っている人もかなり多いのではないでしょうか?

ですが、この記事に登場する方々を見ていると、どうもそういう訳にもいかないようです。実際、老後には子供にかかる出費は減ることになると思いますが、同時に時間も持て余すようになるために、新しく見つけた趣味にお金を使うことになるかもしれません。

また、子供にお金がかからなくなったとしても、孫ができたとすれば、溺愛するあまり孫に大金を投じてしまうという人たちもたくさん見てきました。

彼らがそれでとても幸せそうなので野暮なことは言いませんが、家計のこととなればシビアな話をせざるを得ません。毎月の支出と収入を比較していくと赤字家計となってしまっていることは往々にしてあるのです。

また、それ以上に重くのしかかるのは、現役時代と同額の支払いが必要となってくる『住宅ローン』の残債部分です。マイホームを購入した人の中でも、老後にはローンが完済されているという方も多いでしょうし、多少であれば働けるという声も聞こえるかもしれません。

ですが、例えば仮に40歳でマイホームを購入した場合、35年ローンを組めば75歳まで返済義務を負うことになります。もしくは75歳までローンを組む許可が下りない場合も往々にしてあるために、子供や孫の世代にまで多大な迷惑をかけてしまうというケースもあるのです。

【超絶悲報】24歳女性の結婚が絶望的に・・・その驚きの理由とは?
今月中旬に、『お悩み掲示板』に掲載されたとある相談内容がネット上で話題を呼んでいます。相談を持ちかけたのは、40代後半のバツイチ男性。前妻との間に現在24歳になる娘がいる状態で6年前に再婚。新しい妻との間に5、3、2歳の子...

子供に迷惑はかけられないと息巻く人たちも、現実問題は厳しい状況のようです。

今回の記事に登場するBさんは、現在59歳。

56歳で役職定年と同時に、退職金の一部を受け取りました。退職金の総額は約4000万円。自分なりに老後の暮らし方を考え、2000万円を一時金として受け取り、残る2000万円を65歳から20年間、年金として受け取ることにしました。

記事の中にあるように、退職一時金として3年前に2,000万円を受け取ったばかりのようです。役職定年後にも仕事を続けているようですが、月収は定年前の手取り70万円から50万円へ減少。老後であれば50万円あれば十分過ぎるようにも思いますが、56歳の時に一時金として受け取った2,000万円は現在300万円まで目減りしているという。

その理由は、40代で組んだ「住宅ローン」にあるとのこと。毎月の返済額17万円に加え、ボーナス払いで年間約40万円、定年退職後も住宅ローンの支払いで年間244万円もの支出が発生しているのである。

また、固定資産税や修繕費など、その他の出費に関しても以前から貯蓄を切り崩して支払いをしていたということで、その出費が今の家計を圧迫しているということです。

住宅ローンの完済は70歳ということですから、あと10年以上はこのような家計状態が続くということです。

ですが、それでも住宅ローンを差し引いてなお、毎月の手取り収入が30万円ほどとなりますので、夫婦二人で生活していくにはそれなりの生活を送ることが可能だと思うのですが、今までの生活の中で自然に身についていた贅沢な暮らしが忘れられないというのが現状なのでしょう。

まして、これから先は退職金で何千万円単位の一時金が期待できるような企業はそれほど多くはないでしょう。すでに『標準的な』サラリーマン像は崩壊していると言えるのです。

【朗報】老後に『1億円』が必要でも普通のサラリーマンなら大丈夫!
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また、生活費を抑えるという手法の他にも、残り10年間の住宅ローンの『借り換え』を検討するという手も十分に考えられる対策と言えるのではないでしょうか。

今から20年ほど前の住宅ローン金利は3%台前後でしたので、おそらく借り換えを検討するだけで手数料以上の削減効果が得られるのではないかと思います。

住宅ローンも、借りた時点で70歳までローン返済が続くということが分かっているのですから、本音を言えば40代でローンを組んだ時点で返済計画に基づいてライフプランを組み立てておく必要があったと言えるのではないでしょうか。

老後も月々50万円の収入を得ることができるのであれば、夫婦2人で生活していくには十分過ぎる収入だと私は思います。赤字家計の責任は何も住宅ローンだけにあるのでは無く、日々の浪費癖の積み重ねによるもの、単純に無駄遣いの多い体制にあるのではないかと私は思います。

当ブログでは何度も申し上げておりますが、いかに高収入だとしても、その収入の全てを使い切るような生活をしている限り、お金持ちになることは永遠に無理なのです。

収入の全てを使い切らず、一部でも取っておくことで初めて、経済的な自立をしたと言うことができる訳です。

2,000万円もの退職金をわずか3年で300万円まで溶かしてしまった根本的な原因は、高額の住宅ローンだけではなく、そのような無計画なローンを組んでしまう彼らのお金に対する認識の甘さ。浪費癖にこそあるのではないかと私は思います。

逆に言えばそれさえ直せば、明日にでも彼らは収入の範囲で満足のいく生活を送ることができる蓄財優等生と変化するでしょう。老後がいつまで続くのかは見当もつかないような時代になってまいりました。

もしかしたら100歳近くまで生きてしまうかもしれないと言う『リスク』に備えて、50代の今からでも資産を形成すると言う思考回路を身につけたほうが良いのかもしれませんね。

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