【バフェット銘柄】クラフト・ハインツ(KHC)一段安!保有銘柄からのアラートを見抜く方法

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昨日、クラフト・ハインツ(KHC)が前日比マイナス6.59%と一段安となりました。 クラフト・ハインツ(KHC)はすでに2017年の高値から株価が70%の下落しておりますが、この暴落の要因は先日発覚した不正会計によるものであるのはご存知の通りです。

さて、そんなクラフト・ハインツ(KHC)の不正会計ですが、事前に見抜くことはできなかったのでしょうか?後出しジャンケンになってしまいますが、私は見抜くことは可能だったと考えます。その理由がこちら。

FY17まで純利益は順調に成長しているにも関わらず、営業CFが一気に悪化しているのがわかります。『Profit is opinion,Cash is fact(利益は意見、現金は事実)』と言われるようにP/Lの数字というのは意外と客観的な意見で、ある程度は操作可能です。(やりすぎるとそれこそ不正会計になりますが)一方で、キャッシュフローは現金の流れですので、そこに意見を介入させる余地はありません。とはいえ、すべての財務諸表は連動しているものですので、クラフト・ハインツ(KHC)のC/FもP/Lを元に作られたということになります。では、営業C/Fの中身を見てみれば何かわかるでしょうか?

2017年度営業C/F(単位:百万ドル) (Morningstar.comより)

ざっくりと見ていくと減価償却費は不審なところはありません。減価償却費は費用ですが、現金が出ていかない項目なのでキャッシュフローではプラスとなります。繰延法人税がマイナス64億ドルとなっていますが、これはトランプ大統領による税制改革の影響で特別利益が生じたからです。2016年度と比較して2017年度の純利益が大幅に増加している要因は税制改革による特別利益が大きな要因ですので、とくに不自然ではない。次に運転資本の増減がマイナス33億ドルこれは主に売掛金が大幅に増加しており、債権が現金化できていないことを表します。売上高が横ばいなのに売掛金が増加しているというのは債権回収が滞っているという場合もありますが、売掛金は不正会計の温床となりやすいので少し怪しいかなと感じ取れます。最後にその他のマイナス16億ドルですが、その他とまとめましたがなかなか怪しいです。その他のほとんどを占めるのが年金基金への拠出15億ドルです。クラフト・ハインツ(KHC)は業績改善のために異常なほどのコストカットを敢行していたところです。そんな中で年金基金へ15億ドルの拠出?米国は好景気で年金基金の運用成績も恐らく悪くはないであろうこのご時世に15億ドル(当時のレートに換算すると日本円にして1,698億円)も追加で拠出した理由はよくわからないですよね。これはちょっと怪しいな…などと読み取ることができます。確信は持てなくても、なーんか怪しい。そういうアラートが2017年度の決算からは見て取れます。
皆さんもご自身の保有銘柄がいつもと違う決算の動きを見せたら、その時だけでも注意深く中身を見てみることをおススメします。

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